丈一が目を開けるとそこは異世界アスタナだった。
広場の中央にあるのは虹色のキューブ。どうやら、こいつに指名されたモンスターを今から殺しに行くらしい。与えられた能力は二つ。
【怜悧な直感 C】、【名前を失った刀 B】。モンスターを倒せばポ
イントを得られる。キューブは報酬を提示した。
100点報酬
死者を復活させる。
新しい力を得る。
元の世界に戻る。
【倫理の盾 C】、【光輪 A】、【パソコン E】、そして【勇者 A】。与えられた能力は人によってさまざまだ。ミッションの参加者は命がけでモンスターを討伐する。あるものは元の世界に戻るため、あるものは死者を蘇らせるため。そして、あるものは新しい力を得るために100点を目指す。
交差する運命の中で、神からチートをもらったわけではない丈一はこの世界を生き延びていく。丈一の異常性は死と隣り合わせの世界で鈍く光る。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-21 19:10:00
85722文字
会話率:51%
地球よりも遙かに文明の進んだ星からこの世界を破壊するためにやってくる謎の組織。
この世界を守るため彼らの世界の反勢力側から送られて来たキューブ型AIロボットが選んだのは、なんと現役女子高生!
正義感だけが取り柄の彼女にこの世界の命運は託され
た!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-20 10:58:31
3442文字
会話率:43%
特異な美術史を歩み、芸術家が何よりも力を持つ国、キューブ。
そんな彼ら芸術家の裏の顔は、機械人形を使役し国の平和を維持する協会のメンバーであった。
世界最高峰の若手画家、八月朔日統香は機械人形の一宮と共に、今日も平和維持のため煙草を吸
う。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-18 23:07:08
17435文字
会話率:31%
自称普通の高校生レイ。その姉的存在のアイラ。
そして忍者かぶれの中学生シノブの三人は突然異世界へと転移してしまった。
しかも何故か高レベル状態で。
三人は協力しながら元の世界に帰る方法を探しつつ、異世界で生活を始める。
三人の存在は異世界の
人々に多大な影響を与えていくことになる。
そして一見好青年のレイだが、実はある秘密を抱えていて・・・
基本ほのぼの、時にシリアス、たまに危険な変態キャラが現れる、そんなストーリーです。
※2021年2月19日 PV30000突破しました!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-18 06:04:44
1684034文字
会話率:28%
かつて魔物達を率いて世界を恐怖に陥れた魔王。しかし、魔王は人々の希望である勇者によって討ち倒され、世界に平和が戻った。
それから500年の時が流れた。
勇者の仲間の一人である不老不死の魔女と呼ばれるネイティアースという魔術士は勇者が没した後
も世界平和のために国々で活躍していた。
世界一偉大な魔術士として名を連ねている彼女だったが、彼女の寿命が間もなく尽きようとしていた。期間は約1年。
そんな彼女は残りの時間を世界漫遊で面白可笑しく過ごそうと思い立った。
これは超ポジティブ思考な魔女が行く先々で人助けをしながら旅を楽しむ物語です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-11 07:15:18
111344文字
会話率:24%
この作品は転生したらスライムだった件の外伝にあたるものです。原作コミックス15巻の外伝(第65.5話)を読みましたが、非常に後味が悪かったため、その話に登場した騎士を救済するものです。原作の世界観、キャラのイメージを壊さないよう出来得る限り
配慮して作りました。
この作品は「N6316BN」の二次創作です。作者より許可を頂いています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-25 06:14:05
176953文字
会話率:31%
ここは剣と魔法の世界 この世界の住人は皆生まれると同時に「スキル」を取得することができます。
そんな世界で生活するスキルのない少年「マノン」
元勇者のすこし偉そうな自我のある剣「勇剣スメラギ」
この物語はそんな1人の英雄にあこがれる無力な少
年と英雄になりながら堕落してしまった1振りの剣がともに歩み成長し英雄になる物語です…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-16 10:00:00
216254文字
会話率:59%
まるでキューブな自己実現?
