それは、青い光を発する迷宮の中。
仮想空間。二つ目の地球。電脳空間。デジタルワールド……様々な呼び名があるその世界は、現在二〇三〇年より七〇年前に発展した《インターネット》そのものである。
約二〇億人もの人が利用しているこのインターネ
ットには、三年前から人が入り込むようになった。
面倒なキーボードやマウスといった入力装置を手放し、そして、本来ゲーム用に作られた、五感だけをゲーム内の《仮想体》に転送し、いかにも自分がその世界に入り込んで怪物を斃しているような気分にさせる操作端末――《ヘッドセット》と呼ばれる装着型インターフェースを改造・使用するようになった。
その人たちのことを、《ダイバー》と呼ぶ。今や、ハッカーやクラッカーよりも有名な呼称である。
勿論、ダイバーの中にはクラッカーのように他人に迷惑をかける人間がいる――《クラッキングダイバー》という。
インターネット内の仮想空間では、ダイブしている人の神経が裸で立ち歩いているようなものだ。仮想空間で殺された者は、現実世界では死んでしまうことはないが、記憶障害や神経伝達回路に異常を起こすことがある。だが、ひとつだけ、仮想空間で死に、リアルでも死んでしまうダイブがある。
それを行うと現れる警告メッセージから、《ログイン》と呼ばれるダイブだ。
ヘッドセットが、体に流されるはずであった脳からの命令を全て奪い、アバターに流すようになるのだ。そのせいで脳が、ヘッドセットを通じて動かしているアバターを本体と勘違いして、アバターが仮想世界で死ぬと、生命活動を止めてしまうのだ。そうなれば、リアルの肉体も――死ぬ。
それでも、ログインを止めることができない者たちがいた――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-11-11 22:18:53
36879文字
会話率:27%
彼女、朝日奈真琴(あさひな・まこと)には、1つある”事”に興味を持っていました。
それは”自殺”
そう彼女、朝日奈真琴(あさひなまこと)は”自殺”に憧れていました。
けれど…自分自身で自殺するのは恐ろしく怖い事。
その時彼女は思いました。
そうかぁ…なら…
自分以外の人間を自殺させちゃえばいいんだ。
思考回路が狂ってしまっている彼女…彼女の通う高校では…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-09-09 03:32:38
10853文字
会話率:72%
猫の死体を見たことで始まった女の子の思考。
最終更新:2010-08-17 00:00:00
883文字
会話率:0%
殺したくてたまらないのに好きだと言う少女と、電波受け取ってるのかなとか思ってる図太い精神の少年の思考。
最終更新:2010-07-16 20:26:17
974文字
会話率:50%
セカイとその周りのお話。
最終更新:2010-07-10 21:26:53
993文字
会話率:0%
統合戦争。歴史の表舞台に魔女狩りと語られる、その忌まわしい文明の分岐点。神代の魔法使い達は、自らの叡智を記録した『法典』を作り上げ、その存在を世界に秘匿した。そして現在、受け継がれてきた『法典』の回路を廻って繰り返される魔術師達の闘争。赤い
夢の罪悪に縛られる魔術師の少女は、色をなくした少年と出逢い――――。開闢の空、果てに見る赤い世界。『法典』を廻る魔術師の物語が、新たな戦争の幕を切る。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-06-19 07:00:00
158065文字
会話率:31%
阿久津秋人はこの春から黎明学園へと通う事になった。
妹と姉との3人暮らし。慌しくも穏やかに家族や友人と過ごす平穏な日常。
妹を溺愛して止まない秋人に周囲の者達は微笑ましくも賑やかに巻き込まれていく。
わりと万能な秋人なのだが如何せん、彼の思
考回路と行動原理は全て妹の瀬奈ちゃん有りきである。自分への好意も思惑もなんのその!瀬奈の為なら何でもやります!やらいでか!!
ドタバタと、きらきらと、ちょっぴりシリアスに。そんな学園ストーリー。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-05-13 00:52:12
15893文字
会話率:28%
幾度の戦いと社会の歪みに疲れた人類が選んだ世界のあり方は、集積回路「CentraL-セントラル-」による中央集権管理を敷いた社会だった。
「ネイション」と呼ばれる飢えも格差も病もない桃源郷で、アイデンティティに悩む一人の青年は、情報の海で
とあるゲームへの誘いを見つける。
イリーガルに開発されたそのサバイバルゲームの正体とは……。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-05-09 22:46:31
37556文字
会話率:8%
迷い込んだ電脳回路。
覗き込んで、見つけた
懐かしの貴女。
はじめまして、
お久しぶりです、
私のことを覚えてますか?
あの子のことを覚えてますか?
あの日のことを覚えてますか・・・・・?
貴女は過去も忘れ、
綺麗な擬態で暮らしてい
た。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-03-10 18:21:26
474文字
会話率:0%
色の無い日常のなか、唯一つ幸せだったその瞬間が、壊れるのなら──────
最終更新:2009-12-10 16:25:45
463文字
会話率:0%
彼がいなければ、私の思考回路はおかしくなり、私は私でなくなるような気がする。私の脳みそおかしくなる前に、彼にどうにかして欲しいと願う。
最終更新:2009-08-17 18:41:28
1379文字
会話率:25%
奴隷である私は、今のご主人様に嫌われていた。愛情を与えられないことからくる躰の不調は、やがて思考回路にも影響を与え……。
最終更新:2009-05-02 18:49:12
1754文字
会話率:0%
気が付くとどうやら森の奥深くらしい場所で横たわっている僕。思考回路はこれだけしっかりと動いているのに、肉体のどの部分も微塵も動かない…果たして僕は生きているのか…死んでいるのか…
最終更新:2008-12-08 18:02:14
3239文字
会話率:1%
高校の入学式で、有里健二は白庭裕也に一目惚れ。見つめているだけで満足している少年の話です。
最終更新:2008-12-04 16:09:09
3818文字
会話率:39%
自己増殖する『論理回路生命体』は、二億年以上も彼らの文明を維持してきた。巨大な岩の怪物ギガンテスの攻撃を受けていた彼らは、たまたま惑星を訪れたわたしたちに、救いの手を求めてきた。
最終更新:2008-08-27 20:50:28
11881文字
会話率:58%
ある日の黄昏時、薄暗い森の中で二人は出会った。一人は不気味な異型の侵略者。一人は金属と電子回路で出来たお手伝いさん。人にあらざる二人は、どこか間の抜けた会話の中で何を思うのか。
最終更新:2007-12-06 10:58:20
5018文字
会話率:31%
沈黙が続くと人間はいろいろなことを考えてしまう。それは必ずしも自分だけじゃない…
最終更新:2006-05-01 00:29:58
637文字
会話率:15%