「お前達婚約せい」
「「えっ?」」
クラプトン伯爵家のアダムとエヴァは異母兄妹だった。国法で異母兄妹による結婚は認められており、また王家と貴族社会を取り巻く状況もアダムとエヴァが結ばれることを是としていた。しかしエヴァは兄を男として見ること
が、生理的に受け入れられないのだった。思い悩んでいた夜、エヴァの寝室に現れたのは……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-30 07:25:29
5366文字
会話率:34%
「何故貴女方聖女は追放された身でありながら、この大陸を守ろうとするのです」
それには二度応える事になる。
御先祖様が変わり者すぎた影響で少し浮いてる聖女のエクラ。
聖女は数多の先祖の記憶を有しており、エクラはその中で特殊な先祖に影響を受け
ていた。
聖女は魔なるものから大陸を守る役目を背負い、精霊の力を借りて魔を打ち消す。
ある日、自身の師匠が何者かに襲われたという報告を受け、師匠の元に向かえば、見習い時代の世話役だった水の精霊・サリュークレが師匠を斬り殺していた。
「根性叩き直す!」
サリュークレの言い分に納得出来ないエクレはそう言って、彼を自身の屋敷に連れて帰り救おうとするのだった。
ドタバタしつつ、シリアスもありつつ、日常もお送りするごった煮恋愛ものです。
前作:放ってほしい王女と甘やかしたい僕の破棄騒動、前々作:クールキャラは演じられない!と同じ世界線。今作が回答編ですが単体でもご覧頂けます。
※アルファポリス、ノベルアップ+にも投稿しています。※R15は保険です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-31 15:14:25
138152文字
会話率:46%
遥かなる古より「魔王」と呼ばれる悪意の権化と、大地の龍脈を己がモノとし対抗する「龍人」が戦いを続ける世界。
史上最強の「龍人」と認められている渚慶太も「魔王」が生み出す、人から魔なるものへと堕ちた存在「魔獣」を狩り続ける日々を送っていた。
そんなある日、慶太は自身の恩師である皆川朱鷺也の訃報を聞きつける。
その裏に見え隠れする「魔王」の存在。
それに狙われる朱鷺也の息子、皆川優斗はどこか濃い影が表情にさしてており・・・。
果たして慶太は「魔王」を打ち倒し、
己の中にある「誓い」を果たすことができるのか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-09-19 14:53:07
107988文字
会話率:38%
とある辺境の村に、赤ずきんと呼ばれる少女が住んでいました。
赤ずきんとはその村にしかいない特殊な役割を背負った少女の事を指します。
その村には古くから伝わる呪われた赤い頭巾がありました。
その赤い頭巾は誰も被らなければ何の変哲も無い
頭巾ですが、少女が被ると『魔なるもの』を引き寄せてしまう呪いを持っていました。
赤ずきんとは、その赤い頭巾を被り、魔なるものを自分自身に引き寄せそれを狩る役割を担う少女のことを指します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-12-23 19:17:13
2995文字
会話率:29%
夜咄シアターは真実を上映する。闇に葬られて死した真実を上映する。
この世には不思議な死を遂げる方はたくさんいます。それの数%にある魔死。魔死とは魔なるものが関わった死を総称してそう呼ぶ。その死の真実を知りたいもののみ訪れる夜咄シアター。
想像力豊かな方は苦なく読めるとおもいます。自身がない方は頑張ってください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-05-21 16:03:30
4659文字
会話率:40%
わたしは常々一人称の小説の限界を感じていた。
〈一人称の小説の主人公はどうして作家のように語りが上手いのだろうか?〉 (エピローグ/文中より) ◆◆◆◆
「おはよう。あむ」
と、きみの声が聴こえた時から物語は始まる。
目が覚めた
ら記憶がなかった。
瞼を閉じ『昨日の自分』を探す。
『昨日の自分』を探すつもりが『前世の記憶』が脳裏にうかんだ。
名前は安室 覇那子(あむろ はなこ)。
ニックネームは『アム』。
アムの村には伝説がある。
色情魔なるものがいる。
色情魔に憑かれた男性は霊域に住みつく。
霊域に寄りつく女性を襲う。
霊域には近寄らないよう、幼い頃から教育されていた。
でも、行かずにはいられない。
アムの愛した彼が、アムを愛した彼が、色情魔に憑かれた、と噂になっているのだから………。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-02-29 22:56:07
18317文字
会話率:18%