15歳で聖女として召喚された少女、水瀬桜。そんな彼女の、国を救った後の物語。平和を齎した彼女は、尊敬こそされど、たった一つの愛は掴めなかった。彼女が選んだ選択は。
最終更新:2023-01-20 12:45:45
8964文字
会話率:29%
「ここは剣と魔法の世界ではない……銃と科学の世界でもない……――たとえ神秘があっても、何より‶暴力〟の異世界なんだ……!」
銀河系と呼ばれる世界の、地球という惑星の、その中でも日本と呼ばれる島国の、現代と呼ばれる時代で、一人の女性が冥府へ
と誘われた。
その女性はお世辞にも幸福といえない幼少期を過ごし、しかしちょっとした策謀と、何より暴力によってその不運を乗り越え、ごくごくありふれた、ごくごく当たり前の、ささやかではあるがかけがえのない幸せを築き上げ、そしてクモ膜下出血により、あっさりと、そして唐突にその50年の生涯を終えた。
そして死後の世界の俗に三途の川と呼ばれる場所の手前で、髭も髪の毛もすべて脱毛したとある神格に、こう告げられた。
「お前の次の転生先は、お前の望み通りにするなら、いわゆる〝異世界〟と呼ばれるところになる」と。
そこは暴力の世界。誰もが一騎当千という概念を、過剰に体現し得る世界。
ダークエルフの空手使いが山を殴り消し飛ばし、ドワーフの柔術使いが大地を裏返し、冗談抜きで天すらも覆い隠すほどの巨体を誇る龍を、ヴォーパルバニーの剣術使いが容易く斬り捨てる異世界で。
ここに語ろう。血で血を洗う暴力の世界で、それでもなおたった一つの愛を貫こうとした一人の華の物語を。
『異世界のはずなのに、なぜか地球産の武術や格闘技等がハバをきかせてる奇天烈ファンタジー』、ここに開幕。
※しこたま悩みましたが、第一章は前日譚・第零章にし、章によって主人公を変える群像劇にすることにしました。どうかご了承ください。
この小説は、『カクヨム』様と『ノベリズム』様のほうでも公開しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-24 08:46:08
629303文字
会話率:19%
世界に寿命があることを、そこで生きる人々は知らない。たった一人を除いては。
舞台は六年前の大戦を境に、様々な天災に見舞われるようになったクライネ王国。
その第二王女ハーミヤは、世にも珍しい容姿をした美しい騎士ルドルフと出会う。
徐々にルドル
フに惹かれるハーミヤ。しかしルドルフは自らを罪人だと言って、彼女に近づきすぎることを厭う。
彼の犯した罪。それは世界さえも壊してしまうたった一つの愛だった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-12-25 01:35:02
49511文字
会話率:37%
姉の婚約者は、今日も私に愛を囁く。//たったひとつの愛がほしい。望まぬ魅了スキルを持ったとある令嬢の独白。
最終更新:2018-04-10 10:14:19
3671文字
会話率:23%
大好きな人はいますか。大好きな人に、気持ちを全部伝えられていますか。
家族を失った孤独な少女が、異国の地で生き甲斐を見出し強く成長していく様子と、並行して一見して全てに恵まれた少女が、たった一つの愛を得られず苦悩する様子を追う。
最終更新:2017-06-02 23:43:59
29580文字
会話率:53%
老騎士――ヴァリアント・フォン・リヒティッヒクリーガー。
ただの一騎で万軍の敵を打ち破り、ただ一太刀の下、暴虐の限りを尽くす竜をも斬り伏せる男。
彼こそは、騎士の中の騎士。
偉大なる王をして、“白銀色の誉れの剣”とさえ謳われる存
在。
しかし、畏怖と尊敬の眼差しを一身に集める男は、その実、立身栄達を望んだことなど、一度たりともなかった。
「そなたの他に、欲しいものなど何もない」
いずれ来る運命の日に、老騎士は叫ぶ。
己が持ち得る全てを擲って、たった一つの愛を守り抜くために。
故に、これは英雄譚。
愚かで気高い、愛と破滅と裏切りの物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-04-10 14:43:39
538文字
会話率:27%
繰り返される、生と死の狭間で、少女は何を想うのか。
壊れてゆく日常。波乱に満ちた現実。
刻を越え、ようやく今、貴方と出会えた。
終りの無い生に、繰り返す過ちに、男は何を想うのか。
約束を交わしたアノ刻から、老いるのを止めたこの躯。
たった
一つの愛の為に。いくらこの手を汚しても。
幾世紀経とうとも、貴女を必ず見つけ出す。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-11-20 02:41:31
1980文字
会話率:29%
Dear.
“愛しい君へ・・・”
今じゃもう、望んだって逢えなくなってしまったけれど。
今もこれからもずっと・・・・
あなたを愛していたいと、そう願っています。
もし君が、そんな俺を許してくれるのなら―・・
最終更新:2009-10-15 22:56:15
659文字
会話率:30%
病気で死んでしまった大好きな人に捧げたいたった一つの愛の歌―――――「ありがとう」の一言も言えなかったのに愛の歌なんて歌えるのかな?
最終更新:2007-12-15 21:33:41
1134文字
会話率:25%