尊い命の話になります。太平洋戦争にて、特別攻撃、いわゆる特攻のストーリーになります。ありがちなジャンルなのですが、自分にとって、一番の作品なので、新作の忘却の海の次に「小説家になろう」のある意味デビュー作として書いたつもりです。
主人公
の達夫は事情があり、特攻兵という道を選びました。九州のとある町です、実在する町があるのですが、実在する団体があるので、あえて、とある町と表現させていただきました。
あらすじ
主人公の達夫はふとした、きっかけで、ある女学生に出会います。この出会いが、作品全体の伏線になります。このエピソードは私の祖父の実際のものを参考にさせていただきました。主人公の達夫は様々な登場人物と出会い、葛藤していきます。のちに恋人になる小百合とのロマンスシーンは花に置き換えて描写しております。サブキャラクターの個性が強くて、一体、誰が主人公なのか錯覚してしまいそうですが、主人公は達夫になります。とても美しい作品であると自負します。エンタメなのですが、やや、純文学よりかもしれません。ロマンティックな部分と母親への想いから主に成り立っております。とても切ないですが、最後までお読みいただければ幸いです。あらすじというより、作品の紹介になってしまいましたが、あらすじは長すぎて上手く書けませんでした。登場人物のそれぞれの想いが詰まった作品です。お読みいただければ、とても嬉しいです。
なお、無料小説サイトのカクヨム様とエブリスタ様にも投稿してありますが、こちらで、修正点を改めて書きます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-15 11:45:08
33927文字
会話率:77%
「世の中にはこんな言葉が存在します」
黒髪の女が言う。
「号泣するほどの感動は、誰かの死があることによりうみだされる。もう一つ紹介しますと、素敵なハッピーエンドや純情な愛は誰かの犠牲の下に成り立っている。」
……それらは本当に正しいので
しょうか。
「人間でない私には、少し難しいようです」
「それはそうだろうね。君にはこの言葉の素晴らしさは微塵も理解できないだろう」
何処からともなく現れた道化師が言った。
「素晴らしさはわかっていますよ。英雄の死。恋慕った愛人の死。それはとても美しいと思います。しかし、人が死なずとも美しいものが作れると思うのですが?」
「確かに作れるが価値がほとんどないだろう?それに比べて、死による感動は、例えるとダイヤモンドと同価値だ」
「そんなに疑うのであれば、一つ見せてあげようか。とびっきりの美しい作品を」
そこから物語が始まった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-05 04:10:35
2494文字
会話率:29%
私の経営する画廊に、ひとりの紳士がやって来る。彼は遠い昔のスペイン、バルセロナでの恋物語を語り出す。私はその話をじっと聞いていたが、男が帰ったあと……。
とある文学賞で最終選考に残った作品です。もし最後まで読んでいただければ、決して無駄
な時間を費やしたとは思われないと信じています。
よろしくお願いいたします。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-03-08 17:44:13
15030文字
会話率:43%
公爵家に嫁いだインディスは夫のオルウェンにとても大切にされている。
公爵家の家業はジュエリー業、若く美しい公爵夫人インディスはそのジュエリーの歩く広告塔で社交界のファッションアイコンだ。
家同士で決められた結婚ながらも見目良く優しい夫に
インディスは夢中だった。
しかしあくまで家のための結婚、とオルウェンに一線を引かれていることに気づいたインディスはせめて公爵家の役に立とうと家業に積極的に関わり持ち前のファッションセンスを発揮して業績を伸ばした。
社交界では仲の良い夫婦として振る舞い、美しくラブラブなふたりの着けるジュエリーは評判となる。
若く美形の天才ジュエラー、セネルジェはインディスの斬新な発想を形にしてくれた。
その美貌と一流の技術、美しい作品とで貴婦人方の心をがっちりと掴み、インディスの片腕として縦横無尽に活躍してくれる。
そんなセネルジェと組んで貴婦人方にジュエリーを紹介してまわっていると夫のオルウェンがなんだか不機嫌な様子。
夜、ベッドの中で夫がいつになく激しく求めてくるのにインディスはすっかり困惑して……
※ソフトな表現に改稿しています。内容、意図に変更はありません。サイト上不適切な表現がありましたことをお詫び申し上げます。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-11-30 14:33:39
16948文字
会話率:20%