元医院に住む女と夫と義母。女はこの家に染み付いた医院特有の匂いを嫌い毎日病的に掃除をしていた。いくら掃除をしても、なにかぬめりのようなものが壁などから染み出して、臭いを放っていると女は思い込んでいた。女は夫との間に子をなせないことを義母に罵
られるが、それは夫が女との行為に嫌悪感を持っていたからであった。女は考えた末、間男との間に子をなそうとするが、夫に見つかり激高される。はずみで女は夫を殺してしまうが、女の心に去来したのは罪悪感ではなく、死体が見つかると義母に起こられるという恐怖であった。女は人間を殺すという行為に対して、正しい感情や社会的な意味を理解できない狂いであった。現場にやってきた義母は驚愕して逃げようとするが、女は義母が恐ろしい人物に、粗相を告げ口されると勘違いし、義母にすがりつくうち、絞め殺してしまう。二人の死体を見た女の心に去来したのは、恐怖でも後悔でもなく安堵であった。女は人を殺すことが犯罪であることを知らなかったため、人が死んだときには何をすればいいのかという拙い記憶をもとに、火葬をし、後片付けをする。平穏な日々がやってきたが、二人を殺した部屋にはなにか臭いが残っているような気がしてならなかった。それはやはり、壁などからにじみ出るぬめりのようなものから出ているように思えた。女は毎日掃除をしていたが、ある日、通報があったのか警察が家に押し入ってきた。女は殺人という罪を知らないため、それを部屋から臭いがすることを咎めるためにやってきた恐ろしい男たちだと思い込み、お許しくださいと頭を下げるばかりであった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-04-01 11:36:03
2886文字
会話率:0%
不良であり、不良たちの傭兵である賢治が屋上で喫煙していると、大変人気者でいらっしゃる生徒会長が現れる。しかし、この生徒会長、賢治の喫煙行為を咎めるどころか平然と賢治にお得情報まで落としていく不思議。
屋上から始まる不良と生徒会長の交流を描い
たラブコメです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-07-17 00:00:00
38038文字
会話率:51%
かつて世界は一人の魔王に支配されていた。
純白の魔王リグル。
彼は犯罪や人殺しなど悪事を働くことなく全ての頂点に君臨した。
そして当時世界には国が3つ別れていたがその全ての国が彼を脅威に感じていた。
それもその筈、悪事を働くことなく頂点に君
臨した彼を咎めることなど誰にも出来なかったからだ。
しかしその意図とは相反するようにリグルの勢力は拡大していく。
これこそが純白の魔王と呼ばれる由縁でった。
人王歴359年、人が王となった時代、独裁的な政治を行う皇帝メビウスが人を支配していた。
現在の政治に疑問を持っていた皇帝の実娘であるリリアンヌ=ルベリエは、世界を一度立て直すべきだと考え魔王の封印を解く。
「世界を征服して」
リリアンヌは魔王に懇願する。
そして純白の魔王リグルと皇帝の実娘リリアンヌの世界征服が始まるのであった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-05-04 12:00:00
3039文字
会話率:46%
サッカー部に所属するイケメン男子高校生、杉浦紀之には志穂という姉がいる。志穂は完璧超人の生徒会長であり、皆の憧れであった。
ある日紀之は、志穂の衝撃的な秘密を知ってしまう。なんと志穂はショタコンであったのだ。しかも男子小学生と遊ぶため、男装
して男子小学生の振りまでしていた。
志穂から脅迫され、この秘密を守る手伝いをさせられることになった紀之。そんな中、紀之のことを好きだという女子小学生、莉子が現れる。
志穂の策略によって莉子と交際することになってしまった紀之。ショタコンの姉を咎めるべき立場にありながら、果たして紀之はロリコンに目覚めてしまうのか。
※この作品はカクヨム、マグネット!、アルファポリスにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-02-13 21:38:20
97534文字
会話率:47%
裏野ハイツに住む、運の悪さを自覚している少女専門のシリアルキラーの俺・山崎光雄(52歳)は、マンションの近所の廃病院で、うっかり金髪爆乳美少女を撲殺してしまう。処分に困っていたところを、運悪く同じマンションに住む201号室のババアこと、太田
秀子(76歳)に見つかっちまった。しかしババアは俺を咎めるどころか、見逃してやる代わりに死体をマンションに運び込めと命令してきた。孫が、「いもほり」に使うためだと言って……。
夏のホラー2016参加用作品です。グロあるのでお気を付け下さい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-07-20 09:00:00
15401文字
会話率:14%
「彼女を殺せと言うのか」
臆病者だが心優しき青年・セリーヌは、決断を迫られていた。目の前にいるエルフの少女・クローディアを殺害すれば、母を救える。彼の住む村の人間は皆、エルフを狩ることで生活しているのだ。誰も咎める者はいない。しかし――
金
か、それとも愛か。人種を超えた落涙の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-07-05 08:00:00
16796文字
会話率:34%
