おれの名はムライ・コナー。三十五歳、4tホバー・カーゴ運転手。久しぶりに荷物を積んで走った高速道路で大変なことが起きた。目の前に白銀の甲冑を纏った女の子が現れたんだ。衝突した瞬間おれは意識を失って、目を覚ました先でその女の子は物騒な左腕を向
けてこう言った。「おまえの頭にあるマシン回路を回収する。死ぬ覚悟はできているか?」と……。
いつかの時代のとてもふしぎなお話。報われない魂から生まれた『械奇族』のソルバはヒト族撲滅を謀っていた。やがて迫り来るこの星の危機に、主人公ムライ・コナーとギュルコはどう立ち向かうのか。全二十一話挿絵つき。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-03 06:07:11
68910文字
会話率:36%
「狼」――それは、人と狼の二つの姿を持つ種族のこと。
彼らは普段は人の姿で生活を営み、狩や戦闘の際は狼の姿になって戦う。
狩猟生活がメインである狼の村において、その身に宿る強さは絶対的な価値基準だった。
狼の村に住むレティリエは、村で唯
一狼の姿に変身することができない女の子だ。
狼になれない彼女は、狩や戦いに一切参加ができない為に村中から蔑まれ、ずっと肩身の狭い思いをしていた。
対して、幼い頃から思いを寄せるグレイルは、村では一、二を争う程の実力者。
狼として価値が無いレティリエは、グレイルに思いを告げることさえできず、遠くからそっとその姿を眺めるだけの毎日だった。
だが、狼の村では役立たずなだけであったレティリエは、人間の世界においては絶大な価値を誇る美しい狼だったのだ。
狼達の婚姻相手を決める「豊寿の祭り」の日、レティリエはその容姿に魅了された人間達に攫われてしまう。
そして彼女を助けにきたグレイルも、人間の魔の手に落ちて共に連れ去られてしまったのだ。
人間に売られそうになる二人だが、レティリエは鋭い洞察力と強い精神力、そして美しい容姿を武器に苦境に立ち向かっていく。
これは、報われない人生を送っていた女の子が、幸せになるまでの恋の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-15 09:19:43
408671文字
会話率:41%
その昔、日本国には、仁義と任侠で「ドス」を武器に裏社会に生きたバトラーとして「ヤクザ」とゆう職業があった。
その仕事柄ゆえ、社会からは疎まれ、表社会からは弾圧さえされた報われない立場だったが、時に拳銃の「弾丸」となり、時に自らを「ドーピン
グ」してまでも人間の限界を超える力をもって、サカヅキ(?)を交わして血を分けた兄弟のために、必敗覚悟の勝負でも、単身敵地に乗り込んでいく。
伝説のヤクザ ナリタ スガワラ クニエ カネコ タツオ カネコ カワタニ シガ シンゴ折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-14 17:05:15
513文字
会話率:30%
「唯一無二の力を手にした少年は、王の素質もつ少女と共に英雄への道を歩む」
報われない現実を生きていた少年シン。何の前触れもなく異世界へと導かれた彼は、いつの間にか手にしていた強大な力で世にも美しき孤独な王女ラスティアを救う。
今いる場所
が以前読んだ物語「エルダストリー」とよく似た世界であることを知り胸を高鳴らせるシンだったが、時代は混迷と戦乱の世へと突き進もうとしており、大いなる宿命を負うラスティアの前には過酷な試練が待ち受けていた。
どのような現実にも決然と立ち向かおうとするラスティアの姿に心惹かれていくシンは、自身のもつ唯一無二の力を駆使し彼女の力になろうとする。やがてシンは知ることになる。自分という存在がエルダストリーにおいて「絶対者」と呼ばれ畏怖される存在であることを。
果たして少年は、王の素質もつ少女と共に広大なエルダストリーの地で生きてゆくことができるのか。そしてエルダストリーとはいったい何か。なぜ少年は導かれたのか。謎が謎が呼ぶ、本格ヒロイックファンタジー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-07 21:39:44
482616文字
会話率:49%
エルは実家の子爵家を助けるために文官になり、さらにお給料の良い騎士団の事務官へと転職した。
配属された第三騎士団の隊長は『冷徹騎士』と呼ばれるニコラス・アーリントン。
しかし彼の意外な一面を見て、エルはニコラスに惹かれていく。
とはいえ、
もちろん甘い雰囲気になどなるはずもなく……「ひょっとして隊長は私のこと、女として認識していないのでは?」と考えてしまいたくなるほど、ニコラスのエルに対する態度は他の騎士と全く同じ。
いや、それが当たり前なのだけれど、恋する乙女としてはなかなかに辛い日々…。
そしてエルは「騎士団を辞めて実家に帰ろう」と決意する。
報われない恋の今よりは幸せになれるはず……。
