ある日突然、私は人が殺された現場を思い出した。
包丁をつたい床へと滴り落ちる血、
大男に首を絞められ息苦しそうにもがく少女、
私はその光景を、ただただベッドの下から覗いて見ていた。
これは、クラスメイトと一緒に想い出の場所を巡
る物語である。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-05 07:00:00
2288文字
会話率:2%
とある日のこと
身体がダルかった私は病院で検査を受けた。
しかし
その検査で分かったのは
何がどう違うかは大人の話が難しくて分からなかったけど
私は普通の人とは違うということ。
医者の人が言っていたから間違いないと思う。
あと医者はこうも言
っていた。
「アナタで研究をさせて頂けませんか? 謝礼は払いますので…」と…。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-03 22:32:03
1742文字
会話率:30%
精神の乱れから来る身体の変調に悩まされている中学二年生のエリは、厳しい両親と決まり事ばかりの学校生活の中で抑圧された生活を送っていた。
ある日、エリは探偵と出合い、彼が一匹の猫を探してい
ることを知る。数日後、偶然よく似た猫を目撃し、猫が逃げ込んだ繁みに腕を突っ込むと、彼女は異世界へトリップしてしまう。
トリップした先は、何もない酷く暑い世界。しかし、エリはこの異世界でこれまで感じたことのない深い落ち着きに浸り、精神の安定を覚えてしまう。異世界の住人のイブは、失われてしまったモノだけが現れる世界であることを明かし、失われてしまうモノは大切なものであると彼女に告げる。そして、エリが感じた深い落ち着きの原因も、人の失われてしまった楽しさなどの感情が空気に混じり合っているからであると説明する。
異世界でエリは偶然猫を発見し、もといた世界へ戻ることにも成功する。後日、探偵と共に依頼主(猫を探すように依頼していた人物)と会った際には、猫が依頼主にとって、本当に大切な存在であったことをエリは知る。
その後、失われてしまったモノが現れる異世界の存在を知った探偵は、数点の探し物を見つけてくるようにエリへ依頼する。彼女は仕方なく承諾し、また異世界へと足を踏み入れる。
幾つかを見つけることに成功したエリであるが、またしても深い落ち着きに浸ってしまい、彼女はもといた世界に戻っても、深い落ち着きを忘れることができなくなってしまう。そして、今度は自ら異世界へと足を踏み入れるのだが……。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-10-02 21:12:38
6269文字
会話率:22%
うたかたにあらわれたゆめまぼろし/水滴りて石穿たる
最終更新:2019-09-27 00:17:44
31292文字
会話率:27%
警官の手から血が滴り落ちている。
全てはボクがしたこと。
周りの視線が怖い。でも、君に会いたい。
だから、隠れているわけにはいかないんだ。
※多少の仕掛けを含んでいるので、読んでいると違和感を覚えるかもしれません。
最終更新:2019-07-05 21:13:09
10093文字
会話率:14%
絶望の陽に濡れる。
僕の髪から滴り落ちた光が、アスファルトに染み入る。
何を探すか前行くカラスに導かれるように。
陽を浴びて艶めく黒にはエメラルドがあり、アメジストがあり。
その黒で傘を作ったならば、僕も濡れずにいられるだろうか。
寒さに凍
えることもないだろうか。
自分を初めて肯定してくれたひと。
本命がいると分かっていても離れられなかった……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-07-01 09:22:15
7979文字
会話率:40%
何処にでもいる普通の中学三年生、真司は最後の夏休みを満喫していた。
空から降り注ぐ真夏の太陽で肌を焼きながら、滴り落ちる汗で服に模様を描く真司は帰り際に運命の出会いを果たすのだった。
最終更新:2019-03-25 01:57:34
5060文字
会話率:28%
神の悪戯、戯れ、退屈しのぎ。
人知れず、別次元のエネルギー体が日本のとある市に降り注いだ。
それはまるでオーロラの様に滑らかな輝きで、空気の様に人肌に触れ、雨のように滴り体内へ浸透した。
そんな不思議で奇妙な出来事は、10秒もしない内に人
々の意識から消え去った。まるではじめから何もなかったかのように。足を止めた人々は動き出した。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-02-18 15:32:40
1257文字
会話率:55%
蝉が鳴き、入道雲が空に昇る。汗で張り付いた服に、溶けたアイスが滴り滲む。そんな夏の、とある二人が人生観を屋上で語る話。
(ほぼ会話文だけで進みます。かなり手を抜いているのであしからず。息抜きとして書いているだけなので……
それでも、感想
を送ってくれたらうれしいです)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-08-27 01:57:45
2920文字
会話率:100%
「がはっ・・・」
魔王討伐は終わった筈なのに、魔王軍は消え去った筈なのに。
崩れゆく魔王城に流れる最後の血は
後ろから貫かれた僕のお腹から滴り落ちていた
「何してるんだエリナ!!」
遠くに聞こえた頼れる騎士であり師匠でもあるガイの
声
霞みゆく視界
「ユウカさん!!」
力が入らず倒れた僕に駆け寄る幾度となく命を助けられた治療師であるマイ
冷たくなっていく体
最後に見えたのは
「あなたはもう用無しなのよ、ユウカ・・・。」
そう言いながら涙を流す僕がこの世界で一番長い時間を共に過ごし、愛したエリナだった。
この小説は自分の好みにがっちりハマるモノを書きたいという自己満により始まった作品です。
設定などはノープランで始めたのでグダグダになること間違いなしです、キーボード初心者なので更新も遅いですし文才なんてものは一かけらもないですが良かったら読んでってください折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-11-09 06:45:37
1595文字
会話率:37%
一人で部屋にいた。東京に上京してきて早くも半年
仕事は忙しく、平日は通勤時間をも併せて、自分の時間など取れなかった。
休日に動こうという気になったのは、仕事に少なからず慣れたおかげだろう・・・
あいにく昨日は東京に大雨が降っていた。私は急
いで帰路を走ったが、家に着いた時には服から水が滴り落ちるほどに濡れていた。
ついて早々服を脱ぎ洗濯機に入れる。電源を押すとヘンテコな音を立てながらぐるぐると回る。
私は、そこで一度溜息をついた。
溜息を付くと幸せが逃げるという・・・ならば私の人生には幸せなど残っていないかもしれない
でも幸せがあるとして、私にそれを受け入れることはできるのだろうか?