2030年初頭突如としてゲーム界を騒がせる新型のゲーム機が発売される。それは五感全てをゲームで体感できるフルダイブ型のゲーム機【スリープコクーン】。それまでは不可能とされてきたフルダイブ技術、幾多の大手ゲーム開発会社が開発に漕ぎ出したがど
れも一歩及ばずの物であったが突如無名の小さな企業がこれを発表し発売したのだ。値段は張るもののその現実離れした技術から《未来から来たゲーム機》や《もう一つの世界》と称され数多くの人がそれを求めた。その後幾つかのゲームソフトが発売され、その技術はゲームだけではなく社会、学校、医療と幅広い所で活躍を見せた。それから数年後の2038年。とある事件が起きるVRMMO精神監禁事件【ノアプロジェクト】。それによりゲーム内にいたプレーヤー、約1000人余りが一人を除いて全員脳死状態に陥った。これを咎める為その開発企業に警察が調査に入ったがその初期の開発チーム全員が変死体で発見された。かなり問題視されていた【スリープコクーン】だが、それでも技術は今後の社会には欠かせない物として他のゲーム会社、企業が買い取って優良活用した…。これはその後に起きる事件に巻き込まれた少女のVRMMO物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-03-31 23:00:00
6295文字
会話率:55%
熱を持った硝煙が挨拶よろしく頬を焼く。
広がる荒野、乾いた廃墟、喉を焼くような衝動はもはや誰が咎めるわけでもない。
今までの舞台は狭かったろう、窮屈だったろう、案ずるなここはもはや世界だ。
あらゆる物語が失われ、あらゆる語り手は死に
、その残骸だけが残った最後の世界。
「永遠に眠らない戦場、07へようこそ」
誰が招いたわけではないが、歓迎しよう。盛大にな!
■全力で勢いだけの深夜のテンション。
■きっと更新する。
■プロット? ねぇよんなもん。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-03-08 02:17:58
1428文字
会話率:34%
ある日、一人の年老いた人形師が家の火事によって死んだ。後に残ったのはその孫娘と、出来損ないの機械人形。人形にできることといえば、娘に愛を囁くことだけ。
今日も娘の車いすが、咎めるように小さく鳴いた。
最終更新:2015-04-27 14:05:55
3193文字
会話率:25%
二人の男がいた。
一人は元少年兵であり、戦うことが自分のすべてだった。
一人は貴族の生まれであり、戦乱により掛け替えのない女性を失った。
二人は誓った。争いのない世の中を作ると。争いを生むモノすべてを根絶やしにしてみせると。
少年兵だった男は、今日もまた戦場で剣を振るう。
理想のために。仲間のために。罪と罰を咎めるために。
そして、遠くない未来。
彼は原初の罪と出会う。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-08-13 09:00:00
1994文字
会話率:32%
・第1話までのあらすじ
彼の名前は古田悟(ふるた さとる)。新卒で就職し、三年務めたのちにその会社を退職した。転職することもなく、自堕落な生活を送る日々だった。
ある日の晩、「日課」を終えた後、ウィスキーが飲みたくなり家を出た彼は、
出入口で金髪の男に遭遇する。金髪の男は悟に話しかけてきたが、悟は絡まれたと思い、自室へ逃げようとする。しかし、鍵を閉めていないはずのドアが開かない。パニックに陥った悟は、がむしゃらに上階へ逃走を図る。 途中、二階に住む隣人の女性を思い出し、助けを求めるが彼女は部屋にいなかった。その際、ドアを叩き、大声で叫んだが、誰かが咎めることもなく、アパートは静寂に包まれていた。金髪の男がゆっくりと追ってきている為、悟は再び上階へ逃走を図る。最上階の五階に辿り着いた彼は、五階にある物置と501号室のうち、物置の扉を開いた。何故か、その扉の先にあったのは廃ビルの屋上だった。
そこには201号室に住む女性がいた。彼女は悟に対し「あなたは真理を知った。それ故に追われている。」と話す。ますます困惑した悟はさらに質問を彼女に投げかけるが、彼女は「体中をいじられたくなければ、私についてきて欲しい。」と語る。状況を把握できないまま、顔見知りである彼女の提言を渋々承諾し、同行することにした。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-06-24 01:35:48
2450文字
会話率:36%
僕は春休みにはいつも夕方くらいに身を床に浸す、咎める人もいなければ指図してくる人もいない、けど、それはちょっぴり寂しくて、なんだか少し切ないものだ。
春休み 目覚める動物 僕冬眠
最終更新:2014-04-04 07:00:10
3717文字
会話率:22%
ここはとある少女の書斎。
彼女のやるべきことは物語を詠み、それに相応しい終わりを書き加えること。
この書斎にある本全てが必ず、最後のページが白紙。どんな結末だろうと誰も咎めはしない、咎めることもできない
最終更新:2014-03-17 04:11:50
235文字
会話率:40%
只今人間の世界では動乱と戦乱の真っ只中。
世界各地で戦が蔓延り、生と死が入り乱れる乱世には魑魅魍魎(ちみもうりょう)が巣食い出す。
人はそれらを"物ノ怪"と呼び恐れた。
物ノ怪は人間の恐怖を喰らう為に人々を襲う。
何故人
間を襲うかって?それが我々妖怪のお仕事ですから(笑)
妖怪の動力源<人間の念>これが消えてしまう事は即ち妖怪の存在が消えてしまうという事。
そうならない為に妖怪社会では<念>を集める為皆あくせく働いて集めるのです!