最終更新:2025-05-13 12:00:00
797文字
会話率:0%
目が覚めるとルービックキューブになっていた
昨日まで、俺、タカシはただの大学生
喋れない、でも意識はあるって、どういうこと!?
俺を拾ったのは、クールな高校生・悠真。
飛ばされた異世界での秩序を自ら回って守っていく。
最終更新:2025-04-24 18:00:00
14975文字
会話率:49%
「Rewrite Hearts Online」――それは、プレイヤーが仮想世界で自らの力を試し、仲間と共に冒険を繰り広げるオンラインゲーム。しかし、このゲームには他のゲームとは違った、誰もが持つことのできない“特別な力”が存在していた。
主人公のましろは、ある日突然このゲームにログインし、自分だけが使える“キューブ”という謎の能力を手に入れる。それは、物理法則を無視し、自由自在に操ることができる強力な力。しかし、キューブの力は彼女にしか扱えず、その力をうまく使うことができるのはましろだけだった。
ましろの親友であり、ゲームの中でも大切な仲間の陽菜は、剣術の使い手で、実力派プレイヤーだ。二人は互いに支え合いながら、ゲーム内の未知なる冒険に挑むこととなる。だが、次第にゲーム内で起きる不穏な現象や、仮想世界を支配する謎の存在が浮かび上がり、彼女たちはゲームの真実に迫ることになる。
それぞれの力を駆使して、二人は友情と信頼を深めながら、仮想世界で起こるさまざまな試練に立ち向かっていく。そして、次第に明らかになる、キューブの力が持つ真の意味と、それが引き起こす大きな運命とは――。
仮想世界での冒険が織り成す、心と絆を試す物語が今、始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-24 03:14:42
33728文字
会話率:43%
――“孤独”を抱えていたのは、ひとりだけじゃなかった。
ましろは、小さなころからずっと“ひとり”が当たり前だった。
誰かと話しても、いつもどこか会話がずれて、噛み合わない。
気づけば、自分を偽って笑うようになり、「ひとりでいる方が楽」と思
い込むようになる。
唯一心を許していた幼なじみとの別れで、心の奥にあった寂しさが膨れ上がり、現実世界に居場所をなくしていった。
そんな彼女を救ったのは、偶然出会ったVRゲーム《Rewrite Hearts Online》。
その世界で、“誰にも見られないキューブ”とともに、彼女はただ黙々と戦い続けていた。
一方、陽菜は、剣の道を強制された日々に生きていた。
期待と重圧の中で「強くなれ」と言われ続け、負けることも、泣くことすら許されない日々。
気づけば、剣は誰かの期待に応えるための道具となり、心はいつしか壊れかけていた。
でも、陽菜は折れなかった。戦うことをやめず、自分の手で“自由な強さ”を探すため、《Rewrite Hearts Online》の世界へ足を踏み入れた。
そこでは、誰の命令もない。自分で選び、自分で進む。そんな場所だった。
そして、ふたりは出会う。
最初はお互いの傷にも、心の闇にも気づかなかった。
でも、少しずつ言葉を交わし、戦いを共にする中で、ふたりは“同じ孤独”を抱えていたことを知る。
「ひとりで戦ってきたけど、もう…そうじゃなくていいんだ」
心を閉ざしていたましろ。
心を押し殺していた陽菜。
そんなふたりが出会い、少しずつ、心の空白を埋めていく。
この出会いが、やがて世界を変える絆になることを、ふたりはまだ知らない――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-21 05:24:50
2933文字
会話率:30%
冴えない男子高校生、六道紘一は、憧れのクラスメイトである水ノ内閑にベタな告白を実行する。
しかし、渾身の告白を有耶無耶にされた挙句彼女が饒舌に語り始めたのは、ルービックキューブを六面揃えるまでに掛かる時間を競い合う”スピードキューブ”につい
てだった。
