お姉さま方に自分はかなわないと常に劣等感を抱くシエルはどうにかしてお姉様方を超えたいと考えた。しかしどんなことをしてもお姉さま方を超えることは無かった。そんな中シエルの父はシエルに近衛兵をつけると言い始める。シエルは近衛などどうでもいいと
考えていたが、一人の男がシエルの希望になると言った。
「俺があんたを勝たせてやる。自分の姉に負けないように」
これは劣等感を抱く姫と傭兵の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-09-25 18:59:45
13894文字
会話率:27%
神の子も人に混ざり、恐ろしき魔物の存在も吟遊詩人が歌うばかりとなった時代、大陸の西の果ての物語。
王位を降りた姫騎士が引き受けたのは、辺境の竜退治。
騎士リーナルは、純朴な従騎士・風来坊の傭兵を供に、『血まみれの三日月』討伐に向かう。
吟遊
詩人の歌に込められた秘密――それは20年前に遡る、王国の暗い秘密であった。
『血まみれの三日月』と呼ばれた辺境部族の制圧。そこから生じる不穏な影――後継者争いの起こる王都へ、リーナルは凱旋する。
「悔やむ事は……この先も、きっとたくさんあると思う。それでも、進む事を非としないわ」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-03-05 14:29:00
25038文字
会話率:48%