狐の妖怪『妖弧』、人間の歳にすると15才の女の子。
ご先祖様はこの国の頂点の一角に君臨する"大妖怪・九尾の狐"である。
大妖怪の末孫に恥じない優秀な姉妹達の一番末娘として生まれた妖弧はただ独り、絶望的に劣等生だった。
周囲は妖弧に対して勝手に期待し、そして勝手に失望して行った。
そんな御家を飛び出し、妖弧は片田舎の小さな妖怪村でひっそりとお仕事に励んでいた。
弱い妖怪が集められる念と言えば人間を驚かし、その恐怖の念を集めること。
それすらもままならない妖弧であったが、妖怪村の皆は咎める事もなく優しく接してくれた。
居心地のいい村で貧しくも豊かに過ごしていた妖弧だったが、非情にも人間界の戦乱の並が押し寄せる。
そんな中出逢ったのが、戦争孤児の小さな男の子『大吾』。
ショックで失語症になった男の子に妖弧は決意する。
「大吾は私が護るわ!」
こうして妖弧と大吾の物語が始まった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-10-04 20:04:24
22785文字
会話率:31%
父のリストラが原因で、引っ越しをした中学二年生高橋広海は情緒不安定で突発的かつ大胆な行動から、転校先でいじめられる。しかし、それまでいじめを受けていた城崎恵美からは感謝され、人生初の彼女をゲットするに至る。群像劇です、潔癖症のハーフや弟ラブ
の近親相姦ヤンデレ先輩や、ちょっと危ない中二病患者がやらかします。
★
「何年付き合ってるか知ってる?」
押さえられた肩が痛い。怪我をしていることを知っているはずなのに、わざと体重を乗せてくる。
見上げると恵美の顔が、想像よりも近くにあった。いつものような涼しげな表情ではなく、哀しげな、どこか切羽詰ったようなそれ。なまじ顔が整っているので、まるで映画のスクリーンに映った風景に見えた。泣いてはいないものの、そんな彼女の様子に良心の呵責を覚える。
「二年?」
「疑問形」
咎めるような口調。肩を抑えられた手が、耳に異動した。小さく爪が当たる感触に顔をしかめる。こんなところ、怪我してたっけ?
「二年も付き合ってるの、だから」
恵美は自分に言い聞かせるように呟いた。
「だから、私ずっと……」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-08-18 23:00:00
111243文字
会話率:40%
何一つ不自由のない、それでも満たされることのない水姫。
ミズキは数多の月姫たちに囲まれながら、密やかに椿の花を水に流す。
意味のない行為と知りながら。
それを見咎めるのは顔をベールで隠した「ツキ」と呼ばれるミズキの月姫だけだった。
Pix
iv様にも重複投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-07-24 17:45:27
3647文字
会話率:51%
俺から全てを奪ったこの世界。
ならば、全てをこの世界から奪ってやろう。
咎める事は許さない、神であろうと。 ※不定期更新
最終更新:2013-02-09 18:16:26
22738文字
会話率:37%
咎める少女と咎められる少女。はたして彼は?
最終更新:2013-01-25 23:25:53
857文字
会話率:63%
【気象予報士】第3部。
高校を卒業してから何だかあんまりいい事がない。最近もバイトを辞めてしまい、ぼんやり街を歩いていると、とんでもなく綺麗な人に咎めるように声をかけられて・・・。
降ってわいたように仕事を手に入れ、訳のわからないまま風変わ
りな世界で過ごす事に。
無愛想な蒼羽<ソウウ>と次第に打ち解けていく内に、緋天<ヒテン>は今まで思いもしなかった事に気付いていく・・・。
ファンタジー・・・ですけど恋愛中心なので甘々です。
夏休み明け、第3部。
秋からの2人と、ベリルのあれこれ。
※自サイトにて公開中です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-01-19 19:41:07
213122文字
会話率:43%
高校を卒業してから何だかあんまりいい事がない。最近もバイトを辞めてしまい、ぼんやり街を歩いていると、とんでもなく綺麗な人に咎めるように声をかけられて・・・。
降ってわいたように仕事を手に入れ、訳のわからないまま風変わりな世界で過ごす事に。
無愛想な蒼羽<ソウウ>と次第に打ち解けていく内に、緋天<ヒテン>は今まで思いもしなかった事に気付いていく・・・。
ファンタジー・・・ですけど恋愛中心なので甘々です。
※自サイトにて公開中です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-10-20 14:34:26
81282文字
会話率:42%