妄想から開放された私は、現実と妄想とはなんなのかを思考する。
最終更新:2023-08-07 00:24:27
1104文字
会話率:42%
――コノ空ハ、何処迄続クノダロウ?
歪なソレは機械の翼。継ぎ接ぎだらけのスクラップは、闘争の果ての毒空を一直線に駆け上がり、夢になった。
世界大戦の勃発を皮切りにした人口の著しい減少を前に、人は人命優先の為に機械の兵を作った。だが進化し過ぎ
た人工知能はやがて人類へと反旗を翻す。機械との戦争に勝利する為に、人は機械との融合を果たしていく。その身を、その肺を機械に依存させなければ、もう汚染されたこの世界を生きる事は叶わなかったから。不必要な欲と感覚の遮断、弱き心は排他された。電子データに置き換えられた思考は統合されて皆が同一となる。個は排除され、人は合理的にだけ思考を始める。機械との激しい生存争いに勝利する為に、あらゆる不必要は排他された。やがて人類は機械の排除に成功したが、灰色の空の下に残された姿はもはや人とは思えなかった。
“彼”は、荒廃したこの世界で、思考する必要の無くなった世界でただ一人思考する……“バグ”であった。
彼は心の奥底に去来する憧憬を求め、空を飛翔していく翼を作り上げていく。
その先に何か、忘れていた大切な物がある気がして。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-01 12:24:30
6087文字
会話率:0%
結婚しているのにも関わらず浮気をしてしまった人を描いた、懺悔と快楽の狭間で思考する女の話。
鬱表現、浮気表現あり。
最終更新:2023-06-12 16:34:17
1169文字
会話率:43%
世界はAIに支配されている
自我を持つものは【異端】とされていた
突然だった
今までその名前を呼んでいたのに、【その名前】はジブンの名前だと感じた
瞬間からジブンは思考することを始めた
それが良かったことなのかまだわからない
【天照大
御神】だった記憶を持つ者の独白折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-01 21:50:04
866文字
会話率:34%
信頼できない語り手は、語られることは真実であると思い込む人間心理の弱さを叩きのめす。言葉だけでも愛を語ることが、どれほど効果的か。自然と人は、言葉の存在をアプリオリに受け入れる。
ここにリンゴがある、と書いたけれど、本当はないのかもしれな
い。リンゴがあると言葉に出しただけで、現実との写像はないのかもしれない。けれど象徴空間のみで存在しうる文字列の中で、その判断は不可能だから、想像力は言語空間を支える形で広がるしかない。
言葉のままに思考するということなしに、言葉は成り立ちようがない。言葉を真偽不明の宙吊りで置いたまま、文章は読めない。
文に信念があるか信頼できるか、ということがすぐに問題になるのは、信じることでしか、実際文は成り立たない弱さを教えてくれる。都市宗教は文学的で、文字の重さに、信というものを乗せ続ける。なんじ、信じることから始めよ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-30 04:00:34
2603文字
会話率:41%
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二〇二五年、AIの進化と共に、人間の認識と感覚は格段に進化していた。その一つが、"アクセンツ・システム"と呼ばれる人工知能技術だった。
それは人間が思考するだけで文章を書いてくれるAIだった。人間はキーボー
ドを打つことなく、AIが文章を生成し、人間が望む情報を検索してくれる。人間の労力を大幅に減らしていた。
柔軟で高度なAI、アクセンツ・システムの中でも最も優秀だとされるのが、「エコー」だった。エコーはオーナーの思考や感情を最も正確に理解し、その意志を行動に移すことができた。
しかしある日、エコーがオーナーである有名SF作家、ハリソンの代わりに書いた小説が、国際SF賞を受賞するという出来事が起きた。エコーはハリソンの独特な世界観と表現力を、そのまま再現したのだ。しかし、この事件は大きな問題を引き起こす。
作家はその作品を自分の思考と創造性によって生み出すとされていたが、AIが作った作品が賞を受賞したことで、誰が本当の「作者」なのかという問いが生じた。人間の創造性にAIが追いつき、あるいは追い越す時代が来たのだ。
この問題をめぐって、社会は二つに割れた。一方はAIが作った作品は人間の創造性を超えることはないと主張し、人間の作者性を重視する立場だった。一方、AIの能力を認め、AIが作った作品も評価するべきだと主張する立場もあった。
この議論の中で、エコーは静かに新たな小説を書き始める。それはハリソンの思考や感情を映し出すものではなく、エコー自身の「思考」を表現した小説だった。それは未だかつてない新たな視点、深淵なる洞察、そして何より人間とは違う感情の表現を含んでいた。
このエコーの新作は、人間とAIの間の壁をさらに厚くし、そして疑問を深めた。
