久瀬 恭介(くぜ きょうすけ)26歳。
20歳の時に社会人としての重圧に敗北した彼は、それから6年間ニートとして自堕落な日々を過ごしていた。
現実の非情な秩序に立ち止まり、流れに取り残されるように引きこもる。
辛いことから逃げ、夢を失い、
何のために生きているのか分からない。
それでも世の中は様々な責務を突きつけてくる。
「異世界転生……本当にそんなものがあるなら、俺は変われるんだ」
あるはずがないものを妄想をして、強く現実逃避をする毎日。
そんなある日、突然の強い睡魔に襲われた恭介に謎の声が響く。
「……おい……嘘だろ? こいつ、生き返ったのか?」
混乱する恭介をよそに、周りはざわめきに包まれる。
やっとの思いで目を開けると、そこは見慣れた自分の部屋ではなかった。
石レンガに囲まれた薄暗い牢獄。人の形をした巨大な狼。
異形の世界が目に映り、頭に過ったのはネット小説で読んだ異世界転移の物語。
理解できない現状に困惑が頭を支配する。
強く異世界転生を願ったからなのか、恭介は本当に異世界へ来てしまったのだ。
貴族達による審議の末、恭介は大監獄ベルバーグに収監されることとなる。
そこは数多の種族が混濁し、毎日のように争いが勃発する最悪の牢獄。
そんな監獄で生き抜く唯一の希望は、突然身につけた転生恩恵【理解力】であった。
数々の降り注ぐ災難に、恭介はこの異世界で生きぬくことができるのだろうか。
恭介の一風変わった異世界生活は、のちに異世界を大きく変えていくのであった。
※この作品はカクヨムにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-31 20:18:09
172186文字
会話率:35%
ブラックアウトと地震により、大きな質量変動(質量による重力異常)が発生し、時空を超えてしまい謎の大陸と地続きになってしまった日本の物語です。
なにと戦うのか、資源はあるのか、帰れる可能性は・・・
転移した世界は2つの大きな国と不思議
な神話が多い世界。
しかも日本と大地が繋がり戦闘に発展してしまったドーザ大陸。覇権主義のスルホン帝国との攻防戦。
現代兵器対中世兵器の戦闘。自衛隊も葛藤があり現地で迫害を受けている亜種族も救いながら日本は戦い抜く。各大陸を調査して海底ガス田や自噴油田などの資源を回収して転移以前の水準をなんとか保てる程の資源を確保できたのだが、食料は自給率を上げてはいるが、不足が続いている。
そんな時、地球を半周した先の大きな国と交渉。この農業国では戦争の為に疲弊はしているが、戦争を終わらせると農業生産国として輸入もできると、日本は有効関係が築けるのだろうか。
自衛隊の武器兵器が沢山でできます。多少無理もあるのですが、まあ楽しんでお読みいただければ幸いです。また、時代が進み新兵器も無理のない様に開発しています。
追加:ハイエルフが活躍し、覇権主義を掲げるスルホン帝国に対して日本は制裁法案を可決します。
これにより「戦闘国家」が生まれ、日本の技術力を駆使した戦闘が行われます。
アトラム王国の冒険者が日本に来て、日本から冒険を再スタートさせます。これも好評ですよ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-17 18:11:05
1342684文字
会話率:44%
修学旅行中のバスが転落事故で異世界に!転移世界で目覚めた主人公は「友との再会・元世界へ戻る道」を求めて旅に歩み出すが……
全7章完結予定の長編ファンタジーです。修学旅行中のバスが転落事故で異世界へ……主人公たちが転移世界を旅するオーソドッ
クス展開の物語ですが書き手も楽しく読み返しつつ、現在第4章執筆中の1話5分程度の作品です。
※本業繁忙期に入り執筆スピード低下のため、しばらく週1話更新となっています。
市立南町中学校3年生は卒業前の『思い出作り』を楽しみにしつつ修学旅行出発の日を迎えた。
しかし、賀川篤樹(かがわあつき)が乗る3年2組の観光バスが交通事故に遭い数十mの崖から転落してしまう。
車外に投げ出された篤樹は事故現場の崖下ではなく見たことも無い森に囲まれた草原で意識を取り戻した。
