ある日、侯爵令嬢のマーガレットは唐突に前世の記憶が蘇った。
ここは前世で読んだ小説の世界で自分はヒロインと敵対するライバル令嬢ボジだということを。
でもマーガレットはそんな事よりも重要な役割を見出す。
それは虚弱故に薄幸で虚弱故に薄命だった
推しの第二王子アルフォンスの肉体改造をして彼を幸せにする事だ。
努力の甲斐あって4年後、アルフォンスは誰もが憧れる眉目秀麗な健康優良児(青年)へと生まれ変わった。
そしてアルフォンスは小説通り、ヒロインとの出会いを果たす。
その時、マーガレットは……。
1話完結の読み切りです。
それ故の完全ご都合主義。ノークオリティノーリアリティノーリターンなお話です。
誤字脱字の宝庫です(断言)広いお心でお読み下さいませ。
アルファポリスさんにも時差投稿します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-30 22:00:00
9811文字
会話率:37%
完璧令嬢の呼び声高いエルザベラ・フォルクハイルが思い出した前世の記憶。それは日本という場所で女子高生とやらをやっていて、そしてそんな自分がとある乙女ゲームに入れ込んでいたこと。
そして気づく。前世で事故死した自分が、入れ込んでいた乙女ゲーム
の世界に悪役令嬢として転生していたことを。ただし悪役令嬢とはいってもエルザベラは正統派ライバル令嬢であり、仮にルートに入っても破滅没落とは無縁の将来安泰。
だからヒロインなんぞよりよほど問題なのは、このエルザベラという令嬢が、前世で入れ込んでいたもう一人の悪役令嬢、クレアラート・エルトファンベリアとすこぶる仲が悪いということだった。しかもゲームのヒロインはどうやら王道ルートを行くようで、それはつまり愛しのクレアラート嬢が破滅することを意味している。
彼女を救えるのは私だけ! ……私はライバル令嬢だけど、悪役令嬢を救ったっていいわよね?
大好きな悪役令嬢を破滅から救うため、完璧“ライバル”令嬢が奮闘するガールズ・ラブ・ストーリー……的な何か。多分、だいたいそんな感じ。
番外編表記について
幕間、番外:本編と同一世界線ですが、本編のお話に直接関係のない部分。読み飛ばしても本編に影響ありません。
if:本編とは異なる世界線のお話。基本的には本編と繋がりはありません。
EX:本編完結後の後日談。本編エピローグ以降のお話になります。本編読了後にどうぞ。
※カクヨム・ノベプラでも公開中です。
※2019/9/14 完結しました。以降は時々番外編などを追加する予定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-07 17:41:58
581350文字
会話率:50%
死んだと思ったら、前世で妹が熱中していた乙女ゲームの薄幸ライバル令嬢のモブ使用人になりました。
交通事故で妹を庇い、その無事を確かめることもできずに死亡したと思ったら、魔法が存在するファンタジー世界で貴族に虐げられるというクソ仕様。生
きるモチベも底辺で、貴族サマの暴行も甘受していた。そんな俺を助けてくれたのは天使の如き愛らしさをもつ公爵令嬢・エピドート。どことなく前世の妹と似た雰囲気の少女に、『妹の分まで、彼女を守り抜こう』と誓う。
──そんな矢先、エピドートに婚約話がもちあがる。相手は第二王子・ジルコニア。
アレッ確かそれ妹が徹夜でやってた乙女ゲームの攻略対象では? というかエピドートってどう足掻いても不幸にしかならない令嬢の名前では?
何それ地雷、断固拒否。フラグなんぞへし折ってやる。
そのつもりなのにどうしてこうなった?
