水色の照明が部屋を照らし、白い壁と床はされるがままにその色に染まる。
我々の六人の顔も例外ではない。
その色の下に緊張、自信、怯え、様々な表情を浮かべ
白い大きな台座を囲んでいた。
台座は床よりも少し高い段の上にあり
その大きな台座の真ん中
には、不釣合いな小さな赤いスイッチが固定されている。
まるでショーケースの中、クッションに寝かされたダイヤ。
重厚な存在感を放っている。
我々がそう感じるその理由。
このスイッチを押せばこの中の誰かが死ぬ。
なぜ私がこの状況にあるかを今、振り返る意味もそれに思考を費やす意味もない。
ただ、生き残れば大金が手に入る。
やるしかない。私は、いや我々は。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-25 11:00:00
3045文字
会話率:15%
これは「伝説の剣よりも下の石の台座の方が強いやん」と前から思っていた一般男性の叫びが詰まったエッセイである。(くだらないです)
最終更新:2022-04-23 18:45:45
1670文字
会話率:2%
「Fランクの雑魚は、もっと雑魚らしく卑屈になってろってんだよ」
槍使いのルイスは冒険者を始めて半年にもなるのに、冒険者ランクはいまだに最底辺を示すFランクのままだった。自分よりも後から冒険者になった者たちが次々とEランクに昇格していく中で
、ルイスだけが取り残されていた。日々の訓練を欠かさず続けていても、人並みがせいぜいの身体能力。一緒にパーティを組む幼馴染みのチェルシーは笑顔を向けてくれるが、ルイスは自分の不甲斐なさに歯噛みする毎日だった。
そんなある日、ルイスは薬草採取のクエスト中に遭遇したチンピラ冒険者たちによって叩きのめされ、幼馴染みのチェルシーを奪われてしまう。ルイスは失意の中、森の奥の洞窟で台座に突き刺さった一振りの槍と出会う。声に導かれて槍を引き抜くと、光り輝いた槍は、全裸の美少女の姿へと変身し、ルイスに抱きついてきた。「ご主人様~、ずっと逢いたかったよ~!」 仔犬のように懐いてくる少女に戸惑いながらも、力を手にしたルイスは幼馴染みの少女を取り返すために駆け出していく。
一方、チェルシーを奪ったチンピラ冒険者たちの前には、強大な魔物が迫る。魔獣マンティコア──それは未熟な冒険者では到底かなわない、凶悪な人食いモンスターだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-10 18:02:33
13659文字
会話率:35%
主人公・ランは父を亡くし、彼が残した鍛冶屋を継いでいた。周りが結婚し、
子供を授かる者もいる中、仕事に苦戦しつつも、充足感のある平凡な暮らしを送っていた。
街の中央には真の勇者にしか抜けないと言われる剣が台座に刺さっている。
それ
を抜く者が現れる時、役割を終えた街は崩れ去ってしまうということを
ひょんなことから知ったランは、勇者に剣を抜かせないようにするため旅に出る。
これは勇者の努力を無に帰す無二の旅。
※この作品はカクヨムにも投稿されています。
内容は同じですが、あちらは改行少なめの編集になってます。
また、カクヨムの方が先行配信です。
こちらで最新話に追いついてしまったという方は、よろしければ
カクヨムのほうを覗いてみて下さい。
※上記の理由と私のメインの活動場所がカクヨムであるという理由から、
まとめサイト等で紹介下さる際はカクヨムの方をご紹介下さると幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-07 21:51:53
567555文字
会話率:29%
エストリア・リストン公爵令嬢は、16歳になった歳に、この国のラピス王太子の婚約者に抜擢された。
金髪碧眼の美人であるエストリアは、それがとても誇らしかった。
だから、初めて王太子殿下との二人きりの茶会に呼ばれた時は思いっきりお洒落をして、
王宮の庭に出かけたのだが。
ラピス王太子殿下は、台座の女神像に話しかけてばかりで、エストリアの事を無視し続ける。
何度もそのような事が繰り返されて。
なんて辛い…なんて寂しい…なんて苦痛な時間なのだろう。
そんなエストリアが恋をして…その相手は人形だった…