思春期が故の打算や下心に走りながらも紘一は、途方も無い可能性と先人の叡智が秘められた立方体の世界にのめり込んでいく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-25 22:32:04
5230文字
会話率:46%
元ルービックキューブプレイヤーの少年、千里海音(せんり かいと)はある日、謎の金属で構成されたキューブを露店で手に入れる。
家に帰り、キューブを揃えた海音は、起動したキューブから出てきた「自身を天才AI」と称する少女、ホタルと出会う。
「
——マスターの認証を確認しました。改めまして、ホタルちゃんは人類存続の為のミッションを受けこの星に送還されました天才AIです!」
突如として知らされる人類滅亡の危機、そしてその正体とは。
海音とホタル、二人の出会いが人類存続の鍵となるのか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-25 12:00:00
38233文字
会話率:41%
連日世間を賑わす同時多発不審死のニュース。
SNSでは陰謀論や呪いや祟りなど様々な憶測が飛び交う。
警察の捜査も力及ばず、一向に進展の見えない事件に人々の関心が薄れ始めた頃、有名女優を含む男女7人が遺体となって発見された。
譜久村叶羽のク
ラスでも話題は亡くなった女優の件で持ちきりに。
彼女の夏目唯花、親友の宇陀川慶も事件に興味を示しながらも有る事無い事好き勝手に話すクラスメイトに対して不謹慎だと一喝する。
その日の夜、譜久村のスマホに宇陀川から連絡が入り唯花が亡くなったことを知る。
唯花を失い、絶望に暮れる譜久村が涙を拭って目を開くと見知らぬ部屋にワープしていた。
扉や窓の無い完全密室の空間には宇陀川とクラスメイトや担任教師など9人の姿が。
「今から夏目唯花を死に追い込んだ元凶を突き止める裁判を始める」
全面黒色のルービックキューブを手にした宇陀川から放たれた冷たい言葉。
どういう手段を使ったのかは不明だが、譜久村たち8人は容疑者として集められたらしい。
嘘を吐いたら罰が下る極限のデスゲームが幕を上げる。
そして、譜久村はキューブを巡る理不尽で残酷な運命に巻き込まれていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-17 16:17:29
4180文字
会話率:34%
空を切り取って甘いキューブを作る少女と、空を愛する研究者の少年。
そんな二人の、とある一日。
天野蒼空さんの企画、「第16回空色杯」500文字未満の部、参加作品です。
最終更新:2024-11-20 23:57:00
499文字
会話率:50%
卒業パーティで婚約破棄をしてきた王子には前世の記憶とやらがあったそうです。この婚約破棄もその記憶があったからこそやったと言いましたが、誰も彼に賛同しませんでした。
最終更新:2024-09-27 16:53:40
3343文字
会話率:62%
「守ります。あいつの悲しそうな顔、もう見たくないんです」
二〇三〇年に現れた、感情と力を持つ異形。彼ら異形は『死人(しびと)』と呼ばれ、捨てられた哀しみから命を宿し、深夜に生まれてくる。
強靭な力で襲い来る死人から人々を守るのは『マダー』
と呼ばれる主に十代の少年少女たち。
戦法は連想ゲーム。
立方体『キューブ』によって割り当てられた『文字』から連想し、想像したものすべてが現実に生み出せる。
死人の気持ちに寄り添い、哀しみを知ろうとする少女、相沢未来(あいざわ みく)。
幼なじみである土屋隆一郎(つちや りゅういちろう)は彼女の優しさと強さを尊敬し、同じ姿勢でマダーとして戦っている。
しかし彼女は倒すべき敵と同じ『碧眼』を持っていて……。
✤X(旧Twitter)では作中のイラストなどを載せています。いただきましたFAを眺めてデレデレしながら、許可があれば日々の宣伝にも使用させていただいています。たくさんの幸せなイラスト、本当にありがとうございます!
