魔法を使う人類が謎の生命体《神霊獣》と戦う世界。
神霊獣を討伐する《マギナ》を志す少年レノスは、育ての親である祖父の訃報を受けて実家へ帰る。
そこで偶然見つけた祖父の遺品らしき奇妙な箱を開け、千年前に封印されたという自称『魔王』を解放してし
まう。
「……うん? なにやら、目線が低いのじゃが?」
だが力を失った魔王は、少女の姿をしていた。
突如そこへ神霊獣の尖兵が襲来し、レノスは魔王を庇って致命傷を負う。
レノスの血に触れた魔王は、彼のある秘密を知り、契約を持ちかける。
「今この瞬間、ぬしに余が必要なように、余にもぬしが必要なのじゃ」
契約を結んだレノスは、魔王とひとつになり、強大な原初魔法の力を手に入れる。
しかし同時に、世界を滅亡に導く計画が動き出していた。
これは、遺された少年と魔王による復讐と赦しの物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-10 19:08:08
39028文字
会話率:50%
古今東西を問わず繰り広げられている光景。
月のコロニーの喫茶店では、生意気な若い担当編集者と初老の小説家が次作の小説の打ち合わせをしていた。
「先生、ベタすぎですよ!」
彼には年上への敬意が足りないのでは無いか。
しかし歳の差にもかかわらず
気安く親しみがある彼らの関係は、ひとつのテレビニュースにより瓦解しようとしていた。
人に恋をする術も知らず、家族を持つこともなく、孤独に苦しんだ男の嘆きと赦しの物語。
pixivで開催された【日本SF作家クラブの小さな小説コンテスト】への投稿作です。一次選考で落選したのでこちらにも掲載します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-10 21:08:24
8850文字
会話率:23%
歴代一位の優勝回数を誇る横綱狛ヶ峰。だがその好成績の裏では多額の資金が蠢いていた。
ひょんなことから八百長相撲が世間に露呈し窮地に陥る横綱。現役引退を迫られるなか、救いの手を差し伸べたのは、なんとあの大般若孝だった!
「邪道」と呼ばれた
男と汚れた大横綱、そして彼等を取り巻く人々の運命が交錯する「許し」の物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-18 18:07:18
103644文字
会話率:29%
湖緒音町。
中部地方の忘れられた一画にある、山と海に挟まれた何でもない町ですが……何だかちょっとヘンな町です。
そこで、高校生のポチは実家の「神社」で宿曜道の修業をしています。
ハクは彼の幼なじみの美人さんで、バトンガールです。
どうやら町には色々封印されてきたナニモノかがありまして。
ポチはできれば避けたい荒事を、当代の宗家として解決するハメになります。
ようじょとかムチムチなびじょ(←昭和)とかハーレムとか温泉とか。
解決……?
いえたぶん、輪をかけた混乱ですね。
だって、ポチと呼ばれるくらいの男の子に解決なんてできるわけがないのです。
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□
とざいとぉーざーい。
初ラノベなので、どうか罵詈雑言をお待ちしております。
目指すところは「人が一生に一作だけ書けると言われている(←どこでだ)仏教SF」ですが、よくて平成ゼロ年代のハーレムもののカリカチュア、「チーレムSFと名乗っているのに、チートにもハーレムにもならず、SFどころかSMじゃねーかおまえ」的な、ええと、これどこにジャンル分けしようww
不定期ですが、時間があり過ぎて死にそう、という方だけ、お付き合い願えれば幸甚であります。
なお、幕間は読む必要がありませんが、読んでしまった場合はご笑納ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-09-12 10:00:00
306943文字
会話率:41%