次期女王になるために日々、がんばっていたフェリシアは突然、婚約破棄され、廃太子されてしまう。国のため、民のため、がんばっていたつもりだったけど、それは無意味だったと断罪されてしまう。女王である母も、王配候補で婚約者であるジェレミーも誰も助け
てくれない。絶望の淵に立たされたフェリシアは疲れ切ってしまって深い眠りについた。
そして、真実が徐々に明かされる。
※前編+幕間二話+後編の全四話。およそ3万4000字。
※一話が長めです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-14 21:48:57
45308文字
会話率:21%
ーーこれは身代わり異類婚姻譚にして、溺愛がわかりやすくなるまでの物語。
エルネスタは皇帝夫妻の娘として生まれながら、双子を忌む因習によって捨てられたという秘密を持つ。しかし市井で暮らす彼女の元に皇帝よりの使者が訪れ、出奔した姉姫の代わりに美
貌の人狼王イヴァンと身代わり結婚することになる。
人と人狼族の間には分厚い壁があり、両種族が少しでも近づくよう奮闘するエルネスタ。やがて夫とも打ち解けていくが、彼の愛は不器用で周囲にはばればれなのに本人ばかりが気付かない。
ほのぼのしたりお仕事したりして過ごす中、迫り来るのは身代わり生活の期限。お互いを思いやる二人は本当の夫婦になることができるのか。
*戦闘・流血・未成年の飲酒について予告なしの描写あり。ファンタジー世界として広いお心でお読み下さい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-05 20:10:45
286342文字
会話率:38%