その未来世界は二十世紀のようだった。
人類は三度滅亡の危機に陥り、西暦も消え失せているというのに。以降二十世紀の水準を取り戻したが、経緯は判然としない。そして進歩は消え、技術も情報も人の流れも停止したかのような世界が完成した――
不
自然な停滞続く遠い未来、国樹多賀朗は日本を見限りアジアへと向かった。この時16歳。
四年後、何を思ったかインドで奴隷船襲撃に参加。捕まっていた自称天使の少年ゼスと出会い救出。地域のアンダーグラウンド勢力を敵に回した二人は、インド内陸へと逃げ込んだ。
過去インド、パキスタンが領土紛争を繰り広げたカシミール近く、正体不明の遺跡「蹉跌の塔」で発掘調査、遺物回収の仕事にありつくが人食い箱に邪魔されるなどトラブル続き。
蹉跌の塔での仕事を終えたその時、調査団でも見つけられなかった遺物を自称天使のゼスが発見。
更に調査団が回収を諦めた謎の人食い箱(外見は宝箱)を、ゼスが無理やりこじ開けようとする。
唖然とする国樹をよそに宝箱は開き、彼の運命もまた開く――
「透き通るような闇」とはなんなのか、世界の謎に挑む冒険ファンタジー。
「各章紹介」
・壱 蹉跌の塔で国樹、ゼスが謎の人食い箱と出会い、塔の謎に迫る
・弐 舞台は中央アジア、タジキスタンへ。回収したアンドロイド娘があまりに美人なので国樹暴走寸前。そして世界の謎を語り合う
・参 ゼスがまた謎の遺跡を発見。自称天使は天界に連れて行けとしつこく迫る。国樹は世界の謎に迫るため遺跡へと向かうが――
・肆 ドゥシャンベに戻った国樹を待っていたのは謎の鉄人だった。軍用機とアンドロイド、それぞれの思いが交錯する
・伍 国樹一行、世界の天井中央アジアを往く。アジア紀行、冒険の始まり
・陸 ヒマラヤを越え、目指すはインドシナ半島
「作品内容説明」
遠い未来を舞台にしたディストピアファンタジー
SFとミステリー要素がある、冒険物語です
トランスペアレントダーク(透き通る闇)
備考
・2013なろうコン一次通過。壱章で更新停止「弐」から再開
https://www.wtrpg9.com/novel/infome/043.html
・無断転載禁止
・この作品はフィクションです。実在の人物や団体などとは関係ありません
※著作権対策用のログ兼ねてます。海外のパクリサイト対策折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-13 22:02:09
318857文字
会話率:44%
異世界の英雄に転生してしまった冷蔵木太郎。親の仇を取るために、いざカシミール学院へ!のはずが、、、?
※総合の時間の雑談で生まれた作品&中学3年が書いているのでクオリティは期待しないでください
投稿した際はTwitterで告知します
最終更新:2021-06-21 19:23:26
21526文字
会話率:45%
『ナイツ&クラウン』のトッププレイヤーである荒牧渚は、フレンドの一人『不滅悪意<イモータル・マリス>』のカシミールⅡ世が、憧れの先輩で、お嬢様の樫宮ケイトであるということを知ってしまう。
そして先輩に誘われて、謎のVRゲーム『ラプ
ラスの庭』を一緒にプレイすることに。
「ゲーム内で死ぬと現実でも死ぬ」という噂だが……?
しかし、そんなことでは先輩のロールプレイは止まらなかった。
先輩は魔王で、僕はその半身らしい。
なんやかんやあって、宇宙人(美少女)やメイドさんを仲間に加えつつ。
廃墟と化した『ラプラスの庭』の世界を、僕たちは一緒に冒険する。
※※コメディ要素やや強め、趣味全開な感じで行きたいと思います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-01-05 20:17:01
111719文字
会話率:22%
十九世紀末のフランスに、とある人形工房があった。オーナーの名は、レオン・カシミール・ブリュ。彼はある日の夕刻、一人の少年を拾った。少年の思いと、少年の人形をめぐる、幻想小曲集。
――おまえが作りたいお人形は、一体どんなお人形なの。
――マカ
オンに大きな憧れを抱く、小さくて非力な人形を。生から死へ、死から生へ、偉大な旅するマカオンに、成りきれない無力さを。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-11-28 19:00:00
6482文字
会話率:47%
インドとパキスタンの国境付近、ラダックと呼ばれる場所。
ここで私はガイドとして、人を待っていた。
終わらぬ紛争地域、やって来た依頼主の彼は、この地で何かを探す。
今も続く国境争いの、そのただ中で。
最終更新:2016-07-18 22:41:42
6812文字
会話率:39%
なんでもできる王様を書いた童話作品です。
今まで小説は書いたことがありませんが王道の童話作品を目指して書いてみました。
拙い文章とは思いますがよろしくお願いします。
最終更新:2016-01-11 03:18:32
3050文字
会話率:0%
「順番なのでこうして喋っていますが、私の話は怖くありません。いえ、ちょっと不思議な出来事で、聞く人によっては怖いと感じるかも、です。ただ、私にはちっとも怖くないのです」
夏の夜、とある集まりで一人ずつ怪談を発表していた。
各々がとってお
きの恐怖体験や人から伝え聞いたという奇怪な話を語る中、次に順番の来た若い女性がそんな風に話し始めた。
注目されて照れながら彼女が語るのは、数年前に海外を長期間旅行した際の体験談だった。
旅行での日常が控えめな口調で話されてゆく。
彼女の言う「ちょっと不思議な出来事」とは何か、徐々に明かされていった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-08-05 13:52:57
4330文字
会話率:8%
※Pixiv公開済み※
第二次世界大戦の時代を生きた二人の少年。
空襲の真っ只中で家族の写真を握りしめ、息絶えたカシミールの悲惨な運命は、いつまでも僕の中に残り続ける。
最終更新:2013-07-07 08:09:33
7314文字
会話率:31%