転落事故を起こしたバスに乗っていた僕は、他の乗客達と共に不思議な空間へと連れて来られていた。そして、どこからともなく聞こえる声がこう言った。「殺し合って頂きます。最後のひとりになるまで。」と。
最終更新:2016-03-15 00:00:00
7301文字
会話率:46%
高校卒業を一ヶ月後に控えているチビで間抜けな官介は、未だ進路も決まらない。
担任の稲盛には、顔を会わせる度に暴言を浴びせられ、自暴自棄になっていた。
ある日の帰宅途中の駅で、普段と違う乗客の居ない異様な様子に気づきつつも、無音で到着した
電車に乗り込む。
そこに、突然奇抜な容姿の女が現れ、初対面の官介に対し、優柔不断な内面を的中させた暴言と暴力的な行為を次々と浴びせ掛ける。
怒りを爆発させる官介に、女は突然「お前にバトンを渡す」と言い、不思議な玉を授ける。
その玉は、MIRAKUへのパスポートであり、本人の意思を無視して勝手な誘導をする奇妙な玉だった。
電車が発車すると同時に玉は巨大化し、官介が逃げられない様に座席に釘付けにしてしまう。
気を失った官介が目覚めると、見た事もないのどかな田園が広がる小さな町、MIRAKUに到着していた。
そのMIRAKUこそ、招かれた者の意思に関係無く厳しく自己変革を要求するお節介な町だった。
官介に与えられた期限は三日間。
その期限内にMIRAKUの町民が認める人格者に成長を果たせなければ、存在を抹消され、誰の記憶からも削除されるという。
だが官介は、全てドッキリの特番に巻き込まれていると思い込む。
焼き肉屋「味楽」では、年齢無差別のチーム対抗の大食い試合をさせられ、女子相撲クラブの小学生三人とチームを組まされ大負けをする。
ペナルティーで参加者全員の焼き肉代金を支払う羽目になり、拒否をすると、さらなるペナルティーとして、短時間で稲が実る不思議な田んぼの田植えから稲刈りを要求される。
永遠に終わりの来ない農作業は、心身共に官介を追い詰めて行く。
ボロボロになった体で朦朧となる中、生まれてこれまでの己の生き様を回想させられる。
官介の腹違いの姉麗亜は、学校創立以来の天才美女と歌われ、伝説になっていた。
麗亜に嫉妬していた官介は、影では麗亜の誹謗中傷を繰り返していた。
そんな、腐れ切った自分の姿に改めて気付かされ愕然とするが、中々自分の非を素直に認められず葛藤を繰り返す。
刻々と迫るタイムリミット。
果たして、期限内にMIRAKU駅のホームで復活の宣言をする事が出来るのか……
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-03-11 07:00:00
52304文字
会話率:24%
飛行機事故に巻き込まれた乗客総数百八十二名が、異世界に降り立つ。
飛行機が不時着した先は、広大な大森林。
主人公・境悠樹はなし崩し的に乗客達をまとめる立場となり、全員での帰還を目指し、森の中で生活を営みながら、帰還の権利となるアイテム入手の
為、明らかに見たことがあるゲームの数々に挑んでゆく。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-02-21 15:46:52
41849文字
会話率:39%
文芸部に所属する主人公。彼は、卒業する先輩たちのために部活メンバーでの旅行を企画する。
しかし、彼らの乗った飛行機に異常が発生。乗客は救助されるが、なぜか行方がわからない者たちがいた。姿を消した者たち。その中には、彼の恋人である蓉子もいた。
これは、消えてしまった恋人を探し求める、彼のお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-01-05 03:21:33
1346文字
会話率:48%
望月勝二は困っていた。買い物帰り、デパートのエレベーターの中。
――閉じ込められた。
エレベーターが突然止まり、動かなくなった。つまりは故障である。
乗客は勝二を含めて三人。女子高生と小学生の少女。
三人でこの状況を打破
しようと動くが、全てが徒労に終わる。
刻一刻と過ぎていく時間。追いつめられていく三人。
現実逃避をしたり、トイレの心配をしたり、自己紹介をしたり、アニメについて熱く語りだしたり、三人は徐々に極限状態となっていく。
このときの勝二はまだ知らなかった。
――このエレベーターには《ある秘密》が隠されていたことに。
そして、この出来事はまだほんの始まりにすぎなかった。
「あの、すみませんが、ちょっと冷静に俺の頬を殴ってくれませんか? 夢から覚めると思うんで」
