――この国にはもう何か月も、冬が続いています――
この国には王様と、その娘である四人の女王様がいます。
秋の詩人に喩えられる、聡明な秋の女王様。
夏の太陽と謳われる、華やかな夏の女王様。
冬の夜空にも似た、清廉な冬の女王様。
春の陽射しの
ような、愛らしい春の女王様です。
冬に閉じ込められてしまったこの国に再び春を巡らせるため、「私」と秋の女王様は、はじめての冒険に出かけることになったのです。
※冬の童話祭2017参加作品。
お題を使用しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-12-14 14:02:22
10692文字
会話率:38%
冬の女王様が塔を離れないために、春が来なくなってしまった国がありました。王様の元には、国中から困窮を伝える使者が来ていました。
その中でも、一番困っているはずの北の辺境からの使者は言いました。我々は、今年の収穫を得られるので、援助をいただき
たいと……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-12-14 04:17:52
4509文字
会話率:41%
冬童話2017の企画内で、用意して頂いたプロローグから創作した短編です。
あるところに、春・夏・秋・冬、それぞれの季節を司る女王様がおりました。
女王様たちは決められた期間、交替で塔に住むことになっています。
そうすることで、その国に
その女王様の季節が訪れるのです。
ところがある時、いつまで経っても冬が終わらなくなりました。
冬の女王様が塔に入ったままなのです。
上掲が頂いたプロローグの一部ですが、
童話という事なので心理描写を一切描かず、登場人物の行為を客観的に、歯切れよく描くことに専念しました。
プロローグ以降のあらすじ
冬の女王が、何故季節の塔から出てこないのか、この謎は序盤でわかります。
誰の助力も得ることなく、女王は自らの意思で己を戒めて、塔の外へ出る事を決意します。私はここから物語を描こうと想いました。
冬の女王には召使いが一人います。
冬の女王が塔を離れる動機。これが”責務”ではなく”望み”となるように。
召使いがあっちへ、こっちへと活躍します。
狂言回しのような言葉遣いの中で、二人の心持ちが、如何に強い信頼で繋がれているかを描写できていればと想います。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-12-14 03:49:12
10870文字
会話率:38%
塔から出てこなくなった冬の女王ジェシカと、小学四年生の桃香、愛犬たちの物語。
ジェシカが望むことはなんだったのか?どうして塔から出てこなくなったのか?
最終更新:2016-12-14 01:09:36
9245文字
会話率:57%
あるところ、ある国には季節を巡る4人の女王がいました。
塔の中にいる間、女王様の季節が訪れます。
ある日、冬の女王様が塔から出てこなくなりました。
寒い寒い、冬が続きます。
困った王様はお触れを出しました。
季節が巡るように、女王
様を交代させる者はいないかと。
成し遂げた者への褒美も約束された、お触れでした。
そんな国を訪れる、隣の国の旅人さん。
旅人は冬を終わらせ、季節を春に出来るでしょうか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-12-14 00:24:07
3669文字
会話率:12%
「お願い。お願いよ。ここから出たいの。どうかお願いよ」
大きな植木鉢の前で、ちいさな少女は泣いていました。
こぼれた涙は氷の粒になって落ち、チリン、コロン、と音を立てます。
彼女はうわさどおり、毎日泣いてばかりいるのです。
この冷たく長い
冬を、あたたかく美しい春にするため、小さな女王は銀の植木鉢に語りかけました。
〜冬の童話祭り2017参加作品〜折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-12-13 20:40:00
8333文字
会話率:16%
冬になると魔法のはずみで必ず生まれてしまう一体の雪だるま。
春になると溶けて消えてしまうその雪だるまに、冬の女王様はたいそう心を痛めておりました。
そんなある年の冬。
いつものように生まれた雪だるま『キューイ』との出会いによって、冬の女王様
は一大決心をするのです。
冬の童話祭参加作品です。
ちょっぴり切ないお話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-12-13 18:50:58
7657文字
会話率:35%
とある王国の、とあるお話。
いつまで止まない雪闇の中に静かに佇む塔がありました。
最終更新:2016-12-13 16:23:18
4172文字
会話率:14%
「冬の童話祭り2017」で見かけたプロローグが面白くて書いてみました。
商人の陸は、女王に興味があり塔に居ない間に住むお屋敷を訪れてみる事にします。
そんな中、女王を利用しようと企む少年の影がちらつきはじめます。
そして、いつもよりも長
い冬が始まりました。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-12-13 14:16:22
5017文字
会話率:48%
あるところに、春・夏・秋・冬をつかさどる女王様が居りました。
女王様は交替で、塔に住む事になっています。
そうすることで、その国に女王様の季節が訪れるのです。
ところが、今回は冬の女王様が、塔から出て来てくれません。アッタ少年と学友たちは
、風変りな大人の助言を貰って、事態の解決に挑みます!
