夜。とある小さな居酒屋の暖簾をくぐった一人の男。
店内をチラッと見渡すと客は男性が一人だけ。どうやらもう営業終了の時間のよう。彼のその予想は当たり、従業員の女が彼に向かって「あ、すみませんお客さん。ラストオーダーで!」と、明るく声をかけ
た。
彼は微笑み頷くと適当な席へ座り、メニュー表を眺める。
「……うっし、これにしよ。すみま、ん?」
と、手を上げようとした時、ふと視線に気づいた。それは離れた席に座るもう一人の客の男からのもの。
「……あの、なにか?」
「ああ、いや、別に……」
「そうすっか……あ、先、注文ですか? どうぞ」
「いい、いや、いいんで! どうぞ!」
「そ、そうすっか……」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-23 11:00:00
2698文字
会話率:85%
転校で親しくなった少年は一生の親友と思われたが…
現代の人間社会が生み出した負の副産物。
最終更新:2023-01-07 08:00:00
1155文字
会話率:54%
そのスープがラストオーダーです
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最終更新:2021-05-09 23:00:00
205文字
会話率:0%
ホテル・ベイ……全国顧客満足度No.1、2030年ワールドホテルガイド五つ星獲得という華々しい業績を上げている日本最高峰のホテル。
このホテルの中にある三つ星レストラン『エデン』で、主人公である八意 実は料理長として働いていた。
あ
る日のディナー営業のラストオーダーの時間になったとき、エデンにウェイター曰くかなり変わった服を召したお客様が来たらしい。
その人は料理を頼むことはせず、ただ主人公の八意 実に置き手紙を残して消えた。
そして残された置き手紙には、八意 実への宛名と共に英語で「Invitation」……日本語訳すると招待状と書かれている。
いざその置き手紙を開封してみると、中には複雑な魔法陣が描かれた紙が同封してあった。
それを見てただの悪戯だと判断し、置き手紙をくしゃくしゃに丸めて捨てようとしたとき……実は運悪く紙の縁で指を切ってしまう。
その傷から流れ出した血がたまたま、描かれた魔法陣にポタリと垂れた時……彼の足元に紙に描かれた魔法陣と全く同じものが現れ、そこから溢れだした光が彼を飲み込んだ。
これは右も左もわからない異世界に転移してしまった彼が料理の腕一本で生きていく物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-01 20:00:00
440057文字
会話率:59%
【君にこの物語で何が起きているのか理解できるか!?】ある男はフリーマーケットにて怪しい露天商の男から一眼レフカメラを受け取る。
男は初めてそのカメラで撮影して以来、どんどん写真撮影にのめり込んでゆき、ついにはネットで人気の写真家になるが、
カメラには少し奇妙な性質があった…
あの一眼レフカメラで撮ったSDカードの中にある奇妙なファイルはどんな意味を持つのか、そして露天商の動機はなんだったのか。意味がわかると少し怖いかもしれない作品。
セルバンテスにも投稿する可能性があります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-08-06 22:04:08
6857文字
会話率:32%
この作品は、拙作『ラストオーダーは、うらめしや』および『ファーストバイトは、甘噛みで』の続編になります。
最初に、ネタバレを含む前二作の基本設定・主な登場人物・あらすじからスタートしますので、前作・前々作をまだ読まれていない方は、どうか
そちらを先にお読みいただきますよう、お願いいたします。
今作は、前二作からある程度独立した作品として読めるよう努めますが、一部登場人物は引き続き登場します。尚、作品中の傀儡師や魔界に関する記述は、基本的にフィクションです。また、今作から登場するクトゥルフ神話に関する解釈は、わたしの勝手な独断と偏見によるものです。
それでは、以下に、ネタバレない程度の前二作のあらすじをご紹介します。
【『ラストオーダー~』のあらすじ】
売れない腹話術師の半井風太には、裏の稼業があった。式神のほむら丸とみずち姫の協力で、亡霊・妖怪・魔物などがひしめく魔界に関するトラブルを解決する、傀儡師としての仕事である。ある日、友人の広崎の勤めるホテルを訪れた風太は、幽霊騒ぎの依頼を引き受けることになったが、その背後には……。
【『ファーストバイト~』のあらすじ】
大阪のグループホテルを研修のために訪れた広崎たちは、大阪のスタッフである錦戸の案内で大阪城を見学することとなった。だが、途中で広崎が高熱を出し、また、足の痛みを訴えたため、一旦、ホテルに引き返す。広崎の熱が下がらず困っているところへ風太が現れ、広崎を魔界の影響から隔離する。しかし、このままでは広崎が結界から出られないため、風太が今回の事件の原因を調べるうち、戦国時代末期のある人物が……。
*三日目ごとの18時20分ごろ更新します。(奇数話と偶数話で並行してストーリーが進みます)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-01-28 18:20:28
83323文字
会話率:47%
この作品は、拙作『ラストオーダーは、うらめしや』の続編となります。最初に、ネタバレを含む前作の基本設定・主な登場人物・あらすじからスタートしますので、未読の方はよろしければ前作を先にお読みいただければ幸いです。以下に、ネタバレない程度のあら
すじをご紹介します。
あらすじ:売れない腹話術師の半井風太には、裏の稼業があった。式神のほむら丸とみずち姫の協力で、亡霊・妖怪・魔物などがひしめく魔界に関するトラブルを解決する、傀儡師としての仕事である。友人の広崎の勤めるホテルを訪れた風太は、急遽依頼を受けることになったが……。
(作品中の傀儡師や魔界に関する記述は、基本的にフィクションです)
*三日目ごとの18時20分ごろ更新します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-09-18 18:00:00
46488文字
会話率:48%
売れない腹話術師半井風太には、裏の稼業があった。式神のほむら丸とみずち姫の助けを借りて怪奇現象を解決する、傀儡師としての仕事である。ある日、友人の招きで地方都市を訪れた風太に、ほむら丸は、宿泊するホテルに怪しい気配を感じたと告げる……
*
作品中に登場する傀儡師・魔界などに関する記述は、すべてフィクションです。
*三日目ごとに更新します。(18時20分ごろ)
(この作品は、数年前、ファンタジーノベル大賞に応募したものです。二次選考で落ちた後、何度か書き直しましたが、なかなか納得が行かず、眠らせていました。今回、全面的に改稿しますが、更新はゆっくりめでスタートしますので、長い目で見てください)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-07-05 18:00:00
48054文字
会話率:52%
個人が有する能力によって人生が決まる世界。
主人公である龍ヶ崎連斗は「ラストオーダー」という、ただ名前しかなく、それがどんな能力かもわからない。
それ故、学園では「落ちこぼれ」と蔑まれていた。
そして、悪友の友人二人と覗きをしていたの
が、ばれてしまい退学処分に。
免れる方法はただ一つ、学園最強の聖騎士軍団、ラグナロクを倒すことだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-07-22 00:19:03
3265文字
会話率:40%
これは単なる試作です。
最終更新:2015-07-18 01:28:22
1391文字
会話率:50%
田守優子は私の親友。自作自演のお題に基づくお話です。
最終更新:2014-10-08 23:03:27
200文字
会話率:20%
とある国の王子、ある日、ひょんなことから、大変なことに…。
最終更新:2009-06-16 17:50:03
2064文字
会話率:43%