「いや、あなたが冷静になって下さい!」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-12-16 04:45:27
65938文字
会話率:49%
2015年12月3日――転居を機に、日記を書く事にした。
私はつまらぬ販売員であるが、些か、拙い文章を書く事が出来る。
平安の頃には、日記とは他人が読む事を前提に書かれたと聞く。
私もまた、この良き街の暮らしを、時折は他人の目に晒そうかと思
う次第である。
――ところで、今朝、ローカル新聞の、古いのを拾った。
丁度先週、列車が六両、乗員乗客合わせ148名を乗せて、神隠しにあったそうである。
ここは嵯峨崎市なる、住み心地の良い街である。
嵯峨崎市とは↓
『嵯峨崎地域新聞』
http://press.sagazaki.com/折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-12-06 00:40:32
7552文字
会話率:1%
進路に悩んでいる高校三年生の主人公は帰宅時に摩訶不思議な電車にのる。
その電車は主人公以外の乗客も運転手も乗せておらず、一人でに動いていたのだ。停車駅にも止まらないその電車は、主人公を乗せたままトンネルをひたすらに進む。そして、そのトンネル
を抜けた先に待っていたのは、人間や動物だけでなく、神や妖怪、獣人など様々な者が生きる、現代社会とは180度違う別の世界であった。そこで、主人公はとある人物を探すことになる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-10-01 21:50:02
6257文字
会話率:25%
JAXAが打ち上げた、月探査機『かぐや』の子衛星『おきな』が月の裏側で突然、消息を絶った。政府は民間企業の真田丸食品へ探査を依頼した。真田丸食品は新事業のロケット開発を成功させていた。真田丸食品ロケットクルーの風間勇太とジェシー・ライドはシ
ャトル『ムーンダンサー』で月に向かった。月面での捜索中にクレーターから光りの波動(ムーンインパクト)を浴び、特殊な能力を得た二人は陸上自衛隊特殊部隊所属『LAT』の隊員となった。同じ頃、商社勤務の三日月隼斗、食品会社OLの聖天波も月の波動により、力を身に付けた。日常の中で能力を開花させて行く二人は出会い、共に調査を開始する。そんな中、各地で地下鉄、新幹線で乗客の自爆テロが起こる。人が改造され毒物が体内に仕込まれていた。事件は秘密組織が関与していた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-09-13 11:30:12
43499文字
会話率:37%
巨大駅に勤める男のもとに、ある日ふと声をかけてきた乗客がいた。
普段通りに対応しようとした男は、気付いた。その声は明らかに、その乗客のモノではないと……。
最終更新:2015-08-15 20:00:00
31930文字
会話率:32%
毎日同じ事の繰り返し。朝食を摂り、服を着替え、歯を磨いてバスに乗って学校へ向かう。いつもと同じはずだった。4人のテロリストがバスをジャックするまでは。乗客26人を人質にした奴らの要求は、捕まってしまったリーダーの解放だ。政府が要求を飲まなけ
れば俺たちは皆殺しにされてしまう!乗客はみんな怯えている。それもそうだ。奴らは銃を持っている。携帯を取り上げられ外との連絡手段も無い。下手を打てば殺される。そんな極限の移動する監獄の中で、テロリストの一人が俺にゲームを持ちかけてきた。俺は生きる為に、この危機を乗り越えなくてはならない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-07-14 23:18:17
1534文字
会話率:47%
日本発メキシコ行き飛行機。機内の乗客が寝静まる中、俺は突如現れた謎の全身甲冑の男に気絶させられた。
気付けば、どことも分からぬ草原に一人立ち尽くす俺。
取り敢えず目の前の難関を退き、また退く。
その結果、俺は異世界に来てしまったのだと理解す
る。
しかし、何故だか持っていたチート能力で元の世界よりいい暮らしができそうだ。
そんな男の物語です。
ほとんど何も考えないで趣味で書いて行っている物なので不定期掲載になります。
投稿者は小説を書くのに関しては全くの初心者で、学が足りないところがあります。
ですので読者の皆様に語法違いや誤字の指摘を頂けると嬉しいです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-06-02 19:08:40
