舞台は異世界、一人の王と四つの部族、特殊能力を持たない大半の人々、そして時折現れる魔物たちから成る世界。残酷な王は、「退屈しのぎ」と称して四大部族の中からそれぞれ一人ずつ代表を選出させ、自分の見ている前で殺し合いをさせることを提案する。そん
な中選ばれたのは、それぞれの部族の長の末子にあたる若き子女たち。その中には、誰にも知られることなくひっそりと、だが確実に愛を育んでいたふたりの姿もあった…………。
個人サイトでも公開しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-05-23 00:00:00
97339文字
会話率:45%
神の子も人に混ざり、恐ろしき魔物の存在も吟遊詩人が歌うばかりとなった時代、大陸の西の果ての物語。
王位を降りた姫騎士が引き受けたのは、辺境の竜退治。
騎士リーナルは、純朴な従騎士・風来坊の傭兵を供に、『血まみれの三日月』討伐に向かう。
吟遊
詩人の歌に込められた秘密――それは20年前に遡る、王国の暗い秘密であった。
『血まみれの三日月』と呼ばれた辺境部族の制圧。そこから生じる不穏な影――後継者争いの起こる王都へ、リーナルは凱旋する。
「悔やむ事は……この先も、きっとたくさんあると思う。それでも、進む事を非としないわ」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-03-05 14:29:00
25038文字
会話率:48%
拳銃使い、魔女、将軍、博士。
役割に支配された生き方しかできない連中が、ゆっくりと世界に染みこんでいく。そんな役割を与えられた生を『我々』は世界レンズを経由して観測する。
王国は革命で倒れ、共和国は大衆に焼かれる。
拳銃使いと、無愛
想な魔女はそんな世の中のカスの一片として拳銃をぶっ放し、魔法を使い、人を殺し、たまに助けて、飯を食う。音楽に耳を傾け、書物に心躍らせ、それでもやはり人を殺す。
将軍と感情的な魔女は、『塔』からあふれ出す怪物どもの相手をしながら、淡々と政治に明け暮れる。戦いにおいて優秀、政策において鋭敏な二人は、徐々に人の枠を離れ、自らが規格外の怪物に近似していく。
頭のおかしい博士は、世界のあり方を問い直すことを諦めて、ただ全てを肯定し続けて、なにもかもを楽しむ。それは方法論的虚無主義ではあるものの、それでいてロマンチズム。
冒険者ギルド、暗殺者ギルド、騎士団は各個に組織としての意思を持ち始め、それを構成する人々を歯車たる器官へと置き換えてゆく。
共和国、王国、都市国家連合、諸部族会議は『塔』に目を向けながら、互いに剣と銃を突きつけあう。
新人類と旧人類は相互に断絶し、播種船は飛んでくるわ、第一異星人と接触するわで話は混迷を極め、ますます分けがわからなくなる。
ドゥルーズだのフーコーだのがそれぞれに役にも立たない持論をまくし立てはじめ、科学は方法論となり強い人間原理が機能し始める。それでいて役割を与えられただけの『キャラクター』たちは、うやむやな物語に対して反旗を翻す。
わけもわからず能力バトルが始まり、挙句の果てにはSFもどきになり、重力の虹を論じ、百年の孤独に打ちひしがれ、緑の家にたどり着こうとする。ジョージ・オーウェルがそんなサマをあざ笑いながら嘘つきだけが現実を見ることができることを強弁する。
―そして、世界システムという怪物が、誕生する。
その世界システムに対して、並行世界のエヴェレット多世界解釈上の存在である女子高生が世界征服というカウンターアタックを決める。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-02-23 11:08:41
7460文字
会話率:31%
都内の高校に通う少年ゆうたは、夏休みを利用して悪友マモルの田舎、瀬戸内海の阿手内島にやってきた。
本来ならば一緒に来るはずだった女の子達にドタキャンを食らい、失意の中の旅。
そんなゆうたの前に、3人の少女が現れる。からんできた観毛内島
の少年達を瞬く間に叩きのめした彼女たちの正体は、海女僧島に住む女だけの部族アマゾニスの末裔だった。
自分より強い男の『モノ』になるというアマゾニスのしきたりを知ったゆうたとマモルはバラ色の夏休みを求めて海女僧島を目指す――――!
数年前に他サイトに投稿した作品です。
もし楽しんでもらえたら嬉しい限りです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-01-03 01:22:10
96634文字
会話率:55%
かつて在ったという戦乱が嘘のように安穏そのものの国、虹霓(こうげい)。国を統べる王族を筆頭に、討魔士(とうまし)・呪術師・龍使(りゅうつかい)・調薬(ちょうやく)師・万獣使(ばんじゅうつかい)など数多の才知に長ける人々がそれぞれ集団を作って
生活しているこの国で、もうじき今年度の全部族交流会が催される。
――――それは、歴史の循環(サイクル)が巡り戻ってきた日でもあった。
「さぁ、始めましょうか」
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-12-18 18:39:26
35825文字
会話率:57%
発展を遂げる大陸の周辺に、未開の列島がある。人々はまだ見ぬ世界に想いをはせていたが、人々の憧れを実現した人物がいた。それは同時に、未開の地に住む人々には良くも悪くも、様々なものをもたらした。数十年後ーーー、列島は大陸からの文化がもたらされ、
発展していこうとしていたが、同時に部族間の争いを生むこととなる。やがて、大陸にもその影響は波及する。
大陸出身のアネットと、部族の長の息子は幼い頃出会い、成人してから再会するのだが、彼はアネットを覚えていなかった。大陸・部族の男女もからみあい、二人すれちがっていくのだが・・・・。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-12-07 23:12:38
3073文字
会話率:30%
少年は恐怖に駆られて走る。それは大人になるための、彼の部族の通過儀礼。 目的地で少年が見たものは、瞬間、少年の心から生きる力を奪った。世界樹、魔物など北欧風の世界観を意識しています。
自身のサイト「ふみかばんのほーむ」より転載したもの
です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-12-04 01:00:00
3361文字
会話率:32%
互いに殺しあう運命の元に生まれてくる二人。時に敵対する部族で、時に家督争いを繰り広げる一族で、時に王とレジスタンスとして、幾度となく凄惨な生を繰り返してきた。そんな二人の、万を越えた先にある生とは?