エルを巡る人たちの協力もあり、ちゃんとハッピーエンドです。
甘くなるまで少し時間がかかりますが、お付き合いくださると嬉しいです。
少し長めですが、複数話に分けるほどでもないと思い、短編として投稿します。
設定、緩めです。
温かい目でご覧くださると有難いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-28 20:19:04
18773文字
会話率:29%
自分はデザイナーだ。ウェブサイトのデザインをしたいと転職したばかりだが、転職した会社は「ひどい環境」の会社だった。上司は自分の理解を越えた事案を部下に押し付ける。内容が分かっていないまま提案しろと強要する。指導しない。それなのに責任だけは新
人だろうが擦り付ける。
どんなに頑張っても報われない、業界外の人は誰も知らない、デザイン業界の闇とも言えるリアルな日常の一部を切り取りました。
「自分」が男なのか女なのか、どこまで本当でどこまでお話なのか。想像しながら読んでみてください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-23 23:30:00
8365文字
会話率:15%
人生で何をどう努力しても報われたことのない十蔵。
彼の前に高次元体を名乗る『観察者』が現れる。
観察者は、十蔵の努力が報われない人生には理由があると説明する。
曰く、十蔵は輪廻転生を繰り返し、努力の報われない人生を何度も生きている。その原
因は、別の世界線にいるチート能力者が原因であり、チート能力者がこれまで全ての十蔵の努力成果、幸福を奪っているという。
十蔵は憤る。何の努力もしないで、涼しい顔でチート能力を振るう奴らに。
全てを奪われた十蔵の復讐譚がはじまった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-23 16:26:25
33666文字
会話率:33%
くたびれたOLだった主人公は、プレイしていた乙女ゲームの世界の悪役令嬢に転生する。
推しの攻略対象の婚約者であるものの、様々な悪事を働いて断罪される役回り。しかし疲れ切っていた彼女は頑張ってそれを回避することもなければ積極的に悪役になる気も
なかった。
だって――。
「今世こそ、だらだらできる」
頑張って頑張って頑張り続けても報われない人生を生きてきた彼女は、身分を笠に着てただただ怠惰に過ごし、『ヒロイン』が画策したらしい断罪の時を迎える。
冤罪の否定? もちろんしない。だって面倒臭いから。
そして追放された先で自由を謳歌する……はずが、なぜか新天地に婚約破棄してきた王子(推し)が現れた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-20 18:02:11
6200文字
会話率:22%
それは一目惚れだった。
冷酷非道の血まみれ皇帝と呼ばれる男に、恋をしたのだ。
伯爵令嬢マリア・フォークロスは、娘を高値で売り付けたい父に皇妃になれと言われ、育てられてきた。
とはいえ簡単には妃どころか婚約者候補にすらなれるはずもなく、皇帝
と近くで言葉を交わす機会さえろくに得られない。しかしながら、とあるパーティーで遠目から眺めた際――どうしようもなく好きになってしまったのだ。
皇帝陛下の、最愛になりたい。
皇帝に冷たい視線を向けられつつも、マリアは恋心のままに文を綴る。
自分の恋が叶わぬものだという現実に見て見ぬふりをして。
※主人公は報われません。
※悲恋バッドエンドです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-28 18:10:00
7000文字
会話率:20%
この場では解物を虚飾者と呼んでおこう。
内は解物外は天使。
表裏伴い、あまりにもかけ離れすぎた存在。純白の権化、天使の様だと評価され続けた自分という存在に矛盾を孕み徐々に壊れていく。それが虚飾者だった。
それ故にだろうか。
献身
なき救いをし続け、いくら善行を為しても報われない痛みを味わい続けている。感謝は苦しみに耳を詰まらせ、謝罪は喉に支えて、心を蝕んでゆく。死にながらも生きている。そんな無垢でありながらも無垢では無い。
そんな虚飾者の腐れ縁でありながらの産まれながらの【探偵】であるこの僕、推晶綴はある依頼よりロンドンに飛んだ。
ロンドンで最近多発している、連続通り魔事件の解決を目的としてだ。虚飾者の元給仕係兼、依頼人兼、未来の助手リーレ=シャルラタンと共に、いざ!
ーーーーとその前にリーレは牡丹学園に転入、変人奇人との遭遇を果たして変化を遂げさせた。
実は裏でもう一人の腐れ縁も動いているとか……。ともかく、この事件は始まる前から終わっている。それだけは断言しておこう。
そのことを前提で始まる奇劇舞台ロンドンでは僕も予想外の展開も待ち受けていたんだ。
さあ、君は最後まで見届けられるかな?