✤このお話は2024/05/26時点で200話以上あった『碧眼の彼女』を加筆修正して投稿しています。旧『碧眼の彼女』は2024/06/12に作者側のトラブルにより削除されており、現在はバックアップから拾い上げながら執筆しています。一日でも早く最新話まで漕ぎ着けられるように頑張りますので、何卒よろしくお願いいたします。
最後になりましたが、拙作に興味を持っていただきまことにありがとうございます。
どうぞ、碧眼の彼女、通称『碧カノ』の世界をお楽しみくださいませ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-27 08:26:34
859577文字
会話率:37%
近い未来、もしかしたら現実になるかもしれない話。全てのものが発展した世界、その裏側には衰退したものがある。衰退したものは哀しさから魂を宿して人間を襲うようになった。それらは死人と総称され、キューブを使い討伐する者をマダーと呼んだ。
増え続け
る死人 命を落とすマダー 今日会った人は明日はいないかもしれない。
これはそんな残酷な世界の最前線を走る運命に駆られた若き天才たちの話。
……という、さんれんぼくろが連載している『碧眼の彼女』の世界での、七夕の日の物語です。
本編とは全く関係のない番外編のような短編ですが、普段はあまり見られない隆一郎と未来の仲の良さを見ることができます。
ネタバレ要素なども一切無く、能力、世界観についても改めて説明を入れているので、本編を知らない方もお楽しみいただけるかと思います!
さあ、本日は七夕。皆さんはどうお過ごしになったでしょうか?この世界の彼らの七夕は、すこーし、現実世界とは違いますよ。
どうぞお楽しみに。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-07 23:54:03
4549文字
会話率:54%
崩壊した世界。
誰もいない荒れ果てた大地の中、唯一目覚めた人工生命体「ノア」は、記憶も感情も持たないまま、キューブ型の端末「エレア」と共に旅を続けている。
ノアが目覚めたのは、滅びた研究施設の地下深く。
その施設で、彼女はエレアから外の世
界についての知識を与えられる。かつて人類が築き上げた栄華も文明も、すべては崩れ去った後だった。
ノアは感情というものを知らない。
エレアに導かれるまま、荒廃した世界を無感情に進んでいく。
だが、エレアはただの端末ではない。かつてはノアにインストールされるはずの人格プログラムであり、今や彼女の旅を共にするパートナー。
二人はともに旅をしながら、崩壊後の世界で何を見つけるのかを探し続ける。
滅びた時代をさまよう二人の旅路。
その先には何が待ち受けているのか――ノアとエレアの無限の旅が今、始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-16 12:05:47
24434文字
会話率:35%
「行こう! 楽しくってしょうがない冒険へ!」
卵から生まれるクリーチャー、通称『エッチャー』。
魔法のような埒外の能力を使う彼らの強さや価値は、生まれてくる卵の大きさで決まり、孵化して最初に触れた者にしか懐かない。
さぁ、力を欲する者よ、
栄光を欲する者よ、伴侶を欲する者よ、金を欲する者よ、大きな卵を手にして見せよ。
人には許されぬ欲も、際限もない。あぁ、もっと大きな卵を手にして見せよ。
大いに争え。豪快に奪え。隣人をも騙し、命すら売買し、そのどれをも嫌うなら、己が手で人外大魔境を切り開け。
そうしていつかは手にして見せよ。
最も大きいとされる伝説の卵を、『ジャイアントエッグ』を手にして見せよ。
*新人賞応募用作品として企画していたものの、完成するまで公開しないとなるとムズムズするので連載します。
全七章を予定しており、最後までプロットは出来ていますが、書きながら随時修正していくつもりです。なので、「修正前と内容違くね?」「名前変わってね?」みたいなとこは、「お、頑張ってんな」と大目に見てください。
ゲームキューブの隠れた名作ゲーム『ジャイアントエッグ ~ビリー・ハッチャーの大冒険~』とは何の関係もありませんが、四人対戦モードが面白過ぎるので是非友達や家族とわちゃわちゃ遊んでみてください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-29 09:52:47
17715文字
会話率:49%
長かった古き戦乱の時代は終わり、永き平和と安息の時代を迎えた。
人類は進出した月を中継基地にし、果ての星々にまで住環境をととのえることに着々と成功し、みるみる発展、地球というヒトツの入れ物のナカにとらわれず今もなお広く栄えつづけている。
各国により結成された世界規模の軍隊、ガイア連合軍。