最終更新:2011-11-15 21:58:48
1940文字
会話率:22%
旧石器時代。オンナが枯渇した部族の物語。彼らはオンナを求めて旅に出る。
原人たちの知恵バトル!!
最終更新:2011-08-18 21:53:42
3608文字
会話率:29%
とある部族の少女は過去の出来事をきっかけに自ら、己の感情の一つと共に身を封印する、そして少女は負の感情しか知らない人になってしまった。そんな少女の封印を解いたのが従兄妹でもあり、冷静沈着な少年だった。少女はあるときを境に村を脱出しようと試み
るたび少年は少女を捕らえる、そんな少女と少年の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-03-24 17:01:24
28508文字
会話率:25%
世界は二つの人種に分けられる。
一つは、一般と称される一般市民たち。一つは、独自の特別能力を使う部族たち。そしてさらに、部族は動物系統と自然系統との二つに区分されている。
互いに人の形はしていても異なる生物。それで区別はされても差別は
なく、食物連鎖の中二つの人種は共存していた。
ただし、部族はそれぞれ独自の特別能力を十二分に活かし、一般との共存を図ってはいたのだが――一般には知られていない、秘密も存在した。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-10-05 23:37:49
9987文字
会話率:45%
世の中に憎しみがはびこっていた頃、ある部族に待望の男の子が生まれた。時は流れ、立派な青年へと成長したグレンは、3つの部族をまとめるヒントを得るため、旅に出る!!!
最終更新:2010-08-16 00:46:07
8189文字
会話率:54%
世界が七つの国によって鬩(せめ)ぎ合っていた時代があった。そうなってしまった原因は戦争の抑止力として『武王』という神にも悪魔にも似た力を持つ存在が歴史の舞台から消えたことだった。小さな部族の少年リゼル・トリッジ。後に二代目の『武王』と呼ばれ
、世界に安寧をもたらすことになる少年とその仲間たちの物語は、とある出会いから始まることとなる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-06-03 20:00:04
13438文字
会話率:18%
勇者の出現を強く望む部族の有する異世界。そこに、現代人、ヤマダユウキが召喚された。けれども彼は女性と見間違う外見のために、勇者の妻として周囲に認識されて……?どうにも歯車が合わない異世界ファンタジー、の予定。極めて個人的な感情により、凍結し
ます。すみません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2009-08-05 22:25:11
15751文字
会話率:38%
22の島からなるルーテン国。さまざまな部族の集まりによって繁栄していたが、エカルイア家の陰謀により国は突如乱れ始めた。国の運命を託されたのは1人のひ弱な少年ウィル。頼りないウィルだが仲間と出会い旅をしていくうちに次第に成長していく。スリル、
笑い、切なさ、恋愛ありの長編冒険ファンタジー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2009-07-26 22:58:36
136341文字
会話率:39%
朧の一族の正殿前の広場、今日はそこで、この一年の部族の吉凶を占う先見の儀式がある。巫女夕那は務めは、その儀式を行うこと。だが……。■五分企画参加作品■
最終更新:2008-06-15 01:05:45
2500文字
会話率:22%
タイムスリップの途中、マーシャは突然、荒涼とした土地に放り出される。見たこともない民族、知らない土地。彼女が連れてこられた村の人々は異人種の彼女を恐れ、言葉さえも通じない。帰る方法もわからない。そのうち、マーシャは彼女を恐れない族長カレブと
恋に落ちるが、彼の部族には生贄の蛮習があって・・・。★完結しました!★「あなたと私をつなげる空間」の番外編折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2008-05-22 22:53:13
118845文字
会話率:42%
〜この世にて、争い続ける二つの鬼の部族がある。一つに、自らを「至高」と考え、天下簒奪を目論む「禪鬼」-ZENKI-。一つに、天下・人を守り安寧太平の世を望む「護鬼」-GOKI-。・・・想いの相対する二つの部族の争いは何時しか苛烈を極め、人の
世を巻き込み、そして―――時空を超えて、総ての生命をも巻き込む大戦となる・・・〜折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2008-03-14 10:05:18
7447文字
会話率:45%
隻腕の少年が失われた右腕を取り戻すとき、部族の聖地は炎に包まれ、運命の歯車が廻りだす。(作中には差別用語が多数使用されておりますので、ご不快に感じる方は申し訳ありませんが閲覧をご遠慮ください)
最終更新:2007-06-12 16:45:46
64656文字
会話率:28%