あれからどれほどたっただろうか、時計が私をじっと見つめる。私は誰なのか、家族はいるのか、年はいくつかそんなことがわからないまま病院のベッドの上で黙々と時間が過ぎていくのを感じる。
ただ一つ覚えているとするならば「心の中には…」という誰が言っ
たのかさえわからない細く細かい言葉だけである。ただ心の中には…という言葉の先に続く言葉は思い出せない。その言葉の続きにはどんな言葉であろうが今の私にはどうでも良いことだ。私は楽しかった思い出、悲しかった思い出、忘れたい思い出全てが、わからない。
ただ、そんな思い出せないような思い出たちが僕のこの性格を作っているという事実だけがここにあるのだ。そんなことを考えているうちに時間が過ぎていく。この一瞬一瞬が自分を作っていくことを知らずに…。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-21 16:04:39
1001文字
会話率:0%
上野隼人は、幼い頃に母を交通事故で亡くし、遊び人の父からは見捨てられて、伯父の家で暮らしている。
隼人が高校二年生になったばかりのある日、美少女として有名な後輩の渋谷汐里から校舎裏に呼び出される。
美少女から愛の告白を受けることを期待して校
舎裏へと向かった隼人だったが……。
「昨日、前世の記憶が蘇ったの。」
この美少女は厨二病なのだろうか、と思った隼人に汐里が追い打ちをかける。
「私の前世はあなたの母親。上野香織です。」
この日以降、汐里は隼人を息子扱いしてイチャイチャするようになる。
そして、育ての母を自負する従姉の大崎美玖と汐里のバトルも勃発し……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-03-13 18:00:00
48665文字
会話率:36%
とある大学生、佐藤克也(さとうかつや)には、「運命の赤い糸」ならぬ、「運命の青い糸」が見える。これは、運命の赤い糸とは逆に、恋人たちが別れる運命であることを示すものだ。(また、その運命の青い糸の上には、そのカップルが別れる日付も、書いてあ
るのであった。)
そんな能力を持った克也であったため、今まで克也は恋愛に対しては冷めた態度をとってきた。(もちろん、今まで克也には彼女ができたこともあったが、決まってその青い糸が見え、またその上の日付になると、克也たちは別れてきた。)
そんな中、克也の所属する大学の映像研究会に、井手由利加(いでゆりか)という1人の女子大生が「参加したい」と申し出てくる。由利加はボーイッシュな雰囲気を持つ女の子。そして、克也は初めて、由利加との間に、「運命の黄色い糸」なるものを、発見する。その「黄色い糸」の意味が分からず、困惑する克也。そんな中、克也は由利加に呼び出され、「私たち、付き合わない?」と告白される。突然の告白に戸惑う克也であるが、黄色い糸の件もあり、克也はその場でOKの返事をする。
その後、実はイタズラ好きで少し冷めた性格の由利加と、克也は順調に交際を続けるのであるが―。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-06-04 17:00:00
30777文字
会話率:44%
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最終更新:2019-04-04 13:21:45
12060文字
会話率:0%
その人がいないと、私は悲しい
キーワード:
最終更新:2019-01-17 21:30:36
1150文字
会話率:0%
勇者パーティーの僧侶リュードは敵前逃亡した勇者に置いて行かれ魔王軍の捕虜になってしまう
魔王軍による拷問やひどい扱いを覚悟していたリュードであったがそんな事は一切なく…
捕虜になった僧侶リュードと人情味溢れる魔王軍構成員によるほのぼの日常
物語!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-12-31 11:30:06
5944文字
会話率:73%
主人公、神上信悟が科が別になった幼馴染み欅野春と一緒に怪物やら犯罪者やらを倒していく!
*この作品は同作者がカクヨムにて掲載し、カクヨム内の私立横浜戦武闘学園と内容はほぼ同一です
最終更新:2018-12-16 12:24:53
825文字
会話率:43%
序章のみ。続き書くの怖すぎてやめた。作品停止される可能性が少しあるゆえに。
いつものウチやつです。ヘイト溜まります。読む前に気を付けて御自愛ください。
作者のアイドル「好き」は多分何かおかしいんだと思います。
最終更新:2018-12-09 16:54:45
25237文字
会話率:15%
仙台市の定禅寺通りの欅並木も葉が茂り始めた5月の深夜。愛犬シーズーのシーと近所のセブンイレブンまで買い物に行くと、ある美しい少女と出会いました。しかし少女はどことなくさみしげでだったのです…
最終更新:2018-05-27 13:08:38
2414文字
会話率:0%
幕末、遣欧使節団の一員としてエジプトの地に降り立った福沢諭吉は、考えていた。
日本人の心の底に横たわり「自らを縛(しば)っているもの」についてである。
一般的に「道徳」と呼ばれ、社会的規律や治安を保つ働きをしていた一方、身分や男女の
違い、個人の権利や自由を束縛(そくばく)していた。
なぜ考えていたか?
