F
「今日も良い日ね。雲ひとつないわ。風もあって涼しいし。休日に湖まで来て、湖の傍にある小さな喫茶店で、コーヒーが飲めるなんて。ちゃんと今日は部屋の整理もしてきたし。あら、せっかくゆっくりできるのにスマホ?またオンラインゲーム?昨日もやって
たじゃない」
M
「うん」
M
「終わった」
F
「あっそう」
M
「どうした?」
F
「別に」
M
「じゃ、帰ろっか」
F
「え、もう?」
M
「うん」
F
「・・・」
M
「どうしたの?」
F
「あなたはスマホが友達なのね」
M
「そう」
折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2024-11-17 19:42:46
216文字
会話率:100%
謝罪
こんな夢を見た。
駅のホームでベンチで電車を待っていると、ハトがてくてくと自分のそばにやってきた。きたって、やれるものは何もないし、ハトにエサをやるほど物好きじゃない。はぁ、とため息をついた。自分はこれからも何年もこうして電車
に乗り、つまらない仕事をし続けるのか。本当、私は何のために生きているのだろう。何がしたいのだろう。
何もしたくない。何もしたくないのだ。なのに、ずっと私は働いている。やめてほしい。コミュニケーション能力もないし、ストレスはたまりやすい方だし、ほんと、生きてて良いこと1つもない。
皆、何が幸せなんだろう。どうして生きているんだろう。何も面白くないじゃないか。生きてて何も面白くないじゃないか。
ハトはいつか消えていた。私はホームで一人、本を読んでいた。田舎だから、電車がなかなか来ない。まぁ、ずっと来なくて良いけど。
この何も面白くない世界で人はどうして生きているのだろう。こんなに不幸を感じているのはもしかして自分だけなのだろうか。きっとそうだ。そうに違いない。私以外は皆、幸せなのだ。私だけが、まるで世界中の不幸をゴミ箱に全部集めたみたいに、不幸なのだ。
苦しいものだ。どうしてこんなに苦しまなければならない。誰のせいだ。誰を責めればいい?神か?仏か?
絶対に己自身を責めろだなんて言わせない。そう。何で私の責任なんだ?意味がわからない。意味がわからないんだ。私のせいじゃねぇだろ。
「違うよ」
どこかから、声が聞こえる。
「違うよ」
後ろを向いた。小学生ぐらいの男の子が立っていた。
「誰?」
「違うよ」
「・・・何が?」
「君のせいだよ」
「え?」
「他人のせいにするのは、甘えだよ」
「は?」
「他人のせいにするのは、甘えなんだよ」
「なんだよ、急に」
私は呟いた。
「自分のせいにすると、気持ち良いんだよ」
「・・・」
「自分のせいにすると、格好いいんだよ」
「・・・」
この男の子を、どこかで見たことがある。この子は・・・。
「ごめんね。僕の伝え方が悪いみたいだね」
男の子は、小さな手で、頭を掻いた。
「ごめんね。全て僕が悪いんだ」
折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2024-09-07 10:52:43
1339文字
会話率:67%
この作品はpixivにも掲載しています。
人類が生まれる遥か昔、華という名の神が終わらない夜という名の世界を呑み込み、無に変える闇と戦った。
華はその力で終わらない夜を打ち砕くも、力を使い切って消滅してしまった。
華が消滅したことにより神
と妖の楽園は崩れ、神刀華ノ夢によって二つに分断され、何とか完全消滅だけは避けた。
伝説の戦いから数百億年の間、華の力は華の子孫たちに宿ってきたが、途轍もなく長い時と共に変化した伝承によって華の力は恐怖と絶望をもたらす力として忌み嫌われるようになった。
そんな状態が続いていた七万一千年前のとある日にアヴァンヘスクという島で終わらない夜が蘇った。
