顔だけが取り柄の残念皇女ミーティス・ソーン・アイズベルグは、皇帝(父)の突然死により急遽アイズベルグ帝国の女帝になってしまった。
国のことなど分からないミーティスの政治は、全て臣下に任せきり。貴族を優遇し農奴を虐げる宰相の振る舞いを咎
めることもなく、のほほんと暮らしていた。結果、各地で農奴反乱が相次ぎ、飢饉や諸外国からの攻撃も相まって帝国は衰退の一途を辿る。
「全部、全部――わたくしが、皇帝になんてなったからよ!」
己の悪政のせいで失った人々を想い、ミーティスは後悔の涙をこぼす。
しかし、時すでに遅く。
ミーティスは農奴反乱によって殺害されてしまう。
……ところが目を覚ますと、父が急死する半年前に戻っていた。
しかも、つい先刻自分を葬った農奴反乱の首謀者ルカ・ヴォルコフまで道連れに逆行転生しているではないか。
敵同士であるミーティスとルカだが、二人の目的は一致していた。それは、全ての悪夢の元凶である『ミーティスが皇帝になる未来』を回避すること。
二人は手を組み、前世で急死した皇帝の死を回避するべく奔走する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-11 16:40:31
49662文字
会話率:36%
相手のオーラが見える貧乏伯爵令嬢のリナは、ある日王宮に行くことになる。そこで出会ったのは、あまりにも眩しすぎるオーラを持った第三王子のジルベルトだった。直視できない程のオーラに驚きつつも『自分には関係ない人』と、用が済めばさっさと帰る予定だ
ったリナだが…。※オーラについては物語りの都合上、作者の想像で書いている部分もあります。一般に言われているものとは異なることがありますのでご了承ください。※本編完結済み、番外編更新有り。※一迅社文庫アイリス様よりH29.8.19書籍化いたしました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-09-26 12:00:00
210189文字
会話率:44%
主人公・愛華は、夜のジョギングの最中に怪しげなトレンチコートの男に出会い、強制的に魔法少女にされてしまう。何でも男は魔法の国の王子様で、一年間、人間界で生活しなければいけないらしい。魔法少女にされた愛華には、王子の警備から食事の面倒までみる
義務があるというが、この王子、見た目だけはピカイチのとんだバカ王子。殺意こそ芽生えても愛だの友情などとは無縁の存在だった。何とか縁を切りたい愛華は、腹黒侍従と手を組み、王子暗殺を目論むが……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-03-30 16:57:35
89700文字
会話率:43%