先年、遣米使節団の一員としてアメリカへ渡航した際、日本と西欧諸国との文化や倫理観の違いを痛切(つうせつ)に感じたからだ。
欧州へ向かう船旅の途中で立ち寄ったアジア各地の港では、差別と過酷な使役の実態を見た。
カイロでは、イギリスやフランスの食い物になっているエジプトの現状を知り、さらに危機感を募(つの)らせた。
外国勢力と結託(けったく)した王侯貴族や大商人などの権力者が豪奢(ごうしゃ)な宮殿に住み、豊かな生活を営む傍(かたわ)らで、アリの巣のような「土を盛り上げただけの家」に住む貧しい人々が群れていた。
滞在中、観光のためモカッタムの丘にある城(じょう)砦(さい)へ向った。
そのテラスで、スエズ運河の立案と設計をおこなったフランスの技師、レセップスと出(で)遭(あ)う。
レセップスは、「偉大な事業を達成するためには、多少の犠牲はしかたがない」と弁舌を振るう。だが、この壮大な事業のために数万人ものエジプト人が苦(く)役(えき)に駆り出され、病やケガによる死傷者は、数千人にも及んでいた。
諭吉は反論を試(こころ)みるが、うまくいかない。
なぜなら自分の心の中にも、そうした考え方が潜んでいたからだ。
「藩や主君のためには、命を惜(お)しまない」というのが、江戸時代における武士の在り方であった。子どもの頃から、そうした考え方に疑問を感じていた諭吉であったが、武士の家に育ったため、すべて振り捨てることはできなかった。
(個人の生命や意思よりも、国家や組織の継続及び繁栄の方が大事なのか?)
深く考え続けながら、遠くに見えるピラミッドを眺める。
「ハッ!」と気付いた。
これまで思い考え続けていた問題の「構図と、解決への糸口」が、見えた。
ここで福沢諭吉が得た「個人の独立」、さらには「個人の独立なくして、国の独立なし」といった考え方は、明治初期の若者たちの心に深く浸透(しんとう)し、日本の近代化を進める上での礎(いしずえ)となった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-04-19 10:29:38
45684文字
会話率:19%
千咲は手の届かないところそう芸能界の同い年の俳優に恋をする高校2年生。
彼はかっこよくて優しくて完璧な人。
友達はクラスのかっこいい人を探す中千咲はTwitt○rで憧れの俳優にDMを送る。
その千咲の行動がこれからの彼女の人生を大きく変える
。
現実世界の青春ラブストーリーが今始まる。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2018-04-10 18:55:01
1242文字
会話率:73%
先日放送された、第50回有線大賞に関することと、そこで歌われた渡辺麻友の卒業ソングとなった、AKB48の『11月のアンクレット』に関する作者なりの解釈です。
この解釈はあくまでも作者なりの個人的な解釈です。
最終更新:2017-12-05 00:42:06
1555文字
会話率:0%
欅坂46さんをもじったものです。
これから、連載していきます。
感想よろしくお願いします。
最終更新:2017-10-16 14:45:41
412文字
会話率:10%
俺はニートだけど頑張ってるんだよ
ホワイトカラーの奴らに負けないように日々勉強してるんだよ
最終更新:2017-10-01 08:01:06
4547文字
会話率:67%
欅坂46が好きな2人の女子中学生についての短編です。
最終更新:2017-09-24 10:23:03
1989文字
会話率:28%
静岡県の三ヶ日にある欅平神社には、凄く大きな欅の樹がある。
毎年、夏には沢山の昆虫が集まる…
「これで、昆虫でも採ってこい!」
おじいちゃんにそう言われ、虫取り網と篭を渡され、大きな欅の樹が見える神社に向かっていった…
最終更新:2017-07-01 21:39:39
2504文字
会話率:65%
日記を綴っている毎日。
ニコラスは唐突に、昔共に過ごした友人を思い出したくなった。
しかしどうしても思い出せない。
と、そこにとある資料を見つける。
ニコラスの過去を振り返りつつ明かされる、
長く忘れていた大切な友人の姿。
彼は今、どこ
にいるのか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-06-16 02:02:22
3425文字
会話率:27%
気持ちのままにの続編です。
ぜひ読んでくだされ。
最終更新:2016-07-04 00:30:20
4090文字
会話率:2%
今まで見てきた夢の話。
今まで見てきた妄想の話。
今まで感じてきた感情の話。
今まで感じてきた感覚の話。
夢を見れば現実に。正夢のように自然に起きる。
私は一体どうしてしまったのだろう。
眠れば夢を。夢は怖くないが、きっと現実になる。
最終更新:2016-05-21 03:13:41
11601文字
会話率:20%
大手警備会社イージスの内定をもらった上森欅は、家族会議でそのことを打ち明けるが、母親からは反対される。
だが、二度目の交渉であっさりと母親の許しを得て、無事警備会社イージスに就職することとなる。
しかし警備会社は表の顔で、実際は裏世界で今一
番注目されている組織だった。欅は新人として研修を受けることとなる。
――初投稿です
乱文で読みづらいかもしれませんが、読んでいただけたら幸いです。
ざっと書いているだけなので、今後修正や追加などするかもしれませんがご了承ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-06-14 02:19:44
10948文字
会話率:45%
高校教諭に密かに想いを寄せる女子生徒、秋花。彼女を待ち受けていたのは、余りにも衝撃的で切ない片想いの収束だった。【※こちらの作品は青空文庫にて連載中、こちらは転載となりますので遅れが生じます】
最終更新:2017-04-08 01:14:30
1316文字
会話率:32%
私立欅野高等学校付属中学校三年A組在籍、無口、無表情、無愛想な学校のアイドル・金丸舎人。ある日、彼は屋上で謎の一年生・|銀(しろかね)|某(なにがし)に突然紙パックのジュースを奢られる。
「諸事情ありまして。少々お力お貸しくださいませんか?
」
そんなこんなで始まった、凸凹コンビの妖怪譚!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-03-23 18:49:15
7994文字
会話率:54%