異世界のエライ人がめちゃめちゃチェックしてるらしい!!
最終更新:2023-04-24 20:00:00
6545文字
会話率:2%
薄暗い森の中、小鳥の囀りよりも不気味な怪鳥ががぁがぁと鳴き喚く、人も住まない未開の地ー。
じっとしているのも暇だからわたしは日課として散歩する。
目的地もなくだだうろうろと歩くだけ。疲れたら適当に横になるだけ。だけどこの森から出ようとは思わ
ない。ここはわたしには安全な場所だったから。
「そこの者!少し待つのだ!!」
突然の大きな声で散歩していたわたしはビックリして振り向いた。
反射的にその声のする方を見やると馬に乗った素敵な服を着た少年が居る。
なんかキラキラしてるなぁ~と一瞬見とれてしまったけど…
うわーーーわわわーー
わたしはずりずりと後退りし充分に距離を取ってから腰を90度曲げて頭を下げた。
どこからどう見てもエライ人ってのが分かるから。
なんでこんな場所に人が居るの?
迷子になった?
頭を下げたまま声も出せずじっとしていると、彼はどうも馬から降りたらしく草を踏む足音がこっちに向かってくるのが聞こえた。
勘弁してよ…
わたしはドキドキ早くなる心臓の脈動に恐怖を感じ冷や汗を吹き出した。
「お前…何者だ?」
彼の鈴を転がすような声が聞こえた。
何者とはどういうこと?
わたしは一瞬何を言われたのか分からなかった。
「わ、わたしはノイといいます…」
緊張のせいか声がちゃんと出ず掠れてしまった。
冷や汗は止まることなく流れ続けて体もわなわなと震え始める。
「……ふぅ…何者かと聞いたのだが答える気はないのか…」
えっ?
わたしはわたしなのに…ただのノイとしか言いようがないのに…もしかしてわたしは化け物か何かに見えてる?
どうしよう…もう人にも見えない姿になってしまったんだきっと…
もう終わったのね…
わたしはこのままこの薄暗い森の中に打ち捨てられると覚悟を決めたら涙がとめどなく流れてきた。
頭を下げたまま地面の草に雨の様にぽつりぽつりと雫が零れる。
「顔を上げよ」
「はい……」
彼は泣いているわたしに冷たくそう言った。
わたしは鼻声で返事をし、涙を拭うこともせずゆっくりと顔を上げる。
わたしの視線が徐々に彼の素敵な白地の洋服の足元から腰元へと上がり胸元で固定される。
汚れ元の色を失くし長い年月で風化し始めたわたしの服と違い綺麗な刺繍が施された洋服ー。
わたしには一生縁のない素敵な服を滲む目で見つめる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-28 08:26:46
1878文字
会話率:29%
冒険者がその活動を滞りなく行うために存在する組織、冒険者ギルド。
マルティナは冒険者ギルドで職員として働く魔法使い。
普段はギルド内の魔力的な事務とかギルドカードのメンテをしたり新人に魔法を教えたりしています。
ところで冒険者ギルドってど
んなところと思ってる?
依頼を受け、手配し、冒険者たちが稼いだ対価を支払い、活動を支援する。
そんな職員たちの仕事って?カウンターに座って冒険者に依頼を割り振るだけのお手軽仕事?
冒険者の命がけ成果の上に成り立つ気楽な仕事?受付嬢は冒険者にモテモテの嫁候補?
なのに巻き起こるのはクレーム、緊急対応、冒険者やお取引先との交渉あれこれ・・・
ギルド事務方って大変なの!脳筋すぎる冒険者、海千山千の商人に時には国家のエライ人・・・
そして時々やってくる表に出せない裏仕事。
ギルドで勤めるティナたちに平凡で穏やかな日常は・・・なかなかに手に入りにくいものらしい。
☆☆☆☆☆☆
9/17あらすじ編集。タグちょこっと変更折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-03-14 22:00:00
167151文字
会話率:41%
近未来の日本、さまざまな民族であふれかえっている。移民反対論者の心配歯関係なく、有能な外国人たちが日本経済を活性化させた。エライ人の意見に権威があって、サブカルチャーの危機の時代へと突入した。
言論を暴力で押し付ける勢力、または過激なフェミ
ニズム団体があり、私は危険思想人物として狙われている。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-06-27 07:17:13
24164文字
会話率:43%
個人的見解ではありますが。
最終更新:2013-12-21 17:46:50
250文字
会話率:0%