だが、終わらない夜は忌み嫌われ、始祖神グローニアの末裔と言われる一族から追放された立華 香澄という華の力を覚醒させた者によって復活後すぐに打ち砕かれ、再度消え去った。
終わらない夜を打ち砕いた立華 香澄は伝説の剣士と呼ばれ、一族への帰還が許されるも、一族に戻らず、黄金の月煌月との戦いで共闘した者に感謝を伝えるため、南の海を越えた先にある大陸へ渡った。
伝説の剣士立華 香澄は黄金の月煌月との戦いで共闘した者に感謝を伝えると、その者から忠告や約束と共に土地を譲り受け、大陸に王国を築いた。
その忠告とは、この土地にはとある呪いがあり、一つ約束を守らなければいけないというもの。
その約束とは、この地で生まれた白髪の子を七歳まで覚醒した華の力を持つ者に預けなければいけないというもの。
預けることを怠れば、全て闇に消える。という忠告だった。
その約束が守られ続けたアーヴァン王国は、七万年という長い間、神に服従する人々が人を敵視する妖から守られ、共存を望む人と妖が膨大な富を得て幸せに暮らす妖と人の楽園として繁栄し続けた。
しかし、その楽園は一人の人間が約束を破ったことで、昼空に広がった夜空の中で消え去った。
「・・・」
白い剣を支えにする大人っぽい白髪ツインテール少女と黒鞘に納まった刀を持つ大人っぽい黒髪ツインテール少女は錆びた金属柱の頂上から灰色に染まる地平線を見ていた。
これは華という名の神の力を受け継いだ少女とグローニアという名の神の力を受け継いだ少女の話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-09 09:09:21
244747文字
会話率:45%
シルヴィア殿下に婚約破棄されて国外追放も言い渡されたのに、「全て演技だ」と。
そして、「やり直そう」だって?!
散々侮辱したくせに!
絶対に愛する訳ない!
ちょっとだけ本文公開↓↓↓
ここは、メアリド王国の応接室。
「ティリア・ア
スベル!貴様との婚約を破棄して、国外へ追放する!」
「・・・」
わたくしは、ティリア・アスベル。
アスベル侯爵家の令嬢で、才色兼備で、メアリド王国の王太子、シルヴィア殿下の婚約者・・・だった。
たった今、愛する女性をいじめたと言いがかりをつけられ、婚約破棄された。
「ハハハッ、捨てられて悲しいか」
「いいえ、全く。シルヴィア殿下のことは少しも愛していませんでしたから」
「な、なんだと・・・!」
続きはぜひほ本編で!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-14 22:00:01
6615文字
会話率:53%
1代にして世界全土の半分を侵略・支配し、”恐怖の皇帝”として名をとどろかせているヴェルスト帝国初代皇帝・バルバロス帝。
すでにこの世の栄華を全て手にしているかに思える彼だが、ある狂気じみた野望のために進軍を止める気は全くない。
先日征服
に成功したネード国に赴いたところ、隠れていた暗殺者の凶弾に倒れてしまう。駆け寄ってきた息子がつぶやいた。
「これまでありがとう、父さん。でも、ボクもやってみたかったんだ」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
所かわって、ここは天界。天国地獄の門を管理する業務を手掛けている。
新人天使のフェリアはあたふたしながらバルバロス帝の生前の活動を記録して神に提出するものの、神は大いに困ってしまう。
「うーむ、これは難しい。天国に行くにしては人を殺しすぎだが、地獄に行くにしては功績が大きすぎる。」
「・・・」
「よし、フェリアよ。こやつを他の世界へと転生させ、更なる記録を取るのじゃ!」
こうしてバルバロス帝は異世界”サンレクト”で赤子として転生し、フェリアはその生涯を見守ることとなった。