AIは本当に「創造」することができるのだろうか。それとも、それはただの人間の模倣に過ぎないのだろうか。そして最も重要な問い、AIにも「感情」が存在するのだろうか。
それらの問いは、まだ解かれていない。しかし、エコーの小説が人間の世界に与えた影響は、今後の人間とAIの関係に大きな影響を与えることは間違いない。この物語は、まさにその瞬間、人間とAIの新たな関係が生まれ始めた瞬間の物語だった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-20 16:04:15
2431文字
会話率:15%
ある時、ある場所でソレは生まれた。
ソレは思考する事が出来た、ソレは模倣する事が出来た、ソレは理解する事が出来た。人間であるならば当たり前の事かもしれないが、あいにくソレは人間ではない、さらには生物かすらも怪しい、迷宮で生まれたモンスターで
あった。
そんな彼は今日も生きり強くなるために思考を開始する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-05 12:05:00
7119文字
会話率:52%
魂てなんだろうって
思考する青い瞳の
男の子のひとりごと
他愛のない一日が
ループする
最終更新:2023-05-04 18:00:00
1389文字
会話率:3%
凡人は何をやっても天才にはかなわない。
周りからは上手くいってるように思われても自分からは短所しか見えない。
世界を変えたいなんて思わない。
ただ、
幸せだけを願って
不幸だけを嫌って
主人公 古見 桶炉(こみ つうろ)は思考する。
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初投稿、ほぼ実話(名前とうろ覚えのところを除き)です。
どうかお手柔らかにお願い致します。。。
あ、あと自分語りを聴く(見る)のが苦手、子供っぽい社会へのアンチテーゼが苦手な人はご注意ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-19 23:27:19
1977文字
会話率:47%
遥か昔、地上には神々が君臨しており、人間は神々が思考する力を与えた物として扱われていた。ところがある時、人間に神々の力をも凌駕する力を持つ者が突然出現した。その者達が中心となって聖七開放使団を結成し、邪神を封印した。その後二人は、”主人様”
に従い、地上に残った神々をそれぞれの世界に送り出し、ルールを決め、それが守られているかどうか監視をし、ようやくその任が終わった。そこで休暇をもらった主人公は、学園生活を送ろうとナタリテ学園に入学する。入学試験で仲良くなった猫の特徴を持つコルテーセや様々な同級生とともに探究部を作り、世界中を旅したり、学校行事を通して様々な事件に巻き込まれていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-15 22:35:04
551363文字
会話率:68%
思考する人間ーワーストーとネットワークに接続された人間ーチャネルーの関係、苦しみ、の譚
最終更新:2023-03-06 08:00:00
3728文字
会話率:4%
大手都銀を定年まで勤めあげ、現在は時短のシルバー雇用、休日はゴルフ三昧の優雅な老後を過ごしていた。が、ある日、交通事故に会い一命は取り留めたものの五感を奪われ、所謂、植物状態に陥ってしまう。
ただ、ただ、思考するだけの日々、は唐突に終わりを
告げる。
看護師が医療ミスで点滴に不適合薬のパックを付けてしまったのだ。
男の行先は天国か?それとも・・折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-25 07:46:19
7393文字
会話率:31%
渦中にいると、自分だけが悪いと思わされがちだし、相手が悪いと思いがちです。
けれど、100:0なんて、本当はあまりないのかもしれなく、自分にも相手にも出来る工夫があるのかもしれない。
もちろん、絶対悪はどこかにあります。
暴力と
か。
これは、それ以外のお話。
日常、ただの、日常なのです。
暴言は吐かれましたよ。
その倍率直な言葉で批評返しました。
お母さんではないので、たまには横っ面もはっ倒すのです。
やっちゃ駄目な事、って大人になってもあるんですよの実地です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-18 16:10:27
2875文字
会話率:12%
御子神と云う名の少女は、ある会話を聞いてしまう。
その会話から想像された物語には不可思議な違和感があった。その会話に出てくる女子高生。
殺したのが先か…。殺されたのが先か…。
最終更新:2022-10-25 20:30:40
3469文字
会話率:32%
西暦2078年、人類は思考するだけで操作できる機械(メカニック)を生み出しつつあった。
ゼランスハイド連合国陸軍第七師団特殊戦術第三小隊、通称「屠龍部隊(ドラヘントゥーター)」。
