コロナの緊急事態宣言が明けて、ようやく対面授業が始まった頃。
等速再生の眠く成る授業をスマホ片手に受けていた「俺」の仕事用携帯に突然の着信が。
発信者は先日死んだ店の客。発信者は彼女の妹だという。
あまりにしつこいので一度会って話すことに
した俺なのだが……
オレンジ文庫新人短編に落選小説折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-15 20:00:00
5904文字
会話率:64%
【連続殺人×無痛症の青年×異痛症の幼女】
無痛症の青年、ライヒェは痛みを知らない自分を『人間ではないもの』のように感じていた。そんな彼が公園で出会った少女、クランクハイトはライヒェと反対に、何かに触れると痛みが走る、異痛症のような病に悩ま
されていた。
対の痛みを抱えて、けれど似たような心の痛みを抱く二人は、互いの病に理解を示し友達になる。
そんな中、街ではクランと同じ年頃の子供が狙われた、小児連続殺人事件が起きていて……。
これは、いびつな二人が、希求した痛みを知る物語。
※集英社オレンジ文庫ノベル大賞・三次落選作です。
全23話が7/1中に時間を分けて投稿されます。23時前には完結予定です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-01 22:30:00
118183文字
会話率:41%
2024年度オレンジ文庫ノベル大賞・二次選考通過作品
東町の野良猫達を占めるボス猫のクロは、しばらく餌にありつけず、空腹になりながら住宅街を徘徊していました。
そんな中、クロは高校生の一樹と出会い、おにぎりを食べさせてもらって飢えを凌
ぐことができます。恩を感じたクロは、一樹に恩返しをするために、一樹の飼い猫になる決心をします。
飼い猫のニャン太郎として一樹について行ってみると、学校でクラスメートにいじめられていたり、女の子に片想いをしていたりと、何だか問題だらけなようで。そんな一樹を幸せにすべく、ニャン太郎が猫なりに奮闘します。
果たしてニャン太郎は一樹に恩返しをすることができるのでしょうか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-01 06:00:00
82084文字
会話率:37%
※第24回角川ルビー小説大賞、改稿後に2024年集英社オレンジ文庫ノベル大賞に応募。いずれも桜散り、今回掲載させていただきました。
※この物語はフィクションであり、実在の人物・団体とは一切関係ありません。
ブライダルコンサルタントを目指
す白夜と彼氏であるカメラマンの蒼波。女友達の朱音と腐れ縁の玄輝。時を超えて混じり合う、4つの数奇な人生のお話。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-21 00:00:00
70301文字
会話率:45%
鉄二の働く工場に新人バイト・水田が入ってきた。失踪した兄に似た雰囲気をもつ彼に反感をおぼえながらも、鉄二はある秘密から彼のことが気になって--灰色の町で生きる青年たちと、青々とした植物の物語。
集英社オレンジ文庫・第229回短編小説新人賞
「もう一歩の作品」です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-21 07:40:13
10174文字
会話率:53%
「未海が好きなの。ずっと前から」
ずっと憎んできた『学園の美少女』である幼馴染のひかりに、突如そう告げられた未海は、その好意を利用して彼女を陥しめることにしたのだが……。
闇属性腹黒主人公×光属性ヒロイン。歪んだ恋の結末は。
⚠︎一部
に同性愛者差別表現が含まれますが、これは筆者の思想とは異なります。
集英社オレンジ文庫第229回短編小説新人賞にて「もう一歩の作品」に選出いただきました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-19 19:20:00
9388文字
会話率:37%
ある王国における貴族(「聖家」と呼ばれる)の一つ、テルセ家の若き当主である主人公は、王国の最高研究機関「王立学院」に在籍し、学院の修了に向けて論考の執筆を進めていた。論考のテーマは、王国史における重要事件〈ポーテ・ジュールの反乱〉である。こ
れは、王国において最も有力な聖家であったプリア家が失墜し、現王の権威を増すきっかけとなった歴史的な事件であり、そして養父母が巻き込まれ亡くなった事件でもあった。事件の関係者から聞き取り調査を行ううち、王国の問題が浮き彫りとなっていく。
※集英社オレンジ文庫ノベル大賞に応募した作品です折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2023-06-07 18:00:00
95321文字
会話率:33%
2020.12.04 執筆開始
2020.12.25 完結
時は明治から大正時代にかけて。
島崎直哉こと、『僕』に降りかかる奇妙な出来事。そして、恋。
島崎藤村と志賀直哉、その他芥川龍之介など、様々な文豪をモデルに書き上げた作品です。
2021年、集英社オレンジ文庫にて、一次選考通過作品となります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-21 15:07:10
42703文字
会話率:30%
井川真琴が生まれたのは日本ではなくアメリカだった。両親共に日本人だった真琴だったが親の仕事の都合でアメリカで育った彼。そんな彼が小学生になった時、突然親の仕事先が日本へと移る事に。日本語が儘ならない中不安を抱えつつも日本の小学校へと転校す
る。担任が彼の事を紹介した途端にざわつく生徒達。それが自分への蔑みや嘲りなのではと杞憂に圧し潰されそうになったその時、クラスの一人がその喧騒を破るように立ち上がり突然歌い始める。その唄は真琴もよく知る聴き慣れた曲『きらきら星』だった。