みたいな感じで半無自覚たらし元男子高校生がお嬢様の幸せの為に頑張り、基本的にから回るお話です。
ミリしら知識で行動してたら何故か色々な人を攻略しています。BL:家族愛=7:3くらいです。
気まぐれ更新になると思いますがよろしかったらお付き合いください。
R-15及び残酷な描写は(私の感覚では)ないのですが、念の為に付けています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-11 17:00:00
42746文字
会話率:33%
~ガチクズ悪役令嬢のマリアさんが「聖女マリア」へと登り詰める奇跡の物語~
【1行あらすじ】
これは性格ガチクズの侯爵令嬢マリアが、他人を陥れようとしては失敗して、どころか逆に幸せにしてしまう姿をざまぁと眺めてほのぼの楽しむお話です。
【
あらすじ】
マリアは莫大な資産を持つ名門セレシア侯爵家の一人娘。
しかしその性格ときたら、どこに出しても恥ずかしくないガチクズな悪役令嬢でした。
庶民や貧乏人を見下すのは当たり前。
短気ですぐキレて、ワガママで自己中でガチクズで、他人の足を引っ張って不幸になるのを見るのが大好きです。
今日も今日とて他人の足を引っ張るために、マリアは侯爵家のお金&お父さまの権力を湯水のようにつぎ込みます。
時には自ら徹夜をするなど、他人の足を引っ張るためならマリアが努力を怠ることはありません。
しかしマリアがどれだけクズムーブをかましても、「風が吹けば桶屋が儲かる」のごとく、なぜかマリアの意に反して周りはみんな幸せになっていきます。
理不尽にいびり倒したはずの専属メイドは、隣国の王妃に。
陥れたはずのにっくきライバル令嬢は、巨大帝国の皇太子妃に。
芸術留学の夢を叩き潰したはずのクラスメイトは、大陸中に名を知られる天才デザイナーに。
「どうしてこうなった……?」
マリアは今日も首をかしげました。
これはそんな女神に愛されすぎた悪役令嬢マリア=セレシアが、なぜか聖女に祭り上げられてしまう世にも奇妙な物語……
(*)カクヨム併載です折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-24 20:04:17
94348文字
会話率:40%
私はレイナ。シリル王子殿下の婚約者。
ここが乙女ゲームの世界だと、私だけが知っている。
私は不治の病にかかっているライバル令嬢キャラだ。
婚約者が他の令嬢に恋する姿を見るのって、つらくない? なので私は、ゲーム開始前に婚約破棄して退散しま
す。
さようなら、殿下。
私は原作知識を活かして病に効く薬草をゲットします。
死にません! 治った後は推しの執事とバカンスです!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-18 11:32:45
6226文字
会話率:37%
平民の令嬢フランが、頑張って男爵になって、多くの方々のおかげもあり、だんだんと爵位が上がっていきます。
恋のライバルのセレーナによって、第一王子と第二王子の間で揺れ動き、婚約破棄まで起きました。
でも、最後は愛する人と結ばれ、王妃
になり、願いを叶えます。(全18話完結)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-26 22:11:39
32069文字
会話率:38%
「光魔法は稀有な力である。国のために貢献せよ」
急に下町の小さな家に押しかけて来た国からの使者だという男たちにそう言われて、セシリアは王都の学園に特別入学をすることになった。
十六歳、春のことである。
ここは魔法のある世界。
学園生活に胸を膨らませるセシリアだったが、どこか見た事のある麗しの貴公子たちからはことごとく邪険にされてしまう。
彼らを見て気が付いたが、ここはファンタジー小説の世界だった。セシリアはヒロインの聖女のはずなのに、皆はライバル令嬢のリディアーヌばかり溺愛し、セシリアには必要以上に冷たい。
(だったらいいです。私も勝手にしますから!)
