その力を手に入れし者、まさに人智を超えたる王者の一人となれり――。
栄華を極めた帝国が滅び去り、新たなる秩序の誕生した時代。
砂漠の町ジグラト・シティの貧乏修道院で働くアクセルは、日々医術でもって人々の病を癒す仕事に励む少年だった。
だがそんなある日、悪漢に追われる幼い兄妹を助けたことから、想像を絶した巨大な騒乱へ巻きこまれる事態となってしまう。そう、それはシティはじめ、周辺一帯を覆い尽くさんとする不吉な戦の雲……。
否応なく、世界はいつしか速度を上げて暴虐の嵐へ突き進もうとしていたのである。
そして時は乱世、力こそが全ての時代。すなわち戦争の陰には、常にある畏怖すべき物体が存在した。
その脅威的な破壊力もたらす唯一のもの――それが「オーバー・ブレイク」。原理も仕組みも、何もかも全く解明されていない幻想と虚言に包まれた伝説的機械群。
<ほら話の中の馬鹿げたからくり>。
むろん、少年の住まう地に襲い掛かる戦乱にも、その胡乱な姿が陰に陽に見え隠れするのは言うまでもなかった。まるでそれは神が与え給うた試練のように、少年の前に傲然と立ちはだかり、さらに決して消え去ることがない。
――野心と謀略禍々しく渦巻く荒野の中、しかしてある恐るべきひとつの<機械>が、今まさに世界の片隅で静かに目を醒まさんとしていたのである。
それがいずれ大陸に凄まじき大戦をもたらすことになるなど、まだ誰一人知らぬまま。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-05 17:40:19
193310文字
会話率:41%
エイプリルフールなんだからエイプリルフールしようじゃないか
てなわけでエイプリルフールっぽいネタ話を10作程書いてみたいと思います
最終更新:2024-04-01 23:41:31
2237文字
会話率:37%
4月1日のエイプリルフールですっかりきつめに
ツイッターで騙されました。
いいですか?私は嘘は嫌いです。
だからこそ私はすぐに分かる嘘をつくことにします。
というネタ読み物です。
楽しんでくだされば幸いです
だいたい10話完結で
そんな話をお届けしたいと思います折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-02 00:41:53
3482文字
会話率:29%
昔作ったほら話を書き起こしました
最終更新:2018-02-26 21:05:52
1417文字
会話率:20%
ショートヘアの少女、もしくは長髪の少年に見える殺し屋はある無職の男から面白そうな話をしてくれる約束をした。
ところが、仕事を終えて、男のもとに出向くと男は轢き逃げにあっていた。
※この作品はどれから読んでも大丈夫な独立短編シリーズ、『こ
んとらくと・きりんぐ』に含まれています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-28 22:14:11
5420文字
会話率:59%
宇宙船が発見したデブリの話
最終更新:2023-07-18 19:57:41
772文字
会話率:32%
モロッコの砂漠で発掘された化石は、実に奇妙なものだった。
最終更新:2018-12-28 13:11:23
1252文字
会話率:47%
子供の頃、近所に住む老人は不気味な風体と奇行で問題になっていた。
最終更新:2017-09-09 18:56:09
1069文字
会話率:24%
「異世界ネットって知ってるか?
ネット上に溢れるほら話の一つさ。そこには異世界への行き方が書いてあるらしい。
よく聞いたことがあるって?まあ落ち着け。実はこの転移、普通の異世界転移とはわけが違うんだ。
どんな願いでもいくつも叶えられるだ
。すげぇだろ。
強靭な肉体を手に入れたり、魔法なんて使ってみるのもいいね。憧れのあの人に顔を変えたり、なんなら理想の彼女を願ったっていい。
最高だろ。君もそんな世界行きたいだろう。
でもね・・・強力な力には大きな代償があるものだ。」
あるものは慢心から、あるものは騙されて、命を散らした。
理由は簡単だ。自らの力を制御できなかったからだ。
そんな危ない存在を現地の人間が黙ってみているはずがない。
彼らは転生者を狩り始めた。
あるものは自分たちの身を守るため、あるものは自らの快楽のため・・・
この世界に来たものはみな物言わぬ骸となる。
だが俺はそうはならない。
このどこかおかしい異世界を「科学」の力で戦い抜く!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-26 17:08:15
15297文字
会話率:50%
Aはとある病院に入院しており、数日後に手術を予定していた。だが、それまでの時間、彼は暇だったのでネットサーフィンで時間を潰していた。
そんなある日、彼は一つの記事を目にする。その内容は、病院が手術時に、勝手に臓器を抜き取ってしまう、とい
うものであった――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-07-12 17:05:00
3095文字
会話率:39%
仕事をしているとき、TVを見ているとき、道を歩いているとき、わたしたちはいろんなものに遭遇します。
そしてそれについて強い疑問を持ったり、想像したりすることがありませんか。
わたしは、あります。こうだったら、こうできたら、そう思うことが一日
に何度でも。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-09-15 18:00:00
9119文字
会話率:22%
水無月に我が家で流行る妙な遊び
最終更新:2016-08-10 06:00:00
524文字
会話率:10%
死神は、ただ最初から死神として存在していたのでしょうか。
死神をよく知ると自称する、語り部を名乗る男が、貴方に語る、本当かうそかもわからない、死神の過去。
ブログに投稿しました。
最終更新:2012-01-24 22:42:33
1920文字
会話率:0%
毎度のことで、公募に落選しました。どうぞ。
最終更新:2006-12-24 12:07:24
19107文字
会話率:21%