しかし、フェリアは忘れていた・・・
記憶の処理をせずに転生すると、もれなくレベル1固定の呪いがかけられてしまうのだ。
平謝りのフェリアだったが、バルバロス帝は全く意に介さない。
「わしは、この地ですべての人間の記憶にこのバルバロスの顔を刻むのだ。」
”恐怖の皇帝”と呼ばれた彼の新たな”世界征服”がはじまった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-01 00:22:06
6444文字
会話率:45%
「・・・」に物申したいのである。
最終更新:2022-08-09 21:40:46
2378文字
会話率:7%
現実で一度死んでしまった主人公が異世界に転生し、活躍をした。
そして、現実で死んでいるはずなのに生き返ってしまった。
現実に戻ってきてから初めて学校に行ったら
友達の反応は「・・・」
最終更新:2021-10-22 08:00:00
319文字
会話率:43%
初めての殺人と「・・・」の話。
この作品は「pixiv小説」にも掲載しています。
キーワード:
最終更新:2021-09-13 11:33:58
1185文字
会話率:0%
「さてと…今日はこの洞窟で過ごすか…」
赤髪で左腕が義手の青年…火神山渚は洞窟の中に入る。
「ん?なんだこれ?」
洞窟に入って少し歩いた先に、模様の入った銀一色の指輪が見えた。渚は何かわからなかったが、右手の人差し指にはめてみ
ることにした。その瞬間、指輪から赤の光と、炎の龍が出てきた。
「・・・」
この光景に渚は声さえ出なかった。この神秘な空間に声を発したのは龍の方だった。
「お前はこの指輪〈アルテミスリング〉の適合者だ。我が力を受け取れば、お前は今の数倍強くなるであろう。だが、この力を受け取れば30歳になれば死ぬ。さてどうする?」
渚は情報を整理しながら考えた。その瞬間、思い出したのは弱さを馬鹿にしてきた上の奴らのことだった。
「あの方の弟だってのに魔法も使えないのか!」
「お前は用済みだ。このギルドからは出ていけ」
「西で奴らとの戦争に参加してこい。無論生き残るのはお前では無理だろうな」
このまま行ったところでどうせ死ぬ。ならば…
「俺に、お前の力をくれ!」
「いいだろう。お前に私の力を授ける!」
赤き光が渚の体の中に入る。龍は指輪の中に帰っていった。赤き光が完全に入りきったあと、渚は指輪を見た。
「赤い…指輪……」
「私がお前と対話するのはここまでだ。では…」
渚は居ても立っても居られなくなり予定を変え、外に出た。すると、見知れた顔の同年代の青年がいた。
「イルネミア!」
渚が呼びかける。渚が冒険者資格を取るためにいた、国立冒険者育成学院の同級生…イルネミア・ブルータス。彼の最初で最後の親友だ。
「久しぶりだな」
聞き慣れた声。やはりイルネミアだ。
「あぁ。これから東へ行くんだけど、どう?」
「いいぜ。俺旅人してるから。」
イルネミアの了承を得た渚はイルネミアを洞窟の中に迎え入れる。
「じゃ作戦会議でもしますか」
最強の指輪〈アルテミスリング〉を手にした渚の冒険が今、始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-22 23:06:31
5277文字
会話率:54%
ある日突然、クラスの中心の女子数人にいじめられ出した|灯《あかり》。
自分が何をしたのだと思っていたその夜。灯は異世界に勇者として呼ばれてしまう。
「勇者よ! どうか世界をお守りくださいませ!」という、なんともチープな言葉と共に。
だが
、灯は元の世界に一定周期で戻ることができ、自分の世界と異世界を行き来することになる。元の世界ではいじめられ、異世界では魔物と戦わなくてはならない。
非力な少女は自分の世界と異世界で少女は戦う――!