開き直ったセシリアは何もかも無視をして、前世の最推しかつラスボスであるヴァンスの死亡フラグをへし折るために全力で関わることにした。
はじめは当たり障りのない態度だったヴァンスも、愛の力(?)で発光するセシリアに段々と心を開いてくれるようになる。
セシリアを嫌っていたはずの面々の態度も徐々に軟化していくが、そんなことは置いておいて、
「リア。いけない子だ」
「はひ……!」
セシリアは今日も推しに夢中である。
これは、原作小説と違って何故かみんなに嫌われているセシリアが、推し(教師かつ死亡フラグ付きのラスボスかつ王弟殿下という全部乗せ)に捨て身でぶつかり発光しながら世界を救うお話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-06 08:36:03
34068文字
会話率:28%
ヒロインと聖女という地位を争うライバル令嬢に転生してしまった主人公。だが彼女は転生前から男嫌い。
そこで主人公は攻略対象である聖騎士達との接触を極力避けつつ、自らの死亡フラグをへし折るために、畏れ多くて近寄りがたい高嶺の花を目指すことにした
。
しかしそれにより主人公は彼女の知らない裏エンディングへと進むことになっていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-27 20:00:00
60471文字
会話率:19%
知名度はさっぱりだけど、ちょっと変わったシステムで一部好事家の話題になった乙女ゲー「ラインファメルの乙女たち」。
わたしこと茅薙千那は、このゲーム世界に生まれ変わったらしい……………………ライバル役令嬢の、ペットのドラゴンとして。
破
滅するか、主人公役少女の良き友人として物語を終えるか。
付き従うライバル令嬢のデッド・オア・アライブ。
その運命を左右するのは、伝説の紅竜の子として生まれ変わったわたし次第。
───さあ、負け犬たちの反逆を、始めよう。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-15 01:41:08
743311文字
会話率:52%
ワタクシは侯爵家の一人娘、エリーエ・シャトロミン。
幼馴染のギル嬢と婚約者争いをしておりますの。
お相手はジョン公爵令息。彼の心を奪った方が勝ちの勝負をすることになりましたの。
弟のカルティに相談すると、男が女に求むもの、それは胸だそうです
わ。
でもどうしましょう! ワタクシ、お胸が小さいですのよ!!!
そうですわ、魔王の城にある『願いの叶うランプ』で胸を大きくいたしましょう。
では早速魔王の城へ乗り込みますわよー!
※この作品は、『設定投げて! 企画』に参加しています。みこと様に投げていただいたお題で執筆いたしました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-07 07:42:06
5195文字
会話率:35%
タイトルのままの話。途中までしかプレイしていない乙女ゲームに転生したバルバラ。ゲーム中盤までは順調に進んでいたはずが、最終段階で躓いたと思い込む。それがゲーム内のバッドエンドルートの道筋とは知らず、悪役令嬢と思い込んだライバル令嬢を貶めた
結果、バルバラはゲーム通りのバッドエンドへと到達するのだった。
元は『婚約者の我儘の結果、婚約した』と思い込んでる王子に真っ当な教育を施したらどうなったかという話を考えていたのに、まるっきり違う話が出来てしまったもの。その結果、王太子はどう見ても酷い男で人でなし。
『小説家になろう』(以下、敬称略)・『アルファポリス』・『pixiv』・自サイトに重複投稿。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-22 09:10:20
8728文字
会話率:30%
公爵令嬢セレスティアは、高熱を出して数日寝込んだ後に目覚めると、この世界が乙女ゲームであるという事を思い出す。
セレスティアの声を担当していた、彼氏いない歴=年齢の売れない声優こそが前世の自分だった。
ゲームでは王太子の婚約者になる事が
決まっているセレスティアだが、恋愛経験もなければ乙女ゲームの知識すらない自分がヒロインに勝てる訳がないと絶望する。
「王太子妃になれなくて良いから、とにかく平穏無事に生き延びたい……!」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-05 13:08:38
57272文字
会話率:28%
「婚約を破棄する!」
婚約者のテンプレのセリフで始まった卒業パーティー。
その瞬間に記憶が流れ込んできた。
(あ、これ前世でやった乙女ゲーの世界だ)
婚約破棄されるのは悪役ライバル令嬢のはずなのに。むしろ、それなら異世界転生ものの小説な
んのかテンプレで、早めに記憶が戻れば、婚約回避や婚約破棄回避のために努力するってパターン。とか
破棄寸前に記憶が戻るパターンなら、その後、前世の知識を駆使してたくましく生きていく。とか、そういうのじゃないの?
