人類史が西暦2000年に突入してからおよそ100年後。傲慢たる人類に自然の鉄槌が振り下ろされた。未開の熱帯雨林から発見された新型ウイルスは瞬く間に感染を広げ、全人類の約半数を死に至らしめた。
世界で唯一、感染爆発を逃れた日本だったが、その事
実がまた別の問題を生み出していた。
反ワクチン・反医療を掲げる自然派組織の跋扈である。
これは、世界中の動向に逆行する自然派組織団体へ潜入取材する、ジャーナリストの物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-01-23 16:53:41
35061文字
会話率:59%
【神の指先】を持つ女医、海堂彩は祖父の死を機に地元に帰って来た。
彼女が5歳の時、医師と看護師だった彼女の両親は、エボラ出血熱で苦しむ人々を救うため、アフリカに出向いたがその地で命を落としてしまった。
彩はその時から両親に背を向けて生き
てきたが、あるオペを機にアフリカの地、スゴイ王国で命尽きた両親に向き合ってみようと考え始める。
意を決してスゴイ王国に出向いた彼女がそこで知った両親の真実はあまりにも衝撃的であった。
一方で彼女は7年前、救えるはずだった少女の命を救えなかった苦悩を抱えたまま生きていた。信頼していた教授の突然の死を機に理不尽にも准教授滝宮によって、敬愛する医師、長島と彩は大学を追われたのだが、そこにはあまりにも悲しい真実があった。
苦悩を抱え続けている彼女は、突然、患者として目の前に現れた滝宮の娘の名前を見たとたんに、7年前にオペが中止され亡くなってしまった少女の笑顔がフラッシュバックして【神の指先】が震え始めてしまった。
止む無くオペができないという彩に激怒した滝宮の妻は、懇意にしているルポライターに都合のいい部分だけの記事を書かせ、世論は彩のバッシングを始めたが、彩はそれに耐えようとする。
しかし、そのことに耐えられなくなったルポライター星野が、7年前の真実を記事にすると世論は一気に滝宮への罵倒と変わっていったが、それでも神の指先の震えは止まらなかった。
ふたたび、異国の地、スゴイ王国に向い、オペの指導をしながら、人の命の偉大さに触れ、命には膚の色も言葉の違いも関係ない、命は全て同じ、命に名前なんてないのに…… と気づいた時、彩の瞳に輝きが戻った。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-09-24 03:00:00
116207文字
会話率:57%
エボラ(疑い例)が埼玉で発生しました。緊急注意喚起。
最終更新:2019-08-04 11:13:47
445文字
会話率:0%
日本の某研究機関にエボラウィルスを搬入する件
もはや古い話
実態は・・
最終更新:2019-05-13 20:02:34
375文字
会話率:0%
あらすじ
「死神が生んだウイルス」と呼ばれる“ドグマウイルス”。
致死率百パーセントのこのウイルスに、ホームレス仲間のゲンさんが感染して死んだ。
続けざまに牧さん、そして、佐々木も……。
ちょうどその折、俺は薬品会社が新薬被験者を
募集していることを知る。報酬は、五日間で百万円。
百万があれば、ホームレス生活から抜けられる。俺は応募することにした。
応募総数十万人に対し、選ばれるのは僅かに百人。
千分の一の難関を突破し、俺は、東京の研究施設で被験者として働くことが決まった。
被験者としての初仕事を迎える俺。
だが、治験と称して投与された薬剤は、新薬ではなく“ドグマウイルス”だった。
ご訪問いただき、ありがとうございます。直井 倖之進です。
14作目となる今回は、原稿用紙75枚ほどの短編。いつものように3日に一度の更新となります。
次回更新予定日につきましては、各話後書きにてお知らせいたします。
何しろ今から8年前に書いた物語ですので、現在の実際と比較すると、ウイルスについての記載などにおいて異なる部分が出ています。ですが、当時のまま掲載させていただきます。ご了承ください。
それでは、これより始まります『ブラッド』、過去作同様、よろしくお願いいたします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-07-13 10:13:38
19972文字
会話率:37%
オレは今日もブラック企業で働く10年選手のダメリーマン。
怒涛の年度末。昨日の原稿締切までが地獄だった。
ウエストサイズは広がる。頭髪は痩せ細る。額は広がる。そんな33歳独身。
寝て起きたら世界はそのカタチを変えていた。
○世界保健機
関(WHO)は1日、かみつき症―重症急性回虫型脳症(Severe Acute Ascaridida Encephalopathy)の感染が世界的に深刻な拡がりをみせていることをうけ、治療法が存在しないか不十分で、公衆衛生上のリスクがある最新の感染症リストに加えることを公表した。
▽これまで登録されていたのはエボラ出血熱や重症急性呼吸器症候群(SARS)など9種類で、かみつき症―SAAEが10種類目となる。WHOはこの治療法確立に向け緊急に研究開発を進める必要があるとしている。
(協同時事)
○日本政府はSAAE(かみつき症・重症急性回虫型脳症)の急速な国内での感染拡大を受け、原則として無期限の我が国への出入国を禁止する措置を講じることを発表した。
▽SAAEは空気による感染はせず、感染した唾液や血液が体内に混入すると高い確率で感染するといわれており、感染した人は意識を失ったのち自己抑制が効かず無意識のうちに他者への噛みつきなどの異常行動が見られる。
▽厚労省は「できるだけ不要不急の外出を控え、感染者を発見した場合も近づかず、冷静に対応すること」を呼び掛けている。
(産売新聞)
……
そう、人類の天敵の出現によって。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-05-25 00:19:46
45599文字
会話率:25%
シリーズ第11話。同性婚によって法的パートナーとなり、ついに父親にもなったエヴァンとラルフがベビーを連れてクリスマスを過ごすためにギルバート家にやってきた。
エヴァンの叔母であるスーザンとスコット夫妻もやってくる。
新しいメンバーを迎える家
族の物語。
〈登場人物〉エヴァン……小説家。ラルフ……エヴァンのパートナー、マッチョな黒人弁護士。ザカリー……エヴァンとラルフの子供。スーザン……エヴァンのおば。スコット……スーザンの20歳年下の夫。イーサン……エヴァンの兄。シンディ……イーサンの妻。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-09-12 09:59:03
17324文字
会話率:49%
第一部:レイクの姉でありイーサン、エヴァンの伯母でもあるスーザンのお話。
第二部:バネッサとアーロンを襲った突然の悲劇。
シリーズ第6話
[登場人物]
エヴァン・ギルバート……自称小説家 ラルフ・アンダーソン……エヴァンのボーイフレンド
、弁護士 スーザン・ギルバート……エヴァンの伯母、女医 スコット・ヒューズ……スーザンの教え子 アーロン・ハイリネン……アルビノの美少年モデル、元男娼 バネッサ・グリーン……デスメタルバンド「DELUGE」のボーカル、ラルフの幼なじみ折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-11-09 09:17:04
30378文字
会話率:44%
初投稿です。
今話題のネタで書いてみました。
最終更新:2014-08-14 03:28:44
1134文字
会話率:4%
スモールワールド・ネットワークというネットワーク構造。エボラ出血熱感染のニュースを観てそれを思い出した僕は、それからもそのニュースを注視し続けたのだけど……
最終更新:2014-08-09 16:13:01
2184文字
会話率:9%