願わくは。
僕のなかったらしい持論に重なった、自戒と慈雨を浴びてくれると嬉しいな。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-19 16:37:15
114619文字
会話率:31%
頭の中を空っぽにするために書きつけたもの
キーワード:
最終更新:2024-06-07 09:40:38
3294文字
会話率:0%
「また会おう」は、大抵叶わない。
どれほど報われない約束を重ねても、忘れることなんて出来ない。
また会いたいと思うこの願いは、想いは色褪せない感情だから。
最終更新:2024-05-28 00:01:19
1132文字
会話率:5%
『少しだけ私に時間をくれないだろうか……』
彼はいつだって誠実な婚約者だった。
嘘はつかず私に自分の気持ちを打ち明け、学園にいる間だけ想い人のこともその目に映したいと告げた。
『想いを告げることはしない。ただ見ていたいんだ。どうか、許し
て欲しい』
『……分かりました、ロイド様』
私は彼に恋をしていた。だから、嫌われたくなくて……それを許した。
結婚後、彼は約束通りその瞳に私だけを映してくれ嬉しかった。彼は誠実な夫となり、私は幸せな妻になれた。
なのに、ある日――彼の瞳に映るのはまた二人になっていた……。
※この作品の設定は架空のものです。
※アルファポリスでも公開しています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-15 20:29:45
90290文字
会話率:33%
なにも報われない物語
最終更新:2024-05-07 20:44:58
3418文字
会話率:42%
「僕には愛する人がいる。君のことを愛することはできない。今回の婚姻は、白い結婚とさせてくれないか」
「それは契約違反です」
「け、契約違反だって?」
「そちらの都合で契約内容を変更するのですから、こちらには正当な補償を要求する権利があります
」
初夜の寝室で『白い結婚』の申し出が告げられた。
しかし子爵令嬢シィンセリアは悲嘆に暮れることは無く、怒りに燃えることもなかった。落ち着いた態度で求めたのは、契約違反に対する補償だった。
シィンセリアの求めた補償は、領地の一部割譲や鉱山の利権など、非常に重いものだった。
難色を示す伯爵子息アンウィーズに対し、シィンセリアは挑発的な言葉を投げかける。
「あなたが本当に想い人を愛しているなら、できるはずです」
果たしてこの『白い結婚』はどうなってしまうのか。
子爵令嬢シィンセリアが本当に求めていたものとは?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-03 11:40:00
14135文字
会話率:28%
無職の引きこもり『百合乃 牡丹』は、ゲームのキャラクターに恋をしていた。報われるはずのない恋だったが、不運な事故から、そのゲームの世界に転生してしまう。
報われない恋が、報われるかもしれない恋になった時、彼女の愛の物語は始まった・・・愛
悪と嫉妬と執着の報われるべきじゃない物語は始まってしまった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-20 18:06:58
6856文字
会話率:23%
夜に駆ける男がいた。男は女を待っていた。女はメキシコを越えてアメリカへ渡ろうとしていた。女には一緒に逃げようとしている恋人がいた。報われない恋だった。
最終更新:2024-04-10 20:19:13
1493文字
会話率:36%
努力を継続できるのって才能らしい
最終更新:2024-03-26 06:00:00
28821文字
会話率:75%
現在火・日木の2週間で3更新予定。
人間をあの世へ送り届ける案内仏が見た様々な人間の物語、と時々八百万の神。
オムニバス短編集。ちょっとした時間に読めるくらいの長さです。暇つぶしに是非。
各作品により、感動、ギャグの他、殺人や自死などのグ
ロテスク描写、ホラー、後味の悪い話、報われない話など色々あります。苦手な方はご注意下さい。
また、宗教観の表面だけを拝借しただけの完全なる創作でありフィクションです。この世に存在する全ての宗教や団体、個人など一切関係ありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-23 19:05:14
60220文字
会話率:53%
お金持ちの令嬢の報われない片思い。
親の力で婚約するが、婚約者の視線の先は、別の女性。
そこから進む破滅への道。
シリアス要素満載の救いのないお話。
最終更新:2024-03-20 18:12:17
4259文字
会話率:27%
――金曜日はフライデー、つまり揚げ物の日である。
私がそう宣言すると、当時付き合っていた男が「ダジャレかよ」と鼻で笑ってきた。
あんなのとは早々に別れて正解だったと思うけれど、それから四年、私はすっかり恋愛とは無縁のまま二十七まですくすく
と育ってしまった。最近は誕生日になっても両親が「おめでとう」と言ってくれない。いいんだぞ、祝ってくれて。
そんな感じで淡々としたシングルライフを送っていたのだが。
とある金曜日、私がいつものようにトンカツを揚げていると、親友の桜子から電話があった。
『……実は彼にプロポーズされて』
なんと、それはめでたい。
桜子は絵本のお姫様がそのまま飛び出して来たような小顔美人なのだが、恋人である斎藤氏もそれに負けないくらいの色男である。二人とも顔だけでなく性格もめちゃくちゃ良いので、私の口から漏れ出るのはただ祝福の言葉のみである。結ばれるべくして結ばれた、まさに運命の二人だ。
だから……捨ててしまうべきなのだ。絶対に報われない、一方通行の横恋慕など。斎藤氏のような素敵な王子様の隣には、桜子みたいな素敵なお姫様が一番良く似合うのである。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-16 18:10:00
16491文字
会話率:38%