老舗の料亭に嫁いだ阿佐美は、長女の出産後、周囲から跡取りの男の子を生む期待をかけられていたが、生まれてきたのはまたしても女児であった。
阿佐美が入院した病院には、偶然古い友人の平沢聡子が看護婦として働いていた。
阿佐美が次女を出産した日の夜
。たまたま病院の前に生まれたばかりの男の赤ん坊が捨てられるという事件が起こる。それを知った阿佐美は、咄嗟に自分の産んだ赤ん坊とその子を取り替えてくれるよう聡子に頼む。聡子はそんなことできない、と断るが、阿佐美は「あなたには私の頼みを断ることはできないはずだ」と言い出す。
実は聡子には、過去に一度だけ、阿佐美の夫である信也と間違いをおかしたという負い目があった。結局聡子は阿佐美に言われるまま、誰にも気付かれることなく赤ん坊を交換する。跡取りを生んだということで、阿佐美は結婚以来初めて誇らしさを感じる。その分、娘の亜紀に対する関心は薄れ、亜紀は寂しさの中で成長する。
一方聡子は、養護施設に預けられた阿佐美の娘、友美の成長を影で見守り続ける。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-09-24 18:53:37
75274文字
会話率:45%
ハネムーンベビーは、夫と似ても似つかない他人の子供だった。わが子が抱けない私。他の人は皆幸せなのに。なぜ私だけがこんな目に会うの・・・。
最終更新:2012-08-08 01:17:56
5275文字
会話率:26%
何もかもが嫌になったヘタレ男が異世界の扉をくぐり、ゴージャスでエラそうな美少女と出会った。
彼女はくだもの王国の女王チェリー。『出産の呪い』の掛かる世界の女王は、「フルーツポンチもグレープもマスカットも御免こうむる。その方で妥協するので婿に
なれ」と言ってきた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-06-18 10:28:01
2199文字
会話率:69%
四年前に父親を心臓病で亡くした中学二年生の岡本翔は、ファンタジーノベル作家としてデビューしたばかりの母親に作家をやめさせようと考えていた。十六歳で結婚、自分を出産した世間知らずの母親がこの先作家としてやっていけるとは思わなかったし、それより
ももっと現実的中な解決策として、再婚相手を探したほうがずっといいと思ったからだ。翔は、自分の担任が母親のファンだと知り、二人ほ結びつけようと画策し…。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-06-13 16:59:25
28044文字
会話率:52%
先日の五人目の出産の時の記録。ヤバイ表現は出していないから、18禁にはしてません。読みたい人だけ読んでください。ただ、この子の記念になれば……。と思って書いただけですから……。
最終更新:2012-06-12 18:00:00
2122文字
会話率:0%
有名料理研究家の桐谷黎子は、長年不妊治療をしていた。
パートナーの佐藤と別れて、若いカメラマンの福山とつきあうが、
妊娠しそうにない黎子は、一大決心をして、アメリカで
卵子提供を受けて妊娠に成功。出産するが、その卵子には
あるルーツがあった
。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-04-24 16:18:08
26675文字
会話率:26%
これは『時と宇宙を越えて』の番外編 兼 伏線回収編 兼 過去編です。本編の方を読んでからの方が分かりやすいと思います。
最終更新:2012-03-14 14:00:00
250276文字
会話率:39%
遠い遠い未来。人類は地球から別の恒星系へと旅立ち,数世代かけて居住可能惑星にたどり着いた。しかし,そこにたどり着いたのは,宇宙で子を産み育てた「宇宙世代」ではなく,冷凍冬眠技術によって眠りにつき,目覚めた者たちだけだった。やがて近恒星間航
行が可能となり,惑星連盟という緩やかな共同体が成立しても,宇宙空間で子孫が生き残れなかったという惑星移住世代の心の傷は深く,宇宙で子をなすことはタブーだった。商船団が恒星系間を行き交い,内乱や戦争が宇宙空間で行われるようになったころようやく時代は変わり始めた。宇宙での出産が相次いだ。地上の人は宇宙で一生を終えることはできない。たとえ,宇宙空間で子をなしても,心身の限界により,親は地上に帰らなければならない。宇宙空間で生まれた子が地上で生きられる技術もなかった。このような不運な子らは「宇宙孤児」と称された。これは,「宇宙孤児」の誕生からさらに数百年未来のお話。第2章スタートしました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-02-21 23:27:23