考えると暗くなり、また溜息がこぼれた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-10-11 17:15:12
2621文字
会話率:3%
滴り落ちた一滴ですら
最終更新:2017-05-16 17:28:05
209文字
会話率:0%
前髪の先から、雨が滴り落ちる。今日は寒い日。
この作品は「pixiv」にも掲載しています。
最終更新:2017-01-20 00:01:57
5656文字
会話率:41%
気が付くとある女性は土砂降りの雨の中にいた。
もどかしさのある雨と同じように拭えない話。
最終更新:2016-06-27 03:29:08
1653文字
会話率:2%
朝の光が照らしだす世界は、我を忘れるほど美しい。
風の暖かい香りの中に、
花弁の先から滴り落ちる一滴の朝露の中に、
そこには確かに、人間の想像を遥かに超えた、大自然の煌めきがある。
最終更新:2015-04-30 17:46:51
960文字
会話率:0%
昭和の時代の中ごろから、生まれ育った里山での子供時代の生活が、季節、季節に感じられる風、土、雨、雪、夏草、花の様々な空気の匂いと、囲炉裏で「パチパチ」と爆ぜて大薪が燻り燃える火の音や、催事に灯す神棚や仏壇で和蝋燭が「ジッジッ」と炎が揺らめき
ながら燃える音や、風が木々を揺らす音や、隙間風が「ゴトンゴトン」と帯戸を揺らす音、雪に閉ざされ待ち遠しかった春に茅葺屋根の不揃いの茅の先から春の暖かい風で雪が溶け滴り落ちながら積もった雪に穴を開けるしずくの音や、大量の積雪に隠れていた小川に雪融け水が流れる音が今も鮮明に懐かしく思い起されるのです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-02-11 14:22:50
81601文字
会話率:3%
[秋の長夜の紅き月]
空には紅い月が浮かんでいた。
ある秋の日に、一人の魔術師と、一人の剣士と、一人の力無き少女が出会った。
悪魔が跋扈する世界で、孤高と戦い続ける魔術師。そして、否応なく戦いに巻き込まれる剣士と少女。来ない夜明けを待
ちながら、紅い月に照らされた世界で、また血が滴り堕ちる。
[冬の雪空を永久に]
ここは昔から雪が降っていた。
しんしんと降り注ぐ雪を浴びて、その雪山は更に厚みを増してきた。
何百年も前からそこに存在している雪山。
どんなに時が移り変わろうとも大きく威圧的で、白く神秘的な姿であるそんな雪山を見て人々は皆、雪山に様々な願いを込めてきた。
願い、すなわち人の想いはそうやって何百年もの時を重ねて雪山の中に蓄積されていったのだ。
今日もまた雪が降っている。
そんな雪山に六人の女性達が集い、冬の星空の下、永久に色あせない思い出を作っていく。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-09-18 18:00:00
97921文字
会話率:24%
主人公「十波 新」が学校終わりに校門を出て、帰路につ くと目の前には人間の形をした赤い血の海が広がっていた 。クラスメイト達はその横を颯爽と涼しい顔をして通り過 ぎて行く。 そして彼はすぐにもう脈がない遺体に近づき顔を確かめる 。その顔はよ
く知っている顔で、愛している恋人だった。 それを確認すると彼の目からは一筋の水滴が滴り落ちてい く。 彼がバッと顔をあげると目の前には自分と姿形が同じの「 自分」がいた。「自分」は気味悪く口元を三日月型に歪ま せ「お前アイツと共に死ぬ」とすぐそこにある彼の恋人を 指さし言った。 校門を出たところにあるもう葉桜になっている並木道の木 の葉がカサカサと音をたて嘲笑っているようだった…。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-02-23 23:50:12
2693文字
会話率:62%
好きなのは、月。特に光が雫となって滴りそうな満月だ。いつものように月を見上げていたら……。
最終更新:2012-10-16 23:12:27
918文字
会話率:29%
外では人達の怒号が鳴り響き 盾と矛が煌めく
血と汗と埃が舞う まひるの太陽を烟らす
すべての父は狼とのとっ組み合いに敗れ 膝から崩れ落ちる
ワタリ鴉は英雄たちの眼球と脳髄を挵り出す
大蛇は痛みに耐えかねて ぎりぎりと大地を締めつける
ひび
割れたその膣から 息子たちは勇み飛び出してくる
波濤の九人姉妹は憤怒に我を失い 恵みの穂を取り返しに来る
竜が翼を広げ 娘たちを攫っていく
カーテンを降ろし 蝋燭を温もりとしよう
暗がりは貪り 衣擦れは震え
叢を押し開き 戦きを味わう
痛みは兆し
窓を叩く雨音と風は 悦びに遠のく
滴りを掬い取り 至上の香りを肌膚に刷り込もう
月は砕け星々が降って来る
夜に凍え、昼に焼きつくされる
やがて世界は静寂に支配される
そしてふたりは沈みゆくだろう折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2011-02-23 12:47:38
311文字
会話率:0%