名家に生まれたが体が弱いため別荘で、ばあやたち使用人と過ごす主人公。
ある日、勉強が嫌で逃げた先の川で鉄砲水に巻き込まれ……
※匿名現代切恋企画の参加作品
※アルファポリスにも投稿中
最終更新:2024-07-22 14:33:11
3808文字
会話率:34%
町に伝わる“呪い”により祖父と父を亡くした宮入翔太は、高校二年生の春、「タイムマシンは信じるか」と問いかけてきた転入生の神崎香子と知り合う。その日の放課後、翔太の祖母から町に伝わる呪いのことを聞いた香子は、父と祖父の為に呪いの原因を探る翔
太に協力することを約束する。週末、翔太の幼なじみの時乃を交えた三人は、雨の日に登ると呪いにかかるという深安山に向かい、翔太と時乃の話を聞きながら山頂で香子は試料を採取する。
それから一週間後、部活に入りたいと言い出した香子とともにオーパーツ研究会を訪れた翔太は、タイムトラベルについて調べている筑後と出会う。タイムトラベルに懐疑的な翔太だったが、筑後と意気投合した香子に巻き込まれるようにオーパーツ研究会に入部する。ゴールデンウィークに入ると、オーパーツ研究会の三人はタイムトラベルの逸話の残る坂巻山にフィールドワークに向かう。翔太にタイムトラベルの証拠を見せるために奥へと進もうとする筑後だったが、鉄砲水が迫っていると香子から告げられたことから引き返す。その後、香子の言葉通り鉄砲水が山中を襲う。何故分かったか問われた香子は「未来のお告げ」と笑った。
六月、時乃が一人で深安山に試料を採りに向かう途中で雨が降り始める。呪いを危惧した翔太が向かうと、時乃は既に呪いが発症していた。その直後にやってきた香子により時乃の呪いの症状は治まった。しかしその二週間後、香子に呪いが発症する。病院に運ばれた香子は、翔太に対し自分が未来の翔太から頼まれて時乃を助けに来たことを告げる。呪いは深安山に伝わる風土病であり、元の世界では呪いにより昏睡状態に陥った時乃を救うため、翔太と香子はタイムトラベルの手法を研究していた。時乃を救った代償のように呪いを発症した香子を救う手立てはなく、翌朝、昏睡状態になった香子を救うため、翔太は呪いとタイムトラベルの研究を進めることを誓う。
香子が昏睡状態に陥ってから二十年後、時乃や筑後とともに研究を進めてきた翔太は、時乃が深安山に試料を採りに行った日から未来を変えるためにタイムトラベルに挑む。タイムトラベルに成功した翔太だったが、到達したのは香子が倒れた日の夜だった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-22 12:04:44
91471文字
会話率:47%
それは雨降る日にとある村で起こった、少し臭くて、硬い硬い雨だった。
最終更新:2023-12-10 18:00:00
3047文字
会話率:0%
ぬばたま川の鉄砲水は、おじさんの地元の伝説のひとつだ。
戦国時代、ぬばたま川は文字通り、弾丸の速さのような出水にたびたび襲われた。
その時も、川に架かっていた橋を渡る子供が数名、あっという間にやってきて去っていった水に、さらわれていってし
まった。
今生の別れとなるのも珍しくはなかったが、鷹狩りにきていたお殿様が、奇跡的に子供たちを発見し……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-03-13 18:00:00
2498文字
会話率:5%
十年に一度の勢力を保ったまま、中部地方に台風十七号が上陸しようとするその日、稲作農家の正蔵は、用水路の点検に向かう。
帰りを待つ妻の元へ。
急変した天候に足止めを喰らう正蔵に、そして捜索に出た妻、由紀江に、自然の猛威が牙を剥く!
暴威を孕んだ一夜が、その帳を下ろす時、未だかつて見たことのない生存の為の戦いが始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-22 00:42:27
6855文字
会話率:21%
今回は川についての話です。
さらっと書いてるので、頭の片隅に置いて頂けると幸いです。
最終更新:2019-04-18 02:03:35
718文字
会話率:4%
とある依頼の為にある街にやってきた久柳龍麻と麻祁式。
調査している中、不運な事に突然の強風と大雨が二人を襲った。
急ぎその場所をから離れようとした時、目の前を鉄砲水が迫ってきた。
目を覚ますとそこは暗闇の世界だった。
訳も分からず辺りを見渡
している中、目の前に一人の女が現れた。
『ようこそ、新しい世界へ』
二人にとって、ただただ迷惑な物語の始まりを告げる声だった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-03-18 10:38:09
50378文字
会話率:50%
実験小説。真夏日の昼、一組のカップルが川べりで涼んでいると、鉄砲水が襲ってきた。
最終更新:2017-12-10 16:47:42
454文字
会話率:8%
親友との三角関係、そして死。
親友の恋人、楓のことが好きになってしまった日向は、五年前の夏、川の鉄砲水で流される親友とその恋人のどちらかの命を助けなければならなかった。
親友なら自力でも助かると判断し楓を助けるも親友は帰らぬ人となる。
再会
した楓に対する恋心、親友を助けなかった後悔。
入り交じる感情にまた蝉は鳴き始める。
あの夏はまだ終わらない折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-08-28 01:26:35
59042文字
会話率:32%
葵は奥秩父の中津川村で猟師平蔵と結婚して家庭を築いたが、荒川の鉄砲水で二男を喪って精神の平衡を失い、平蔵と別れて中山道深谷宿で芸人稼業をしている女だった。翌年に源内は、鉱山開発事業で滞在した中津川村で、平蔵と、火縄銃の名手であるその父長蔵、
平蔵の長男虎松の三代の猟師の家族と過ごすが、このとき平蔵は熊に襲われて死んでしまう。一方、源内の口利きで、虎松は秩父大宮郷の医家片山家で外科医師の道を歩み出す。
明和八年(一七七一年)三月四日が執行の日と決まり、葵の処刑は執行され、祖父長蔵が執刀し、腑分けが行われた。この腑分けは杉田玄白、前野良沢、中川淳庵らが見学する中で行われ、玄白は後に回想録の「蘭学事始」の中でその顛末を記述し、これが日本の外科の歴史の黎明となったのだった。
折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2012-09-10 02:51:29
1360文字
会話率:0%