人形に恋をした事によって、だんたんと王太子の事が見えなくなり、聞こえなくなり…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-22 09:26:18
5786文字
会話率:39%
聖剣抜いたんだから当然俺は勇者だよね。
最終更新:2021-07-10 21:50:58
16831文字
会話率:72%
「お前のような悪女とは婚約できない!婚約破棄だっ!」王太子であるディアス・ハーディスは卒業パーティーで婚約者であるルティナを断罪したはずが台座からルティナ一緒に落ちてしまい!「先程の婚約破棄を撤回します。私、ディアス・ハーディスは婚約者であ
るルティナ・ケイティーン公爵令嬢を生涯をかけて愛しぬくと誓おうっ!!」そう高らかに宣言している…王太子である自分を茫然と見つめていた。まさか…ルティナと俺が入れ替わってる!!??婚約破棄するために奮闘する王太子のラブコメディ
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-14 18:08:49
11269文字
会話率:40%
モナは記憶喪失だった。自分がなぜ森の中で目覚めたのかもわからないまま彷徨えば、台座に刺さった剣を見つける。その剣の所有者となると、剣はモナの適性から姿を銃へと変える。そんな銃にモナはフローと命名した。
記憶を取り戻すためにも学ぶことを決意し
たモナは、フローに教えてもらいながらプロトタウンという街へたどり着く。そこでエクスとダイアナに出会い親切にしてもらう。
街では武道大会が行われており、賞金目当てで参加したモナだが、優勝後は敗者の悔しそうな表情に心を大きく揺さぶられる。その様子を見たフローに『大切なモノ』について教えてもらう。
その強さを見込まれモンスター討伐の依頼をエクスとダイアナと共に受けるモナだが、そこで危機に陥り、『大切なモノ』である二人と協力して討伐を成し遂げる。
二人と別れたモナは、自分の記憶と『大切なモノ』を求め、フローと共に気持ちを新たに旅立つのだった。
***
こちらの作品は第一回次世代作家文芸賞へ応募した作品となります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-28 14:11:44
116581文字
会話率:35%
小さなの争いなどはあったもののそれなりに平和に暮らしていた世界を突如、魔王の脅威が襲った。大国は魔王を倒すべく様々な試みをするがどれも失敗に終わる。そんな中、町外れの森に住んでいた青年フィリブ・アルナートはいつもの日課で早朝森へ出かけていた
。いつも通り木や薬草、果実などを拾っていると洞窟を見つける。興味本位で中に入り奥へ進んでいくとそこには、台座に刺さった剣があった。抜けた天井から差込んだ光に照らされたその姿は、その身を抜いてくれる者を待っているようだった。惹かれるように近づいたフィリブは手を伸ばしその剣を引き抜いた。
その瞬間、世界に勇者が誕生した。だが、彼はまだ知らなかったその剣が聖なるものではなく呪われた異物だということを。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-21 20:00:00
7315文字
会話率:52%
建久2年(1191年)閏12月28日の明るい雪の朝、のちの天台座主慈円は宇治平等院で、関白九条兼実の息子、左近衛大将藤原良経と十首の和歌を交わしました。その和歌に秘められたメッセージを読み解き、政治と和歌の新旧交代を描きます。彼らは新古今和
歌集の代表歌人です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-18 21:40:42
1990文字
会話率:3%
旧題:転生したら足利義教でした。『第六天魔王外典』俺は百まで生きる☆ ❖❖❖
元祖第六天魔王・足利義教に転生した令和男児の物語。めざせ、天下布武⁉
ある日、自分が未来の記憶を持った日本人の生まれ変わりであることに気が付いた天台座主 義
円。足利義満の子、足利義持の弟として生まれ「天台開闢以来の逸材」と呼ばれ将来を嘱望されている俊英である。
このままでは足利将軍家を継ぎ強き将軍家をめざし、守護大名や管領、有力な寺社勢力とも対決し、己の力を以て世を変える半ばで重臣に裏切られ、人生五十年を目の前に死ぬことになるのか。
そんなの嫌だ!!
俺は、強い征夷大将軍になる!!