149525文字
会話率:59%
140文字以内で小説を書いてみました。
最終更新:2012-01-27 21:00:00
201文字
会話率:86%
私は夫を愛していると思っていた。愛しているはずだった。
あの人に再会するまでは・・・・。
平凡な毎日を送っていた専業主婦の奈美。とても幸せなのに、とても息苦しい。日常に潜む非日常。
夫に内緒で授かった新しい命。夫に知られないように、奈美は出
産した。
先の事を考えていない訳じゃない。こんな事が許されるとも思っていない。でも、後戻りはもう出来ない。覚悟は出来ていた。
それは潔くとても誇らしげに思えた。少なくとも奈美には・・。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-01-26 22:57:24
1681文字
会話率:17%
これは、私の妊娠から出産までをそのまま書きつづった短編小説です。
友人の妊娠、出産、その間におこる気持ちの葛藤・・
そしてその後発覚した自身の妊娠・・・
そしてなかなか進まない出産・・・
「分娩停止・緊急帝王切開」となった出産。
命の尊さや
重さ、強さ、優しさ、全てを沢山の方に知ってほしくて書いてきました。途中、読みにくい部分もあると思います。 最後まで読んでいただけたら幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-01-26 01:11:02
31591文字
会話率:5%
狭山 辰徳(35)の前に突然現れたのは、髪をバサバサとなびかせ、ボロボロの服を着て痩せこけた女。
彼女は中学生の頃に亡くなった初恋の人だった。
死んだと思っていた人が突然現れたことに戸惑う辰徳…
彼女は中学生の頃に、義理の父に暴行
にうけ子供ができていたと告白
死を選び、山にいくが死にきれず子供を山の中で出産、山で子供を育てたと言う。
そして彼女は辰徳にお願いをする
もう自分の命は短い、どうか子供を助けてほしいと。
山の中で育てられた少女、彼女は山の中だけがすべての世界…
戸惑う辰徳だか、少女を救いにむかう決心をする。
この世界をしらない少女と向き合う辰徳だか…
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-01-20 01:03:31
47993文字
会話率:56%
これはとある家族の出産記録です。
最終更新:2012-01-17 23:57:06
2848文字
会話率:0%
お兄ちゃんになってから、11年の歳月が経過しました。
先月、その日のことを語り出した長男。
当時のボクの気持ちになって綴ってみました……
最終更新:2012-01-09 23:41:05
300文字
会話率:10%
紀元前120年頃・・・ローマ領エメーリナ領主カイウスの子アリオスは民に慕われる青年だった、アリオスはこの村で野盗から村を守るべく自警団を結成していた。あるとき見回り中に一人の美しい黒髪の女性と出会う名前はグラビィア、彼女は不思議な力を持って
おり村でも有名な女性だった、アリオスは彼女に一目ぼれをしてしまう。
近隣でちょっとした事件がありグラビィアは領主に呼ばれる、その時ひょんな事からアリオスと結婚する事となる。
何ヶ月か経ってグラビィアの中に新しい命が芽生える、そして・・・出産間近になり、グラビィアはアリオスたちに神からお告げがあった事を言う
ある不思議な夜までは生まれない事と、名前はカムイと言うことを・・
数十日後のある夜それはやってきた不思議な夜が・・・
カイウス、アリオスは生まれて来る子カムイが神の子だと思いはじめる。
それから時がたち、カムイも成長し五歳の歳・・・ローマから使者が来る事をカムイは皆に言う・・・そして出迎えるためカイウス、アリオスは村の北へ向かう、ローマ兵一行らが村へ入ってくるその時突如、地震が起こる、そんなときローマ兵の隊長マニウスは馬車のロープが足に絡み絶体絶命の状態に・・その時カムイの隠された力が・・・急死に一生を得たマニウスは、領主の屋敷に招かれ、このエメーリナに来た訳とローマからの指令をカイウスらに告げる。