何この理不尽。からの更なる不条理。
「アリアドネは私のもの」って、前世を思い出した瞬間から、怒涛の展開です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-14 22:00:00
2674文字
会話率:37%
8歳の冬。
頭を打った衝撃で思い出した前世の記憶は
92歳で大往生したミカのものでした。
転生先はなんと、人生で一番ハマった乙女ゲームの世界。
しかも、ファンの間でヒロインよりも人気だった才色兼備のライバル令嬢フローレンス様に!
ゲーム
開始軸よりも前に手に入れた前世の記憶は、ゲーム開始前だけに役に立っているようなそうでないような気もするけれど、その辺はケセラセラ。
前世で愛した(ゲームの)世界を守るため、ヒロインに相応しい立派なライバル令嬢を目指しつつ、せっかく前世を思い出したので、(ゲームの)世界に影響が出ない程度なら楽しんでもいいわよね?
どうぞ、お気軽にお読みください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-20 23:00:00
31809文字
会話率:23%
前世に高等学校の図書館司書として、たくさんの学生を送り出し、現役おばさんロリータで天寿を全うしたはずのゆり子が転生したのは、ロリータファッションを違和感なく着ることができる異世界。
王太子婚約者候補の筆頭を望まれてリーリアとして誕生す
るも、前世で読んだたくさんの恋愛小説をもとに、周りの人生相談にのっていく。自分のチートレベルの鑑定スキルを使いながら、人相をみて、気づけば恋愛相談の達人として有名に。もちろん王太子の婚約者候補としてのライバル令嬢にもエールを送る。あれ?私の幸せはどこ?とりあえず美味しい時間は女神様もお好きなようですわね。
「あなた、王太子の婚約者で悪役令嬢よ!」と聖女にいわれても何のその。耳年増女子は幸せを掴むことができるのか。人の恋路は蜜の味。恋愛相談やってこい。お菓子とともに口軽くなった会話を楽しむ耳年増女子にお任せあれ。
※ストック切れるまで毎日更新予定。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-22 21:07:26
161157文字
会話率:47%
「ここは……あの、『アースガルド・ストーリー』の世界……?」
聖女候補の一人であるシルヴィアは、ある日、前世の記憶をとり戻した。
そこで知ったのは、ここがアースガルド・ストーリーという乙女ゲームに基づいた世界であること。
そのシナリオに
おいて自分は悪役令嬢で、聖女には選ばれないらしい。
さらに、前世の最推し、かつ自分の良き理解者である護衛騎士クレイは、将来自分を裏切ることになっているのだ……
――そんなのは、嫌だ! 聖女試験も、最推しのクレイも諦めたくない!
前世の知識を得たシルヴィアは、動き出す。
えぇと、まずはクレイと仲良くなれば良いのかな……?
お嬢様気質で、少しプライドの高いシルヴィアが、空回りしつつも自身の未来のために動き出す!
最推しに裏切られない、そんな未来のために……!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-13 13:19:28
101846文字
会話率:29%
日本人、田中太一だった前世の記憶を持つイザークはある公爵家の庭師見習いだ。
その公爵家はなんと前世の妹がプレイしていた乙女ゲームのライバル令嬢の家だった!
しかし気付く、自分がゲームのモブですらないことに。
ライバル令嬢に巻き込まれて破滅す
る可能性もゼロ。
俺、前世の記憶持ってる意味ある?
そんな訳で、彼は乙女ゲームの世界であることを気にせず庭師を目指すのだったーー
※転載防止のためカクヨムにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-01 16:23:03
669986文字
会話率:49%
ある日、頭を強打したフィーネは前世の記憶を思い出した。「お姉様が推しだなんて最高!」と思っていたら捻くれ我が儘末っ子は両親と推し以外には好かれてなかった!?
ポンコツ公爵令嬢なフィーネと、魔法学院で出会う美女な王子様のドタバタラブコメディ!