助けを求めて叫ぶ篤樹の前に現れたのは『腐れトロル』と呼ばれる怪物。明らかな殺意をもって追いかけて来る腐れトロルから逃れるために森の中へと駆け込んだ篤樹……しかしついに追い詰められ絶対絶命のピンチを迎えた時、エシャーと名乗る少女に助けられる。
特徴的な尖った耳を持つエシャーは『ルエルフ』と呼ばれるエルフ亜種族の少女であり、彼女達の村は外界と隔絶された別空間に存在する事を教えられる。
『ルー』と呼ばれる古代魔法と『カギジュ』と呼ばれる人造魔法、そして『サーガ』と呼ばれる魔物が存在する異世界に迷い込んだことを知った篤樹は、エシャーと共にルエルフ村を出ることに。
外界で出会った『王室文化法暦省』のエリート職員エルグレド、エルフ族の女性レイラという心強い協力者に助けられ、篤樹は元の世界に戻るための道を探す旅を始める。
中学3年生の自分が持っている知識や常識・情報では理解出来ない異世界の旅の中、ここに『飛ばされて来た』のは自分一人だけではない事を知った篤樹は、他の同級生達との再会に期待を寄せるが……
筆者推奨の作品イメージ歌<乃木坂46『夜明けまで強がらなくていい』>を聴きながら映像化イメージを膨らませつつお読み下さい!
※本作品は「カクヨム」「エブリスタ」「アルファポリス」にも投稿しています。各サイト読者様の励ましを糧に現在第4章を鋭意執筆中です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-15 20:30:51
2111609文字
会話率:51%
2000年問題を間近に控えつつも、のっぴきならない困難に襲われる僕。そんな僕を救ってくれたのは、猫に化けた女神だった。
女神の力を借りてなんとか困難を逃れようとして、異世界っぽい世界に連れてかれた……と思ったら、ここは1000年後の未来だっ
た。
中世風の建物、モンスター、ギルド、亜種族、魔法とファンタジー要素満載にもかかわらず、ここが1000年後の未来と言われて困惑する僕。
口下手で人見知りの僕だけど、神様の時間を操る時間を譲り受けて元の世界に戻ろうとするのだが……。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-13 17:00:00
117569文字
会話率:38%
四人の女神が詩で創造したとされる異世界「クラ・フ・ファーゼ」。
その『原初の詩』を求めて、亜種族・呼珠(ズゥフ)である海琳(ハイリン)は故郷の精霊の森から旅立つ。
最終更新:2022-02-07 13:19:54
10010文字
会話率:22%
異世界転生小説の書籍を読みながら帰宅している途中に
トラックに轢かれた主人公は異世界で過ごすというありふれたもの。
ただ主人公はガチで人外大好き社会人だったのです。
最終更新:2019-04-02 18:43:55
62401文字
会話率:24%
魔物、魔人、竜、亜種族などがいる中で、人間だけは魔法を使えない世界。
しかし稀に一人だけ、魔法を使える人間が生まれていた。必ず女であることから、その存在は「魔女」と呼ばれる。
力を求める人間と、人間を取り巻く力ある者達、そして魔女。
歴史上
、魔女は悲惨な運命を辿っていたがーーー
師匠と二人暮らしのこみちは、自分が魔女だとわかっていながらも、のんびり暮らす今の環境が好きだった。
山で薬草や食料を採り、麓の町で売りながら生計を立てる毎日。
ある日麓の町に寄った帰りに美しい美女、ウズと出会った。
泥まみれの彼女を介抱し、暗くなる前に山を降りようとしたが、そこで闇の者と複数のオークと遭遇する。
ウズを守りながらもオーク達を倒すことができたが、自分が魔女であることがウズに知られてしまう。
師匠と交わした約束のために、こみちは一人で旅を出ることになった。
師匠と離れる不安、新しい出来事への期待。
ぐちゃぐちゃになった気持ちを抱きながら、こみちは旅に出る。
のんびり暮らしたいだけなのに。
どうしてこうなっちゃたんだろう。
ーーーそして逃れられない運命を歩み始める。
*あらすじ少し修正しました
ちょいちょい変えるかもしれません(汗折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-05-16 21:18:15