あと、百まで生きる☆
*あとだいたい百二十話くらい!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-31 23:00:00
230990文字
会話率:30%
大魔王が聖剣の元を訪れると台座には何故か宿敵である勇者が刺さっていた。※なろうラジオ大賞2用投稿作品です。
最終更新:2020-12-07 21:12:27
999文字
会話率:66%
フェストスの円盤に続き、クレタ聖刻文字を日本語として解読しました。
最終更新:2020-11-17 16:43:58
6281文字
会話率:0%
エルケの職にあるディルは、額に赤色台座の痣を持っている。エーデルハイアットの家には、代々この痣を持って生まれる男児がおり、それは人々を惹きつけてやまない一つの信仰である。
しかし、ディルのそれは、己が子を嫡子たらんとする継母によって刻まれ
た、まがい物の徴であった。
エルケは、神殿での接待勤めのため、政治の中枢からは隔離される。継母の狙いはまさにそこにあり、異母弟として、異母兄を支える人生を送ることとなった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-09-20 08:24:01
12076文字
会話率:26%
魔王軍の中で最も最弱種族スライム、そんな名もなきスライム少女は同じく最弱のゴブリン、変わり者のキマイラ、子供っぽいミノタウロスとともに洞窟で修行中に突如冒険者が現れる。なんとか逃げた彼女たちの目の前に神秘的な剣の刺さった台座を発見して・・・
これは勇者の剣に選ばれ引っこ抜いてしまったスライム少女とその仲間達との物語でございます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-03-05 23:54:16
285文字
会話率:0%
その聖剣は場所を変え、姿形を変え勇者の到来を待っている。その台座から引き抜かれた瞬間からその勇者だけの聖剣となり、魔王を討つ力となる為に。
その聖剣はエクスカリバーやアスカロン時にはカラドボルグやクラウ・ソラスなどと呼ばれた時代もある。
100年前に魔王が現れた時、勇者は石の台座から聖剣エクスカリバーを抜き、魔王を討ち果たした。
それから100年経った今も、魔王が存在しない穏やかな時代が続いている。
ある晴れた日、聖剣は気紛れに台座を離れた少女の形で。
引き抜かれた瞬間にその勇者だけの聖剣となる事を忘れて。
これは少女になってしまった聖剣と勇者になれなかった少年の物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-09-09 10:54:50
35877文字
会話率:51%
メ=クオル統一共和国連合特務神撃隊・一番隊隊長アンバーサ神聖騎士の供述「我々は神の御子を詐称し聖女という身分を与えて宮廷政治に宗教を持ち込んだ背教者共に神の正義を教示すべく有志を募り国境を越えた。我ら神意と正義の使徒ならば必ずや聖剣クリスタ
ルゲイザーは応えてくれるはずだ。そして我々は聖女を僭称する田舎娘の出身地である村に立ち寄り神罰として食料すべてを接収すべく交渉を始めた……芋煮おいちい!」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-04-02 18:00:00
6344文字
会話率:22%
気づくと暗く湿った場所にいた。壁面についてある鉱石が輝き、僅かだが視界は確保できている。
「ヴェルト・ロヴォルツィオ・トーデス...」
頭に浮かんだ言葉を読み上げ、自分の名前だと認識できた。だが、それ以外の記憶は全く存在しない。識字と発音が
備わっていることに一先ず安心した。
寝ていた身体を起こすと、自分の胴体が見える。華奢な体つきで、皮膚は白く透き通り、身長は170程度だ。二度ほど掌を開閉したが、違和感は無い。視線を辺りに巡らせると、広い祠のような場所の中心部にある石の台座に寝ていることがわかった。音がよく響き、着ている服の擦れる音が少し残る。
「ん......?」
足元に違和感を感じ、注意を向ける。
すると、その場にはしっかりとした掘りで三文字がえぐられていた。
「“生きろ”......?」
様々な仲間と出会いながら、「生きろ」に託されたメッセージを全ての属性の頂点に立つ力、「宇宙属性」を用いながら受け取って行く。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-12-12 07:00:00
2097文字
会話率:38%
しがないサラリーマンだった羽村 悠月〈ハネムラ ユヅキ〉は謎の手紙によって異世界へ(勝手に)転移させられる。目が覚めるとそこは謎の神殿。台座に刺さった剣を抜くと、剣が美少女に変身し「私はゆうしゃのつるぎ」なんて言い出して―――。
最終更新:2018-11-09 00:00:00
1392文字
会話率:24%
占い師の予言を信じ、皇帝の命令の元に。騎士は皇女と共に、神の台座へと進む。古代の神に供物を捧げるために。
・以前個人サイトに掲載しておりました作品の転載です
・カクヨムでも同じ作品を掲載しております
最終更新:2018-09-30 00:55:35
5004文字
会話率:39%