ほのぼの不思議な国の日常に舞い込んだ、小さな冒険?物語です。ちょっとへんてこな級友たちと、少しお出かけしてみませんか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-12-13 14:15:29
5904文字
会話率:43%
冬の童話祭2017のテーマを下敷きに作ってあります。
以下、冬の童話祭のテーマより引用。
「季節廻る国の童話」
あるところに、春・夏・秋・冬、それぞれの季節を司る女王様がおりました。女王様たちは決められた期間、交替で塔に住むことになって
います。そうすることで、その国にその女王様の季節が訪れるのです。
ところがある時、いつまで経っても冬が終わらなくなりました。冬の女王様が塔に入ったままなのです。辺り一面雪に覆われ、このままではいずれ食べる物も尽きてしまいます。
困った王様はお触れを出しました。
『冬の女王を春の女王と交替させた者には好きな褒美を取らせよう。ただし、冬の女王が次に廻って来られなくなる方法は認めない。季節を廻らせることを妨げてはならない。』
《以下本作のあらすじ》
『塔』で少女を出迎えたのは、冬の女王その人。彼女は寂しそうな目で猛威を振るっていた。
彼女が抱える秘密とは。少女がとった選択は?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-12-13 13:16:46
3565文字
会話率:47%
ちいさなうさぎと七つのあやめちゃん。カラスが襲って来たとき、あやめちゃんとうさぎは……。
大久島でのファンタスティックなお話。
最終更新:2016-12-13 10:20:48
3042文字
会話率:30%
世界に溢れる穢れ
それを拭う存在がいた
三回の満月を迎えるごとに、塔を訪れる彼女たちだ
それは四季の廻りに合わせたものだった
とある人間はそれに目を付けた
穢れ、即ち人の負の感情を拭い去り、塔の中に封じ込める
この摂理を使い、その人間は横暴
に振る舞った
いくら好き勝手をしても彼女たちが負の感情を拭い去ってくれるから
やがて意思を持たないはずの彼女たちは、何度も繰り返す中で僅かな意識を生じさせた
塔の中ですべてを捨てて新たに汚れを拭う存在として歩み出すときにも、記憶を継承し始めた
なぜ私たちだけが人間の後始末をしなければいけないのか、疑問を抱き始めた
そして……幾星霜と繰り返し、限界を迎えた彼女たちは四季の廻りと共に役割を放棄した
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-12-13 07:00:00
3380文字
会話率:0%
『いらない』私は、『いらない』から家からいなくなる。
そんな私が唯一知っている童話は、題名も知らない、季節の女王様のお話だった。
最終更新:2016-12-13 07:00:00
5744文字
会話率:10%
くにざかいの深い森で、貧しい若者と美しい少女が出会いました。仲睦まじく暮らす二人でしたが、森の周辺にはいつしか不穏な気配がただよいはじめます。若者と彼が愛する森を守るために、少女が下した決断とは……。冬童話2017参加作品です。
最終更新:2016-12-13 07:00:00
5174文字
会話率:19%
あるところに、春・夏・秋・冬、それぞれの季節を司る女王様がおりました。 女王様たちは決められた期間、交替で塔に住むことになっています。 そうすることで、その国にその女王様の季節が訪れるのです。
ところがある時、いつまで経っても冬が終わら
なくなりました。 冬の女王様が塔に入ったままなのです。 いったいどうしてしまったのでしょう。
※『冬の童話祭2017』投稿作品です。プロローグをそのまま利用させていただいております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-12-13 02:10:29
14312文字
会話率:57%
フィズを含む四人の天使は、季節を司る女王として、ある星を維持・管理していた。ある日突然春の女王であるイールが、神の望まざる存在である悪魔となってしまい、討伐を恐れて逃亡してしまった。このため、その星には春を司る女王が不在となってしまい、世界
は滅亡の危機を迎えていた。
お察しのとおり、冬の童話祭2017の関連小説です。
童話風に書き上げた作品は、別に投稿していますが、別視点でハイファンタジーとして書き下ろしました。
少女と季節の女王たち(童話)
http://ncode.syosetu.com/n4590dr/
童話とハイファンタジー、それぞれ独立した話として読めるように書いております。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-12-12 19:05:45
8661文字
会話率:40%
あるところに、春・夏・秋・冬、それぞれの季節を司る女王様がおりました。
女王様たちは決められた期間、交替で塔に住み、その国にその女王様の季節を巡らせます。
ところがある時、冬の女王様が塔に入ったままになり、いつまで経っても冬が終わら
なくなりました。
困った王様はお触れを出しましたが、春が訪れる気配はありません。
とある村に住んでいた少女も、春が早く訪れて欲しいと願い、春の女王を探すことにしたのでした。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-12-10 15:29:20
3779文字
会話率:0%
「冬の童話祭2017」参加作品。
『冬の国』と呼ばれる土地に魔女が住んでいました。
魔女を討伐するために多くの勇者や騎士が冬の国に向かいましたが誰一人帰ってきませんでした。
それを知った青年は旅に出ます。
「どうして彼らは誰も帰らなか
ったのだろう?」
という疑問を解くために。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-12-12 06:31:55
3369文字
会話率:18%
かた目を 失った うさぎの ぬいぐるみ。
お姉さんお姫様たちに 劣等感を抱く 末っ子姫。
二人の出会いが 織りなす 優しい 言の葉の 物語。
はじまり、はじまり。
最終更新:2016-12-12 02:37:34
4410文字
会話率:15%
10歳になる少年と少女のお話。雪の止まない国で二人が頑張ります。個人的なテーマは「家族」です。童話らしくない童話ですが読んでみてください
ほっこりしてくれたらうれしいです。
最終更新:2016-12-11 23:18:27
10464文字
会話率:64%