数十年ぶりの帰郷。新幹線と在来線を乗り継いで地元の駅に着き、閑散としたホームへ降りると、久しく忘れていた東北の寒さ。ふと線路を挟んだ向こう側の改札へと渡る階段へ目を向ければ、その手前に、眩しいほど白いペンキ塗りの扉が空間に切り取られたよう
にぽつねんと佇んでいた。そして思い出の生家を辿り、不思議な守人との出会いを経て返された。“かつて、わたしは――”。
※約4万字。
※全8話自サイト「虚-URO-」にて完結済。
※サイトよりそのままコピペしているので、ルビが飛び出ています。修正はめんどくさいのでしていません。
※感想・レビューお待ちしてます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-11-20 17:00:00
42244文字
会話率:46%
いじめられっ子の紅峰遥子は、法という絶対的守護下において、空想の中でいじめた相手を殺害する日々を過ごしていた。人間嫌いで感情表現が乏しくなって久しく、高校二年生でクラスごと異世界召喚されてしまう。殺さなければ殺される剣と魔法の世界で、最弱の
能力を付与され早々に死にかけてしまうが、それを乗り越えて最強になるありきたりストーリー。――今までの恨み辛みを発散させる目的で冒険したら、四方八方を華で囲む事になって、ついでに魔王にまでなってしまう、あまり窮地に立ってくれない系女子の超絶バグ的報復物語。未熟者の見切り発車、不定期更新の拙いお話ですが、どうぞよろしくお願いします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-10-22 23:42:06
10086文字
会話率:32%
古くから獣を操り妖を討つ一族の末裔、犬養海里(イヌカイカイリ)。次期当主でありながら、祖父と袂を分かち、今や従える獣もいない。そんな彼は身一つで生計を立てる他ない。
久しく仕事のなかった彼の元に、ある日“かなえ”からの連絡が届く。雇い
主の待つお屋敷へ向かうと、そこには『昨日殺された』と話す女性が――
今にも消え入りそうな依頼人と出会い、青年が忘れていた想いは動き出す。
己と他人と、人と獣と、正気と狂気。それらの狭間を歩む彼が決める未来は、如何なるものか。それは彼の望みが理解された時に明らかになる。
自らの認識に、その身は苛まれる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-09-22 21:44:00
301120文字
会話率:48%
ユ・タスの街に住む少女ルカは、久しく成果を出していない遺跡掘り。自身の発掘現場を、青年イシュドに買い攫われてしまう。彼はルカの借金を肩代わりする条件として、一月のうちに遺物を掘りあてることを持ちだして――。(サイトでも同作品を掲載予定です)
最終更新:2015-07-11 00:00:00
68963文字
会話率:48%
季節外れの雪が降った日。
沙紀は久しく顔をみていない家族の元へ向かう。
義務と気持ちの中間で見つける大切なものは何か。
ある少女との出逢いのなかで、考え考え答えを見い出す話。
最終更新:2015-04-11 09:00:00
10411文字
会話率:47%
20XX年。オゾン層崩壊により、空には人口の大気層が作られてから久しく、ネットワーク技術が発展し、電脳技術と呼ばれるものが発展を始めた時代。
試験運用が行われている電脳都市(メタ・バース)の一つシティ・キョウトは、電脳世界を構築する電子
情報を略奪し、破壊する情報の怪物――クリッターの侵入により脅威にさらされていた。
それに相対するのは、トーリの《電脳義体(アカウント)》名を持つ少年。
対クリッター戦闘を行うハッカーであるトーリは、同じくハッカーである少女、エコーと共に、今宵も電脳の怪物との戦いに身を投じる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-03-02 01:17:07
15581文字
会話率:17%
蒼色のカーテンの隙間から白い光がゆらゆらと揺れ、銀色の泡が身体を置いて遠ざかっていく。 淡い色の世界で、ゆっくりと呼吸を繰り返す。 たった一回の呼吸が、とても尊く、普段感じることの無い生を明確に意識させた。 水深5m。あたりは一面が白い砂に
覆われている。
■■■■■■
自他共に認める地味系女子、転校生の秋本楓(あきもとかえで)。
面倒見の良さと気さくな性格、更に整った顔立ちで男女関係無く人気のある瀬戸湊太郎(せとそうたろう)。
二人は出会い、惹かれ合う。
これはスキューバダイビングを通して楓が癒され成長する話です。 恋愛小説になりますが、ダイビングに興味にある方、いつかやってみたい方へも基礎知識的な部分では役に立つかと思います。 経験者の方や久しく潜って無い方が潜りたくなれば幸いです。
※当小説は私設サイトにて掲載している作品に修正を加えて掲載しております。 ※ご感想や評価を頂けると励みになります。よろしくお願いします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-07-22 00:00:00
85468文字
会話率:43%
大学の一般試験の帰りに出会った出来事。ホラー目指してみたけどそんなに怖くない感じになったものです。
カクヨムでも公開しています。
最終更新:2014-02-02 22:18:13
1350文字
会話率:0%
公的武装許可証・通称「特帯」の資格を持つ男、榊原鍵太郎。
一年前の心傷で気力を失い落ちぶれていた彼の前に舞い込んだ一つの仕事、それは異人の少女の保護。
あまりに美しく無機質にすら感じる少女との交流に久しく冷めた心に血流を感じる榊原。
だが
少女は人に似て、しかし人という存在ではない。
今に繋がる過去が、やがて濁流となって牙を剥く。
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この物語は総て虚構。
彼の地、日本に非ず。
彼の時、近代に非ず。
過去にも未来にも属さぬものである。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2013-06-08 15:08:04
4359文字
会話率:6%
以前「ライトノベル投稿・鍛錬投稿室 掌編の間」で投稿した作品を少し書き直したものです。海を見ていた「僕」が久しく会っていなかった「彼女」と出会う話。
最終更新:2013-05-13 01:34:47
3914文字
会話率:32%
20の冬、俺は彼女の夢を見た。
久しく忘れていた彼女はなぜ出てきたのか?