25228文字
会話率:22%
通学途中に電車で乗客同士の会話を聞いた話
最終更新:2015-05-02 02:47:14
1126文字
会話率:36%
文京区にある水水教本部。ここは水玉家の屋敷で、今は残された姉弟、姉、真理恵、34歳、弟、守、30歳が住んでいる。この姉弟は家族旅行で訪れていた地で飛行機事故に遭遇、飛行機は海面に突っ込み、全乗客約二百名中のたった二人の生き残りだった。
真理
恵は今、水水教の教祖になっている。
このお話は自ブログ「かくー・ぴんぼけ覚書」に掲載したものです。
http://raimi.blog.so-net.ne.jp/2015-01-31
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-04-21 19:19:21
3264文字
会話率:66%
乗客たちの数だけ、個性があり物語がある。
一人の車掌と、その乗客たちの物語。
終点まで、どうぞ心行くまでお寛ぎ下さい。
ランコントル列車、間もなく出発です。
・短編です
サクサク読みたい方にお薦めです
最終更新:2015-04-04 00:43:38
5315文字
会話率:44%
夏季休暇でアジア旅行を満喫し、家路への最中だった真咲。
だが搭乗していた旅客機の燃料漏れにより、緊急着陸を余儀なくされる。
搭乗員、乗客を併せた155名と共に不時着した場所は、とある島だった。
助けを呼ぶため真咲たちは島の探索を始めるが
、
探索をするうち、人工的な加工を施された岩や、粗末な建物を目にする。
それらは現代では見たことのないような、独特な造形のものばかりだった。
次第に島への違和感を募らせていく真咲たち。
やっとの思いで島の住民らしき男を発見し、声をかけるが・・・
振り返った男の顔を見て真咲は絶句する。
男はなんと、8年前行方不明になった幼馴染の祐司だったのだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-01-22 22:43:43
9666文字
会話率:15%
『私』が電車で移動中、一組の老夫婦が同じ車両に移動してきた。
他の乗客と様子が違う老夫婦。その互いを支え合う姿に車両内の想いが交錯する。
『千文字小説』にも投稿しました。
最終更新:2014-12-20 18:31:41
1000文字
会話率:0%
夜行バスの運転手をしている僕は、深夜のサービスエリアで、乗客の数を数える。しかし、38名のはずの乗客が、何度数えても一人多い。39番目の乗客とはいったい……。
※なお、この小説は小生のブログ「四分小説家」と、「星空文庫」にも掲載しております
。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-12-05 23:00:15
2792文字
会話率:11%
平和な田舎町で起こったバスジャック事件。乗客が犯人から銃を奪ったことにより事件は幕を閉じるかに思われたが、乗客が奪った銃を別の乗客に向けたことで新しい事件が巻き起こる。
最終更新:2014-11-21 08:13:33
4653文字
会話率:53%
一隻の旅客船が沈没し、乗客たちはちりじりに救命ボートで脱出した。
そのうちのひとつが、小さな島に流れ着いた。
そこは無人島だったが、流れ着いたのは、まほうつかい達。
生きるに困らない術を持っていた彼らは、のんびりと救助が訪れるのを待つことに
した。
―――得体のしれない何かが、牙を剥くまでは。
※遅筆のため不定期更新折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-10-05 03:30:35
1131文字
会話率:17%
1954年9月26日 北海道函館市。
この地に普段北海道には殆ど上陸しない台風が勢力を保ったまま上陸し、北海道に多大な被害をもたらした。
当時は現在ほど天気予報の体制が発達しておらず、予測見込み違いによって青函連絡船5隻が転覆・沈没し、
全船合わせて1430名が亡くなる大事故が発生してしまった。
その中で最も被害が大きかったのは、貨物鉄道だけではなく旅客輸送も行う「洞爺丸」で1155名もの乗員乗客が七重浜の大波に消えた。
その物語である。
※ このお話は、1990年に実際に遭難し生存された方から託された手記を元に描いております。
1991年函館市社会学自由研究コンクール銀賞作品リメイク
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-10-01 23:49:09
57700文字
会話率:15%