はたしてローマの指令とは?暖かく優しい時間が流れるこの村エメーリナにも次第に戦争の影が迫ってくる。
その中アリオスは決心し愛する妻と息子カムイと別れ自ら戦へと赴くのだった。
この物語はこんな時代から時を超え未来へと永遠とも思える時間の中で愛する人や仲間と出会い別れそして神までの道を歩む物語です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-12-12 20:49:13
35688文字
会話率:67%
●あらすじ
二千XX年、少子化の波が押し寄せる中、有効な手だてを講じなかった日本は、高齢社会に続きついに超少子社会にも突入した。
慌てた政府は出産補助を手厚く支援したものの、少子化は一向に改善の兆しはなかった。
一方、保育園や幼稚園
は、数十年前に政府が急ピッチで整備した建設ラッシュが祟り飽和状態となっていた。各地で園児獲得のための激しい潰し合いが繰り広げられる中、追い打ちを掛けるように晩婚化、独身化が進行し、都心部にも関わらず遠方まで送迎せざるを得ない状況が発生していた。
この物語は、そんな時代に生きる一人の女性と、それを取り巻く一風変わった住まいの物語である。
●はじめに
ダウンロードして頂き有り難うございます。とても嬉しいです。
何度も文章は見直しているつもりなのですが、誤字脱字お詫び申し上げます。
できるだけ沢山の方々に読んで頂きたいと思い、
ミクシーページや小説ランキングに参加しております。
フォローなどのご好意を頂けると幸いです。
有り難うございました。
MIXIの方、http://page.mixi.jp/view_page.pl?page_id=198185&from=home_members_list
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坂東 雄二折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2011-12-05 14:09:08
15771文字
会話率:10%
50音順小説Part~せ~です。
題名と主人公の名前と小説の一文字目を「せ」ではじめてみました。
最終更新:2011-11-25 19:15:11
1671文字
会話率:37%
和樹と結婚して早1年が過ぎ、専業主婦としての生活も板に着いてきた薫は、経済的には困窮していないので不幸では無いが、決して手放しで幸せだとも言えない微妙な夫婦生活を送っていた。そんな時、自身が妊娠した事を知り、待望の子供が産まれる事で生活に良
い変化が起きるのではないか…と一縷の希望を抱きつつ幸せな気分に浸るが、腹の中の胎児の原因不明な突然死による流産と、その原因が自分の体質にあり、今後妊娠する事はあっても出産まで行く事は非常に難しいだろう、諦めた方がいいと医者から説き伏せられ、絶望の淵に叩き落とされる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-11-01 21:38:14
157827文字
会話率:46%
我が子の名前を考えている夫婦の話
最終更新:2011-10-21 20:23:54
519文字
会話率:80%
こてつ物語の十話目。
御子が出産し、礼似が組長に就任して一カ月。香は真柴組に足げく通いだし、礼似は連日組に泊りこんでいる。そんな中、御子達や由美が訪れたデパートが、突然爆破される。御子達は閉じ込められてしまい、そこで御子は犯人の思念が流れ込
んで来たのを感じ取った……
このお話は、自らのブログと同時進行で連載させていただきました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-08-29 12:05:24
77196文字
会話率:35%
すっかり気まずくなった香とハルオ。礼似や一樹に無理やり追い出されてた二人はハルオの昔のクラスメートと出会ったのをきっかけに、互いの過去を話す。そんな中で、御子が出産を迎え、二人は真柴組で連絡を待つことになった。ハルオは香に自らの心のわだかま
りを語り始める。
このお話は、自らのブログにて連載後、こちらに掲載させていただいております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-05-21 20:11:50
20984文字
会話率:49%