俺は、彼女の居た過去を振り返る。
この作品は「俺とSINANOと大空と」からの転載となります。
最終更新:2013-01-23 21:14:36
2424文字
会話率:5%
例えファンタジー世界といえども技術と文明は進化し続ける。
魔族と人との抗争は硝煙と機械が参加して久しく、世界を巻き込む総力戦、トータルウォーに至る。
【魔界皇国】と【人類共和国連邦】との間についに戦争が勃発し、
奇襲を受けた皇国は弧状列島の
北の島に上陸され、苦境に陥っていた。
そんな中、現代日本からTSケモ耳幼女の転生主人公は死力を尽くして立ち向かう。
異邦人として、彼女は世界の行く末にどう立ち向かってゆくか?お楽しみに!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-11-27 23:27:28
4639文字
会話率:1%
灰色の世界。青空は見えなくなって久しく、人々は太陽の下を恐れた。
環境破壊の末に行き着いた世界は化け物の徘徊する地獄。シンシンと降り積もる、灰色の雪。少年少女たちはただ、明日を生きるために戦う。
*グロあり
*BL風味ありですが恋愛は
無い、はず。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-11-11 11:00:00
116244文字
会話率:39%
群雄の割拠する戦乱の惑星となった地球と、独立を死守しようとするコロニー。
戦火を交えること久しく。大地を持たぬコロニーは苦境に立たされ。
最後の切り札をもって、戦争を終結させ不可侵条約を結ぼうとしていた。
それは、ロンヌ(龍女)。仏教に伝わ
る守護女神の名を冠した最終兵器。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-03-05 19:25:18
16535文字
会話率:24%
怪我の療養のため久しく前線を遠のいていた俺。先立つものを得るために友人から紹介された仕事は軍秘匿機関での最高機密計画に関わるもの。だが記載されていた業務内容は「子供の保育業務」だった──引き合わされたのは不思議な瞳を持つ七人の子供達。
近未
来を舞台に、あまりにも幼い戦闘生命とそれをとりまく大人達の戦いと葛藤の記録。
本サイト及びdnovelsさんより転載。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-02-19 21:54:37
180081文字
会話率:44%
残酷なほど短い2ヶ月の春が終わり、街は再び長い冬に包まれようとしていた。
幼い頃父を亡くした少年イントは、近くのパン屋に勤める母コールに、女手一つで育てられてきた。毎月入る安定した収入。そのおかげで、彼らは家を借りることができていた。
しかし、待っていたのは残酷な現実。パン屋の主人が大きな街に店を構えることになり、コールは解雇されてしまう。
金を払うあてのない親子は、借家を追い出される。吹雪の日、何のあてもなかった親子は、さまよった末に小さな、古ぼけた協会に辿り着く。
協会の中には、久しく使われていない暖炉があった。だが、残っていたのは僅かな灰ばかり。
暖もとれず、寒さで薄れゆく意識の中で、二人は自分たちの目の前に、黒ずくめの何かが降り立つのを見た。
悪魔だった。
薄れゆく意識の中、イントが最後に覚えていたのは、母が黒いものに、何かを熱心に訴えていたことだった。
次の朝。
イントは柔らかいベッドから起き、自分の部屋のドアを開け、母に挨拶をした。
…この行為があまりにも自然すぎて、昨日確かにあった、吹雪の中の出来事が遠い幻のようだった。
母に聞いても、そんなことなどなかったと言う。
自分の記憶と、現実。
どちらが間違っているのか分からない。
自分の内に得体の知れない不安を抱えたまま、イントは「自分の家」での「いつもの生活」を送っていく…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-10-08 14:07:43
250文字
会話率:0%
俺は久しく訪れていなかった場所へ向かっていた。とある事情から、小5の夏のほとんどを過ごした場所、そこで出会った女の子。目的地に近づくにつれ、きらきらしたあの夏がよみがえってくる。――ファンタジー。
最終更新:2011-08-23 21:42:03
7890文字
会話率:31%
東京の医大生である植田香奈は生活費のためにアルバイトに励む女子大生。ふとしたきっかけでお盆に故郷に帰ることになった香奈は、久しく忘れようとしていた過去の出来事と向かい合う。今度こそは目をそらさないと決意を固めて。
過去を回顧し、香奈の気
持ちは揺れ動く。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-08-01 18:07:53
34434文字
会話率:34%
こんなのすごく、久しぶり。
最終更新:2010-10-20 22:46:47
338文字
会話率:0%
父からの愛情を知らぬまま今日まで過ごしてきた。朧月夜の下、久しく話していなかった父が話してくれた事。その背中から伝わるものはなんだったのだろう――。
最終更新:2010-05-04 01:21:32
2435文字
会話率:40%