私はジュリア・カラファ。子爵家令嬢だが9人兄弟の8人目、4女。もともと田舎貧乏子爵家なこと輪をかけて、5人も娘が居たら私までは当然持参金なんて持たせてもらえるはずもないので、結婚するなら平民としないとという家庭背景だけれど、これと言った出会
いもなかったし気がついたら24歳(行き遅れ)になっていた。
貧乏だったので就活をするかと一年発起して、魔力についても改めて調べてもらったところ珍しい癒やしの属性だったためそれならばと、自領の首都でポーションを作る魔女に弟子入りしたのはもう3年前。魔女の弟子になって、癒やしの力をうまく使うための力の制御の仕方や、活用した薬剤づくり、日常生活に溶け込む品物を作ったり、素材の勉強をしたり。毎日があっという間に過ぎていく。
魔力はへなちょこですぐに魔力切れを起こすので、自分で研究する中で宮廷魔術師のフランチェスコとハイマジックポーションの研究をすることになって…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-16 03:44:32
16523文字
会話率:51%
私が以前スピーチした内容を改めて文字に起こしてみた。書いてる本人もあまり深く考えていないので、あまり深く考えないで読んでみて欲しいです。
最終更新:2021-06-02 14:41:05
1569文字
会話率:0%
男は小説家だった。さらにいうと、売れない小説家だった。もっというと、あまり面白くない売れない小説家だった――だが、男はそのことに気づかない。
ある日、男は小説(正確には、数百枚の紙屑)を完成させる。傑作だと確信する彼は、さっそくそれを人
に読んでもらう。しかし、そのことごとくが、彼の作品を否定するものでしかない。彼は自作を理解する存在を求めて、東奔西走するのだが……
(14/4/21~14/4/21)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-17 00:00:00
2818文字
会話率:10%
生まれついてのノーテンキ。
きわめて、ご陽気にすぎた思考回路。
そのような気質をたぶんに含む、恐れ知らずの少年。
彼はふと気づくと、この世の魔境。阿鼻叫喚なる縮図。
強大なるモンスターがはびこる、大森林のなかで目覚めた。
たと
えるのならば、
五里霧中のまっただなか。
自身のおかれている状況など、ちっとも理解できぬまま。
崇高なる覇道を。
ノーテンキにすぎた珍道中を、ほのぼのと、ひた走りはじめる。
ひいては、ケタ外れた保有魔力量など。
多種多様なる勘違いの、産物。
御業により、悪鬼羅刹どもを恭順させては、しだいに一大勢力を築きあげていく。
やがて、そう遠くないのちの世で、
権威ある歴史書に、このように記されることとなった。
暴の権化たる忌み子の王、と。
この物語りは、主人公もその他も、ひとしく勘違いをしていきます。
シリアスはときおり、あります。
ですが基本的には、血なまぐさい展開とはなりません。
様々な勘違い、スレ違いにより、
ほのぼのと進行していく物語り、となっております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-08-06 07:12:52
444412文字
会話率:8%
父子家庭の少女の所属する文芸部に、栃木からの若者が来た。彼はパルジファルの末裔、小鳥たちからフランチェスコの伝説を教えられて育った。彼が打たれても耐え続けるのはなんのためなのか。
最終更新:2018-02-04 20:08:11
40617文字
会話率:54%