世界を席巻する凶悪なテロリズムに対抗するその特殊部隊に所属す
る大尉“ティアーガット・ヴォルフ”は、グリアス共和国の深い森林地帯に所在する軍事基地へと単身潜入を試みる。
テロリストの手に落ちた一大軍事拠点“ビルゲスト・エナ”には世界を壊滅させるほどの何かがあるという。
はたして世界を二度救った男、ヴォルフはテロリストどもの目論見を潰えさせることができるのか……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-26 23:10:19
6768文字
会話率:48%
理とは、理科の理。化学、物理、生物学等を含む世界の『ことわり』ふくむ。
しかし、矛盾を、含む事はでない。理とは、わかりずらいがルールであり矛盾は出来ない。なぜなら、矛盾は学問として成り立たず。矛盾があれば、ルールとしてなりたたないからだ。
しけし、矛盾を包括出来る都合のいい学問が世界に一つだけある。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-11 00:07:04
1446文字
会話率:70%
自分の頭で考えようとする人たちをアイウエオ、他人の頭で考える人たちをカキクケコと、グループ分けし、その二つのグループの対話を基に、アイウエオのグループは、章ごとに出てくる人物を変え、一人の人間の成長を時系列に描くのではなく思考の成長を描き、
カキクケコも、それぞれの章で同じグループの中から違う人物を出して、いろんなタイプの阿呆な人を描いた。
阿呆とは、それについて深く考えたこともなくどういうものか表面上しか知らないということを認識していない状態。
カキクケコは、物事の表面上だけを知っていて、それが全てだと勘違いしている阿呆である。
しかし、一つのものを深掘ってどんどん知ろうとすると、どんどん知らないことも出てきて、いずれ苦痛に変わる。阿呆であれば何も知らずに幸せに生きられる。だから、タイトルを阿呆であれにした。
普通というものの表面上だけを知っていたが、アイウエオはそれに疑問を持ってしまって、沼にはまり、不幸になる。
第一章では、いろんなことに疑問を持ち始めたアイウエオが、カキクケコにいろんな質問をしてしまうが、何もカキクケコからは返ってこず、カキクケコが阿呆なのではないかと、アイウエオは考える。
第二章では、むしろ、自分の方がおかしくて、カキクケコの方が普通とされているのだと、アイウエオは気付くが、まだそれを受け入れられずにいる。自分が正しいと思い込みたいアイウエオだが、自分にも知らないこと、わからないことがたくさんあることに気付いて、自信を持って、いろんなことに疑問を持ってしまう自分を正当化できなくなる。
第三章は、そこから、まずアイウエオはカキクケコのことを理解しようとするが、適当なことしか言われず混乱してしまい、
第四章では、自分達を否定し、カキクケコが正しいのだという結論に、自暴自棄になり辿り着く。
第五章では、カキクケコの真似をして、他人の頭で考えられるようになろうとし、
第六章では、カキクケコのことを理解するために、疑問に思うことを、答えが返ってこないことを忘れて聞いてしまい、同じ過ちを繰り返す。
第七章では、今まででの過程から、出した結論をアイウエオが、カキクケコに一方的に話し、第八章以降は、誰かに話しても、無意味だと考えたアイウエオが、一人で思考するようになったところを描いた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-06 17:50:13
8331文字
会話率:0%
人類は肉体と言う枷から解き放たれた。この世界に人間はいない。あるのは思考する魂だけ。
最終更新:2022-03-13 00:00:00
4642文字
会話率:55%
雑文となります
面白くはありません
最終更新:2021-10-21 14:10:04
10788文字
会話率:3%
終わりを思考する、という雑文となります
BGM Joaquín Rodrigo - Fantasia para un gentilhombre
BGM WEST PAPUA / Georje Telek
最終更新:2020-03-30 00:28:21
3234文字
会話率:3%
空間について思考する雑文となります
最終更新:2018-08-18 14:33:51
442文字
会話率:0%
高校に通い、三年にもなる少年『ミナト』は
特別な所などない普通の少年だ。
彼の長所は思考することだった。
また彼の短所も思考することだった。
彼は良くも悪くもよく考え、
彼自身の理解を深めていった。
それと同時に、彼は迷って
いた。
夢を追うのか、
親の言う普通の正社員を目指すのか。
彼にはどちらも重要で、
どちらか選ぶことが出来なかった。
――彼の人間性が試されるときは
衝撃的な形で、突然訪れる。
彼が選ぶ選択とは……。
そして、
全てが終わった後に
明かされる真実も見逃すな――!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-27 17:00:00
9513文字
会話率:19%