灰皿 小説家になろう　作者検索

灰皿にまつわるお話。

灰皿がない世界なんて生きていてもしょうがないのではないか。 世の喫煙者は、禁煙を考えながらも自分の弱さに負け続けるしかない。

近所のお兄さんは、年がら年中、たばこを吸っていた。 当時は携帯用の灰皿がなかったから、代わりに印籠を首から下げて、中に灰を落としつつ街中を歩いている姿が見受けられた。 なぜ、お兄さんはそこまでたばこを吸うのか。 そして、町を紫煙にけぶらせるお兄さんは、どこへ向かうというのだろうか。折りたたむ>>続きをよむ

灰皿のないコンビニも増えましたね。

いつもの昼休み、いつもの図書室。しかしいつものようにひとつ離れた窓際の席に座る彼女の様子がいつもと違う。どうやら悩み事があるらしい。友人が、煙草に手を出したとか。 友人の動機を考える二人。昼休みの図書室、声のものさし1でお送りします。 （『恋＆謎解き学園ショートストーリーコンテスト』参加作品です）折りたたむ>>続きをよむ

コンビニ前においてある灰皿の話

生きることを半ば諦めた、どうしようもない女の過去や人生を描いたお話です。 家族、友人、恋人、上司、恩師・・・さまざまな人とのリアルな関係性や交流を題材にしています。 暴力的な発言や、倫理に反する表現もありますので、読まれる際にはご注意ください。 なお、この物語はノンフィクションで、作者の実際の体験をもとにして書いております。 しかし、登場人物・団体・企業などの名称はすべて実在するものとは異なります。 折りたたむ>>続きをよむ

ーー俺は葬式で鍵野さんのことを思い出していた。 「大学の図書館で年上の綺麗な女性に一目惚れした。彼女の名前は鍵野さん。 クールで美人でおしゃれだが、多分男好きだ。 すぐ男を家に連れ込むし、自宅では灰皿とメンズ用化粧品がいくつかある。俺も彼女の遊び相手の一人かもしれない。それでも、俺は愛していた。」 「鍵野とは長い付き合いだった。彼女が何を考えているかよくわからない。最近彼氏が出来たことと、アクセサリーを作るのが趣味なのは知っていた。それでも、彼女はオレの唯一の親友だったのだ。」 私と周囲の人間の想いと関係。多分誰も真実なんてわからないし、誰も私のことをわかってくれない。 ただのすれ違いの、私のための話。 折りたたむ>>続きをよむ

ヘビースモーカーの彼の部屋に、なぜだか灰皿も煙草の箱も見当たらない。 「粉雪」シリーズ10作目。 ※別HNでこっそり運営しているサイトからの転載です。

その日、俺は苛ついていた。近くに灰皿があった。仕方がない。

きっと、想像力豊かな方が読むべき？ 文字通りに伝わるもの、文字通りに取らないもの。 言葉なんて、そんなもの。 ほら、また煙が上がった。

昨夜書いた手紙を読み返して、やっぱりこんなものは渡せないとびりびりに破いた。 ごみになった手紙を持って、立ち上がる。ぼさぼさの頭のまま部屋を出ると、台所でふみさんが煙草を吸っていた。白いマグカップを灰皿にしている。…

多分ファザコンでブラコンで、おまけに煙草まで吸ってる女の子の一幕。

灰皿に辿り着いた喫煙者の午前10時

ちょっとだけ、遠い未来。 煙草は人の嗜好品ではなく、煙草機甲(タバコロイド)と呼ばれる人型ロボットの燃料になった。 これは、そんな世界で、「運争屋」を営むナナホシさんと僕のお話。

下っぱヤクザ、『加藤由紀夫』は、兄貴分笹川殺害の犯人とされる。 それを利用し、あるシナリオを描く。

神田川心理調査事務所へようこそ。特にここは、禁煙に力を入れています。灰皿にチョコレートが入ってるのも、それが理由です。禁煙に心理調査は関係ないと思ってるそこのアナタ。禁煙には、絶大なる精神力が必要とされるのですよ。まぁ騙されたと思って来てみてください。騙されるのも時にとても素晴らしい経験になります。あれ？　なんかおかしいって？　何がおかしいの？折りたたむ>>続きをよむ

「ぼく」と「彼女」の日常的な風景。 煙草にまつわる一風景。

AB蔵はやんちゃです。

無機質なガラスの灰皿に灰を落とす。兄はことあるごとに構ってくる。ろくに日記も書けやしないっつーの。