――カチッ
朝、時計の長針が動いた音で彼は目覚める。
欠伸一つせず、スッとベッドから起き上がった彼は衣服を全て脱ぎ捨て、洗濯機の中へ。
ドラム式で特に大きな透明の蓋をしたものだ。
回る洗濯物を少しの間、片膝ついて見つめると
彼は目
を閉じ指揮者のように指を振る。
しばしそのまま。やがて目を開けると次に彼は鏡の前に移動し
入念に全身をチェックし始めた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-13 10:00:00
1498文字
会話率:0%
時計の中の恋物語。長針と短針は一時間に一分しか会うことができない…
最終更新:2022-01-18 09:36:11
1240文字
会話率:56%
幼馴染みの僕と彼女は、時計の針が時を刻むように、一緒に歩んでいく。
二人の進む早さに違いはあれど、行きつく先はおんなじだ。
最終更新:2021-12-02 18:24:19
999文字
会話率:47%
一組の男女と時計の針の物語。
最終更新:2021-08-01 07:00:00
608文字
会話率:0%
西暦二〇六〇年。人類は宇宙に進出することを諦め、地球で生きる決断をした。
技術革新して、Hand Device Computer Virtual Reality略して VR というスマートフォンに変わる新しい機器が普及し、人々は何不自由な
く暮らしてきた。
そんな中、天才発明家の高校生マサノブが、エキゾチック物質という質量をマイナスにする物質を発見する。それを次元の『穴』に入れれば過去に行くことは可能ではないかという説を唱える。
マサノブの唯一の友人マルは、マサノブとともに二〇一〇年に旅立つことを決意するが、マルが思いもしないような、壮大な計画はすでに動き出していた…………。
スペクタクルSF長編小説、ここに開幕!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-26 23:00:00
91420文字
会話率:40%
フクロウ森は、とんでもなく高い木々が、空をびっしりと枝葉でおおっているため、一年じゅう日の光が当たらず、それどころか空が全く見えないことで知られていました。そこには夜目がきくフクロウたちが、たくさん暮らしていたのです。
空の様子が見えないた
め、フクロウたちは時計樹と呼ばれる木に吊り下げた、古い懐中時計を見ることで、お茶の時間や狩りの時間、寝る時間などを決めていました。しかし、あるときその時計の長針と短針がなくなっていたのです。時間がわからなくなり、フクロウたちがもめ始めるなか、ある若いフクロウが、時計の代わりに自分が枝の屋根の上、空が見えるところへ行くといいだします。みんな止めますが、そのフクロウは枝の屋根へと飛んでいき――
はたして若フクロウは、空を、そして太陽を見ることができるのでしょうか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-09 19:33:02
6332文字
会話率:61%
とある科学者が全世界に向けて放った声明。
その言葉から世界は環境や秩序といったありとあらゆるものが変化を遂げた。
それもすべては『秩序を壊した世界』を作り出すために・・・
『大人』という概念を失った世界ーーー
後に新たに生まれ変わった世界
を後世の歴史家は『崩落世界』と呼ぶようになった。
それは無秩序になった世界そして今まで長年の時代と共に培われてきた知恵や技術の喪失した世界を鑑みた言葉だった。
人の心の中には相剋し続ける二つの側面『善』と『悪』がある。
憂鬱な街の情景を高層ビルの窓から見ながら、後に世界を崩落させた科学者は白い湯気の立つカップを片手に世界の有り様について考えていた。
「秩序ある平和な世界」
世界は平和を法によって恒久的に維持させようと考えていた。
その根底には人は理性を時代と共に培い、誰しも話しあえばわかり合えるものだという考えがあった。
しかしその「法」という『鎖』によって人類にもたらされるものは何か。
街の景観が近代的になっていく半面で腐敗している人の世界を見た時、矯めつ眇めつして科学者はある考えるに至ったーーー
一人の少年ーーその名はエリュエ。
世界の崩落から二年。
爾後、彼は容貌が朝露の空に染まるような透き通った青白い髪の少年へと変貌と遂げる。
この新世界において第一次適齢期を迎えた者は「魔法」という才能が与えられる。
彼の右眼には魔法を可能とする刻印が刻まれており、冒険家としての資格を持つことになった。
しかし彼の刻印は他とは違い、少し特殊で魔力の流れを感知することが出来るものだった。
これにより普段見ることが出来ないはずの精霊の存在を彼だけは見ることが出来た。
ギルド【ノートレア】に冒険家として認められたエリュエは前途多難な出来事がありながらも冒険家としてこの世界を旅することになる。
この崩落世界において、『年齢』という概念は存在しない。
あるのはレベルという概念ーー。
それは現れた刻印の中に刻まれる二つの針によって示されるもので、短針が十二の倍数、長針は一ずつレベルを刻んでいく・・・
エリュエの旅立ちとは裏腹に、世界ではまた新たな悲劇が生まれようとしていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-11 06:38:43
83233文字
会話率:16%
早く彼女に会いたい。
でも俺はこれ以上早く進めない。
彼女は俺より遅いから、その内追いつける。
それでも早く会いたいから、俺は全力で進むのだ。
最終更新:2018-12-05 09:47:31
359文字
会話率:15%
学校の廊下で、足元に何かが刺さる出来事が起きた。実は、月末の正午に、よく起きることらしい。
押しピンで刺されたような傷だ。
僕(主人公)は、原因を調べようと、その場所に向かった。
最終更新:2018-05-27 14:17:06
1063文字
会話率:10%
あづい…………。
どうにかならんものか……?
時計を見る度に鬱陶しい。
そんな長針と短針に思いを馳せてみました。
くれぐれも真剣に読まないように(笑)
最終更新:2018-05-26 02:00:00
256文字
会話率:0%
某「大きな古時計」をモチーフに書いてみました。
短文ですが、雰囲気だけでも感じていただければ幸いです。
最終更新:2018-03-08 00:00:00
283文字
会話率:0%
エンドリア物語シリーズの番外編です
キーワード:
最終更新:2015-11-28 00:00:00
5949文字
会話率:48%
長針と短針が重なると誰かのなにかが終わる。
最終更新:2013-11-25 19:29:10
297文字
会話率:0%
私は短針。あなたは長針。 私たちの関係はそれと全く同じで。
最終更新:2012-10-04 19:00:00
1000文字
会話率:0%