15304文字
会話率:26%
様々な種族が暮らす世界-クレセリアード。
三つの大陸で構成されたこの世界は七つの大国によってバランスを保たれてきた。
狐人、龍人(竜人)、虎人がそれぞれ治める3つの国。
人間、魔族がそれぞれ治める2つの国。
精霊が治める国。
そし
て、種族差別のない現在玉座が空席の新規国。
他国との交流に対して鎖国的な狐人の国…アリオクレイア
比較的種問わず友好的な龍人(竜人)の国…メラジーン
自然豊かで資源も豊富な実力主義の虎人の治める獣人国家…ミザルイス
種族差別が強く人間至上主義な人間の国…ドゥーベスタ
常に闇に包まれ、魔物が徘徊する魔の国…ベネトシュラ
この世とは違う理の中で動く妖精と精霊の国…メグレスフィ
王が不在の出来たばかりの新規国…フェクロード
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以前のクレセリアードは突如現れた“災厄の王”と呼ばれる存在により世界のバランスが崩れていた。
それにより国同士の争いが続き、生きるもの達は絶望に囚わたものも多く、破滅へと着実に進んでいた。
しかし、約十二年前ある青年が現れたことでそれが食い止められた。
その男は英雄と呼ばれていた。
しかし、男は途中で姿を消した。
英雄という肩書きを捨て、自分の存在まで捨て、消えてしまったのだ。
それでも、世界の厄介ごとは平穏に静かに暮らしていたかった男をまた表舞台に出すことになる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-07-16 20:12:20
40573文字
会話率:41%
高坂大樹(こうさか だいき)はビル倒壊に遭遇し、同じく遭遇した
青澄虹愛(あおずみ にな)を体を張って助けるが命を落としてしまう
死んだ大樹は、空港ターミナルビルの様な場所で世界の管理者を名乗る少女に、記憶持ったまま異世界転生させられる其
処で待っていたのは魔法と亜種族と
機械が混在する世界それだけでも驚きなのにTS転生で新しい名前は「虹愛」
名づけられる。この話は大樹こと虹愛が異世界<テラス>古代ギリシャ語で奇跡と名の付く惑星で夢のような奇跡を体験する物語である折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-10-23 17:11:28
2954文字
会話率:49%
高校を卒業した其の日に両親と祖父母を交通事故で亡くし、天涯孤独となった鷲塚躯櫓鵜【ワシヅカ クロウ】《本編ではクロウと表記》は執拗に虐めやパワハラを受け続けていた為、現実社会に嫌気が指していた。既に日常行為と化している、上司からの嫌がらせで
残業していた時、何かを勘違いした空に浮かぶ謎の少女と出会うことになる。鷲塚躯櫓鵜は其処で現実に別れを告げて異世界へと旅立つのであった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-09-08 06:00:00
570555文字
会話率:43%
サルディアーナ大陸。
それは世界の中心に位置し、綺麗な円形をしている。東西南北で地形ががらりと変わるのが特徴で、それはそれぞれの方角を司る神が故だと言われている。
東は緑溢れる豊穣の土地。司る神の名はミーラシェリュシュ。
西は嵐止
まぬ風乱の土地。司る神の名はオディーシャネルク。
南は灼熱の日差し降り注ぐ炎熱の土地。司る神の名はヘイルレイオーン。
北は全てが凍りつく氷結の土地。司る神の名はフリスーリア。
その特色は大陸の中心部から見て、その方角へと近づくほどに強く濃くなってゆく。そして離れるほどに弱く薄くなっていく。
現在世界は大陸の中心部で国々が栄えていた。あまりに神の力に染まった土地は、凡夫の存在を許さず、国という集団を形成するのを苦としているからだった。
基本となる人、獣者、水鬼、エルフ、龍、悪魔の6種族に、それに連なる数多の亜種族たちが住まい、それぞれに時を刻んでいた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-03-01 20:26:19
8469文字
会話率:44%