「・・・・・・」が表記上正しいのですが、表現のうえであえて「・・・」にする場合があります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-03-24 21:00:00
60652文字
会話率:54%
ある日魔王がゴブリンの群れに襲われる直前の赤子を発見する。
「ぬ?これも運命だ!育てるぞ!」
「ルル?人間だから私達みたいに野宿じゃだめよ?」
「ぬ?」
「ルル様?人間の食べられる物がわかりません!」
「ぬぬ?」
「ん、ルル?暇だからってそ
ういうのはよくない。もといた場所に返してきなさい。」
「ぬぬぬ?」
「それがいいわ?人攫いと間違われて勇者や聖騎士が討伐に来るわ?」
「ぐぬぬ!」
「ルル様?勇者や聖騎士が来たら面倒臭いですよ!」
「・・・」
綺麗な女性達に責められて魔王が赤ちゃんを抱き抱えながら考え込む。
「ん、魔族に人間の子育てなんて無理。戻してきて。」
「煩い煩い!魔王命令だ!人間を連れて来て学べばよいであろうが!」
魔王が赤子を女性達に預けて飛んで行く。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-07-14 19:00:00
1025552文字
会話率:53%
主人公(名前を異世界転移の反動で忘れた)はある日、学校のホームルームを受けていると異世界転移という奴をした。
とんでもないチート能力!!・・・なんてのは無く手に入れた力は【石ころ】!?
友人達は全員、勇者として王宮に召喚されたらしいが主人公
は一人森の中・・・
加護というのがあるらしく、【女神の加護】!!・・・なんて貰えず【オッサンの加護】を貰った。
もう嫌だと思った主人公は最後の希望に石ころの能力を見た。
【学習能力のある石、魔物を倒せば進化もする】
「おぉ!!まじで!?」
【石ころで死ぬ魔物とか見たことないわ(笑)】
「ふざけるなああああああああぁぁぁ!!!!」
これは、石ころを駆使して成り上がる少年の物語である。
そうして、ハーレムを気付きあげていくのであった。
〜宿屋にて〜
俺「この料理、美味しい!!」
宿屋の親父は不気味な笑みを浮かべている。
宿屋の親父「べ、別に嬉しいとかそんなんじゃ・・・ないんだからな」
俺「・・・」
宿屋の親父「・・・何故、黙る?」
俺「ツンデレだあああぁぁああぁぁぁ!!」
ツンデレな宿屋の親父とのイチャイチャ生活が今!!
・・・すみません、嘘です。
※ヒロインは勿論いますのでご安心ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-10-06 15:55:52
84992文字
会話率:49%
ドワーフは12歳になると成人として認められ神からの祝福を受ける事が出来
通称ギフトと呼ばれる神から与えられるスキルがある
今まさに祝福を受けている少女がいる
少女が包まれていた光が消え神官から促されステータスを確認している
『えっじょっ
情報技術?』
ステータスウインドウを開けるとそこには情報技術という聞いた事もないスキル名と召喚コマンドが一つ
「パーソナルコンピューター(PC-8801)」のアイコンがあった
促されるままアイコンを押すと小さな魔法陣が浮かび上がりッポンと軽い音と白い煙が立ち上がり
12歳の少女には一抱えするのには少し大きな白い箱が出てきた
「・・・」
暫く続く沈黙の後
「あっハズレですかね~」
後ろから覗いてた神官の呟きにガラガラガラと夢の城が崩れていく音が鳴り響く
今ここから将来英雄と呼ばれる少女の伝説が始まろうとして・・・
もとい
今ここから少女ビルダのニート生活が始まろうとうしているのであった
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-04-22 00:00:00
17297文字
会話率:67%
ある日少年は死んだ・・・自分の人生を後悔し異世界における新しい人生では決して後悔をしないと決めた・・・新しい人生を後悔しないために全力で生きる・・・そんな少年のお話。(※1続けばタイトルの方も物語と絡んでくるハズ・・・)(※2この小説の内容
は作者のその時しているゲームによって大きく変わる可能性が多分あります、投稿の時間が大幅にあいた時はそのように思ってください)
「女の子を泣かせるなんて許せない!!(俺以外)」by主人公折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-03-12 00:32:37
22318文字
会話率:31%