ハイアジアのとある工業地帯の訓練場で訓練機エッグゼロによる訓練は今日も行われている。
ガイア連合軍の盤石さを担う未来の若き卵たちが、ただただコックピットシートと握る操縦桿に汗を流していた。
そんな者たちと関係なく通うのは軍関係ではない、余計な息のかかっていない至ってフツウの学校。
2年1組在籍のミツル・ヤナギは学校の屋上でゲーム疲れの気晴らしにサボっていたところ、ズケズケとミツルのテリトリーに現れた……彼をよく知り気にかけるメガネの先生に珍しい月へのチケットを餌に、専門外の世界へと誘われてしまった。
今年で30周年を迎えるロボットゲーム以外は彼にとって、専門外。されどロボットを操ることには学校の授業をサボる余裕があるぐるいに他人より秀でている。
しかしリアルとゲームでは動かす物体のスケールが違う、はじめての経験に苦戦せど笑われど──スベテは月へのチケットのために……。
そんなマンネリ化していた彼の日常が新たな経験でもやもやと少しずつ変わりだすと、全く彼の知らないところで招いてもいない煙たい危機が不意に紛れ込んできた。
地球に突如現れたのはメタロールと呼ばれるガイア連合軍の軍機と全く異なるフォルムをした未確認未知のテクノロジーと武装を搭載した敵機であった。
この音もせず訪れた分からない悲惨な状況をクリアするため、現役高校生でフルVRゲーム電王のプレイヤーであるミツル・ヤナギは数奇な運命に託されたキューブ兵器Dreamerを起動した────────。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-23 02:10:41
9983文字
会話率:45%
知らない場所で目覚めたザジー。彼は自分に関する記憶を失っていた。
ザジーは、元勇者の研究者、女子高生姿の悪魔、機械神を名乗る金属のキューブと出会う。そのキューブはザジーにある契約を迫る。同時に街で出会った白いローブを羽織った男の助言により、
ザジーは短時間だが時間を止められる事を知る。
ザジーは仲間と共に記憶探しの冒険を始める。
これは、取り戻す物語、そして復讐の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-23 00:50:32
12620文字
会話率:35%
人間には生まれつき「ソウル」と呼ばれる呪力が存在している。
呪力とは、別名“負のエネルギー”と呼ばれる。
負のエネルギーは、魂の原型となるエネルギーの一種であり、“生物の持つ生命力として“、細胞の中に潜在する「物質」だった。
この
負のエネルギーは必ずしも“マイナスの感情”、つまり「悪」となる元のエネルギーを意味しているわけではない。
ただし負のエネルギーには、同じく人間の持つ“正のエネルギー”の流れを阻害してしまうほどの強さがあり、生命体としての形を維持するために、エネルギーを常に対流させられる「ルート」を構築する必要があった。
負のエネルギーを、外へと放出できる「ルート」を。
そうしなければ、内側からのエネルギーによって身を灼かれ、肉体の原型を留めることができなくなってしまうからだ。
だからこそ、「人」として生きていくためには、肉体と精神を切り離す必要があった。
『魂の契約』と呼ばれるそれは、自我が芽生えるとされる2歳前後の頃に行われる、”社会的義務”の1つだった。
その後、修行を積み、少しずつ負のエネルギーをコントロールできる技術を磨いていくことになり、「モンスター・テイマー」としてのステータスを築いていくことになる。
魂の契約によって、人間には“パートナー”と呼ばれる存在が生まれる。
「幻獣」と呼ばれるそれは、自分自身の分身であり、また、「可能性」そのものでもあった。
時には笑い、時には喧嘩し、人生を共にしていく「ソウルメイト」として歩んでいく彼らを、人々は『友』と呼ぶ。
4年に一度開催されるハンター試験に参加した、タマネギ村いちばんの天才モンスター・テイマー、サーシャ・シュヴァルツシルトも、自らのパートナーである「キューブ」を、“最高のモンスター”であると自称していて…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-08 08:38:02
2194文字
会話率:0%
転生先は、荒廃した東京だった。
旧東京駅にある、純白の立方体『キューブ』から魔物が出現し、世界は危機に瀕していた。主人公はレジスタンスの一員として『キューブ』攻略を目指すが、徐々に記憶を取り戻していく。なぜ自分は、『キューブ』の内部を知っ
ているのだろうか...折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-04 10:43:56
3526文字
会話率:48%