(になる予定)
(本作は「ライバル令嬢の妹になりまして」の別設定バージョンです。
週に1〜2回の更新予定です。
おそらく元の小説よりもだいぶゆるっとした感じになると思います。)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-31 00:00:00
50070文字
会話率:38%
ある日事故で意識を失った女子大生は気付くと、以前プレイしていた乙女ゲームの世界の人間になっていた。ヒロインでも悪役令嬢でもライバル令嬢でもなく、ライバル令嬢と攻略キャラの公爵家の妹。姉という推しと大好きな家族のためにちょっと頑張りつつも、で
きればモブでいたい。そんな彼女の物語。
誤字脱字報告ありがとうございます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-13 00:00:00
299363文字
会話率:36%
あるとき、ふと気が付いた。
ここって、前世でやりこんだ乙女ゲームの世界じゃない?って。
私は、乙女ゲームの主人公では無かった。
主人公のライバル令嬢の一人で、魔眼を持つ魔女だった。
私は、魔女と知られると学園を断罪追放されてし
まう。
私は、乙女ゲームのバッドエンドと私自身の破滅を回避するため、乙女ゲームを攻略しなければならなかった。
俺は悪役令嬢の幼馴染。の別ルート、別視点の話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-14 20:16:47
23634文字
会話率:24%
アナスタシアはルーシ王国の宰相夫人であり17歳の息子と15歳の娘を持つ二児の母だが、普通の宰相夫人ではなかった。
言っても誰も信じないだろうが、アナスタシアは前世の記憶を持っており、この世界がとある乙女ゲームの世界だと知っていた。
しかも、
若かりし頃のアナスタシアはその乙女ゲームのヒロインだったので、「異世界転生してるよ私」と自覚しながらもフラグをバッキバキに刈り取って、我が道を進んだ過去がある。
そのお陰か、攻略対象じゃなくて諦めていた旦那様と結ばれ、現在に至るのだが──エンディングの先を生きているアナスタシアにとって、この世界は現実だ。
そんな中、アナスタシアにとっての気がかりは娘のエリザベータだった。
エリザベータは、幼少の時に国王陛下に第二王子の婚約者にと請われ、それ以降は厳しいお妃教育を受けながらも健気に頑張っていた。
ゲームには続編があったので、いずれヒロインが現れるだろうとアナスタシアは考え、色々と予防線を張っていた所に続編のヒロインが第二王子の前に現れた。
王子はすぐにそのヒロインに心を奪われてしまい──娘を邪険にするようになる。
原作ではライバル令嬢だった娘が、どういうわけか悪役令嬢のレッテルを貼られていることにアナスタシアは気付き、近々夜会でエリザベータが王子から一方的な婚約破棄をされる事も予測できたので、何も知らない娘を一人、婚約破棄の場に送り出すつもりは一切なかった。
外国へ短期留学させていた息子ビクトルを呼び寄せたアナスタシアは、息子に話せる範囲で事情を話してその夜会に同行させた。
「可愛いリーザが傷付くのをただ指を咥えて見ているなんて事はしないわ。だから──おいたをした子にはちゃんとお仕置きしないとね」
宰相夫人であるアナスタシアは表向きは完璧貴婦人だったが、中身は物騒オブ物騒だった──。
「カクヨム」さん、エブリスタさんで、和泉 沙環(いずみ さわ)名義で投稿しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-06 00:00:00
45086文字
会話率:36%
前世の記憶持ちで乙女ゲームに異世界転生したダイアナは、ゲームの中ではライバル令嬢ポジだったので、学園の卒業式の前夜に催される舞踏会で第三王子エリックから通告される婚約破棄を今か今かと待っていた──のだが、何故か決闘を申し込まれた。
それ
も、結婚を前提にだ。
え? 王子はヒロインが好きなんじゃないの? というか何で、結婚を前提に決闘? わけがわからない…。
ストーリーから外れた言動をする王子を目の当たりにして、婚約破棄されて自由に生きたいダイアナは困惑する。
「カクヨム」さん、エブリスタさんで、和泉 沙環(いずみ さわ)名義で投稿しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-12-26 10:00:00
15370文字
会話率:46%