それが真琴とその人物――松原蓮の出逢いだった。
その出来事がきっかけで次第に打ち解け親友へと絆を深めた二人。そんな彼らが中学進学を間近に控えたある日、二人の前にとある芸能事務所に勤めるという男が現れる。二人を歌番組に出させたいと申し出た彼に二人の気持ちも高揚し、親の快諾あって二人は揃って歌番組へ出演する事に。その出演を機に二人は同じ夢を掲げ、ある約束を交わす。
『もっと大きなステージで、もっと多くの人達を笑顔に』
一緒に並んで再び歌う事を誓い合う二人。暫く経ち、二人の元に芸能界入りを示唆する話が舞い込む。それは二人にとって願ってもない話だったがそこで二人の道は違える事となってしまう。
紆余曲折を経て高校生になった真琴は未だ約束を忘れる事はなかったが歌う事への楽しさを見出せずレコーディングも上手くいかない日々を送る。そんな折別の楽しみを見つけてしまった彼は次第に本業が疎かになり蓮との約束も消滅するかと思われた矢先、偶然にもデビューが決まった蓮と事務所で再会する。蓮はその頃の真琴が歌っていない事を指摘したが真琴はそれに反発し、その返答に交わした約束を無かった事にされたと結論付けた蓮は彼を責める訳でもなく蓮が真琴に背を向けた事で彼らの気持ちはすれ違ってしまう。
苦悩しながらも真琴は自分が本当は何をしたかったのかを再度思い直し蓮と思い描いた夢を共に叶えようと気持ちを新たにする。漸く夢が実現する一歩手前まで漕ぎ着け、やっと約束を果たせる時がすぐそこまで迫ったある日、衝撃的な現実が真琴を襲った。
大事なモノを全て失い、挫折と絶望を味わった真琴が最後に手にしたものは。そして、果たせなかった約束の行方は。
※この作品は2019年オレンジ文庫ノベル大賞第三次落選作品を一部修正したものになります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-06-27 01:34:00
107745文字
会話率:51%
平凡で代わり映えのしない毎日に、「生きていても仕方がない」と考えていた女子高校生がある日突然【死】を宣告される。余命幾許もないと告げられるが、もともと【生】への執着が薄かった彼女はただ冷静に言葉を受け止める。そんな時どういう巡り合わせか、
ある一人の不良男子高校生と偶然知り合い、成り行きで『上辺だけの恋人』として付き合う事になってしまう。
初めは彼の事を何とも思っていなかった彼女だが、二人で話をしていく内に段々彼に想いを寄せるようになる。その内感情を誤魔化し切れなくなった彼女は、自分は先が長くないと吐露して彼との決別を図る。それでも彼は最期まで彼女を愛する事を誓い、ジレンマと闘いながら彼女もそれを受け入れ、晴れて二人は本当の恋人同士になる。
だが普通の生活は長くは続かず、次第に深雪の身体を病魔が襲う。それまで漠然と死にたいと考えていた彼女が、実際に【死】に直面した事で生きる事の意味を改めて考え直していくようになる。彼との出逢いと触れ合いを通して、希望や不安、苦しみや哀しみ、喜びや楽しみを経験し、人生とは何かを思い直して生きていこうとする彼女。最期の時、「彼を好きになって良かった」と思いながら彼女の物語が終わりを告げる……かのように思われた。
物語は反転する。
彼女を支える彼との出逢いは、実は偶然ではなかった。
彼女と彼が公園で出逢うよりも、少し前。
両親を事故で失くし、引き取られた先で暴力を受け、学校でも虐められるという過去を持つ彼は、当時人生を諦めかけていた。そんな矢先彼女と巡り逢う。周りに蔑ろにされていた自分の存在に目を留め手を差し伸べてくれた彼女に再び生きる勇気を貰った彼は、自分の容姿を偽りながらも生きていく事を決心する。ある日偶然彼女を見掛ける事になった彼だが当時とは打って変わって生気のない様子の彼女。そんな彼女を目にし、今度は自分が助けたいと思うようになり彼女との接触を画策していく。彼女に嫌われる事も厭わず彼女の心に踏み込んでいく彼。漸く彼女の心の声を聞く事が出来た彼は「もう長くはない」というその衝撃の事実に頭を悩ませそれでも彼女を支えていく決断をする。
二人の出逢いがそれぞれの運命を変える。
紆余曲折の末、二人に起こった奇跡とは……
※この作品は2017年オレンジ文庫ノベル大賞第三次落選作品を一部修正したものになります。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-09-01 23:58:44
67768文字
会話率:37%
お仕事小説、ミステリ、コメディ、恋愛などの、ジャンルミックスノベル。初心者にも男性にも親切、安心安全な、BL設計。
゜*。*☆*。*゜*。*☆*。*゜*。*☆*。*゜*。*☆*。*゜
「お金を持った腐女子って、タチが悪いですよ?」(一乗
寺家メイド・談)
「お嬢様。お風呂にお入り下さい、そのジャージはお捨てなさい、そろそろ美容院に……あっ、逃げたっ!」(一乗寺家家令の叫び)
大財閥の令嬢、一乗寺典子はピンクの好きな、ゆるふわ女子。フツーにかわいい。だが、その正体は、恐るべきヒモノだった。そして、どうしようもなく腐っていた。彼女の野望は、BL本を文学の棚に置くこと。その為に出版社を立ち上げた。
家令の古海龍は、日夜、監視の目を光らせていた。典子の暴走を喰いとめ、名門、一乗寺家を守る為に。
ある日、編集実務担当として典子に雇われた本谷直緒は、(本人には全く自覚はないが)絶世の美人……但し男……だった。
・2017年 エブリスタ・新潮文庫「ミステリー&エンターテインメント賞」予選通過
・2021年 オレンジ文庫「ノベル大賞」一次選考通過
・2022年冬 「星海社fictions新人賞」第34回座談会で取り上げられる折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-11-12 13:50:58
389202文字
会話率:44%
女子高生の本当の青春。
最終更新:2016-03-20 19:12:15
25559文字
会話率:29%