ABC=090・わをん=1093・100=○*・
#/&_@=0147386952・ウインド=サンド
本作は小説家になろうとアルファポリスと
カクヨムとノベルアップ+で投稿しています
最終更新:2024-10-09 11:10:02
838文字
会話率:39%
私はいま恋をしている。
それも、このあいだ生まれたばかりの恋だ。
お互いを好きなのかどうかを確認する作業もなく、デートをするわけでもない。ただ週一度のこの面会だけが、私たちの関係をつなぎ止めていた。
哲也がここに通いだしたのは大学四年の春だ
った。
「はい、これ」
いつものように面会室で向かい合って座ったとたん、哲也はテーブルの上に分厚い茶封筒を置いた。
「なに?」
「来年のカレンダーのレイアウト。頼まれてたでしょ? 原案ができたから渡しておくね」
そう言って彼は中身を見せた。
紙束の中には六畳間とキッチンとユニットバスの写真があった。
「これ、この部屋?」
「そう。今年の写真も使いまわしなんだ」
来年は私の二十歳の誕生日だ。このあいだの誕生日には、彼がフォトフレームに写真を入れ替えてくれた。
そしてカレンダーにも写真を貼ろうと提案してくれたのだ。
「ありがとう」
私はそれを受け取った。
哲也は茶封筒をまたテーブルの上に置くと、私の方を見てにこっと笑った。
「あとさ、『星々のため息』読んだよ」
「え?」
私はどきりとした。
あれはまだ書きかけの短編小説だった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-29 20:44:34
8379文字
会話率:30%
「残念だが聖也君。君はクビだ」
なんてフレーズを自分が聞くとは思っていなかった。中学1年生で。
———————————————
かつて社会現象となるほどの人気を博したバトルロワイヤルゲーム『サモナーズロード』。その覇権ゲーは、ある日あら
ゆるメディアから——そして人々の記憶から消失してしまった。
『サモナーズロード』というゲームを世界で唯一覚えている天才少年、成神 聖也≪ナルカミ セイヤ≫はゲームの消失をきっかけにプロゲーマーとしての職を失ってしまう。
全ての人から——世界から忘れられたゲームの謎を追っているとき、聖也の下にサモナーズロードでプレイヤーが使用していた召喚具≪スキャナー≫とカードデッキが届く。
召喚具を身に着けた聖也は、サモナーズロード瓜二つの世界に飛ばされた。
飛ばされた世界で行われていたのは、誰かを殺さないとログアウトできないデスゲーム。ゲームでライフをすべて失うと、負けたプレイヤーの存在が世界から消える。
そんなゲームで聖也に渡されたのは、紙束同然の最弱デッキと、ゲーム中最強の戦士【リウラ】のカード。
ただ……聖也は何故かリウラの頭部しか召喚ができなくて……⁈
最弱デッキと元最強の生首と共に送る、聖也という少年の成長ローファンタジー。
少年漫画的な作風を目指して書きました。葛藤やピンチなどのシーンがありますが、楽しんでいただけると幸いです。
※R15指定は念のためつけています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-29 22:25:19
282599文字
会話率:39%
最強×最弱。カードゲームで繋がる二人の女の子の青春の一ページ。
史上最年少で世界最強の決闘者となった主人公「神ヶ野まふだ」。
彼女は頂点を取ってしまったが故に、目標を失い、全てに飽いていた。
しかし『決闘者養成学校』で赤点を取る程の“下手
くそ”「折紙束」というヒロインと出会い、彼女と友情を深めて行きながら、カードゲームへの熱を取り戻して行く。
カードゲームネタを詰め込んだ、一話完結、15,000字程度の短編です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-27 18:32:29
15131文字
会話率:32%
紙束をめくれども
人は押し寄せる
キーワード:
最終更新:2023-09-21 23:00:00
223文字
会話率:0%
「″賢者″になれなくて、″小説家″!? なんだそのしょぼい職業は!」
「スキルも『小説を書く』だけ? 戦闘の役に立たないじゃない!」
「悪いけど、パーティのことを思うと、解雇せざるを得ないんだ」
「わかった。今夜中に荷物をまとめて、田舎
へ帰るよ」
田舎で気ままに暮らしていたベル・ノーライトは、上位職″賢者″になれる素養を買われ、有力な冒険者のパーティに誘致された。しかし、上位職にレベルアップしたところ、彼は――聞いたこともない魔法職″小説家″になっていた。
期待されていた″賢者″でもなく、戦闘の役にも立たないので、パーティを解雇されるベル。
彼は去るとき、置き土産にスキルによって書いた小説を数作、残していく。
ベルが去ったのち。心ない元仲間は、こんもんいらねーよ……と、よく見もせず貰った小説の紙束を焚火の材料にしてしまうが・・。
残ったのはすべて前半部だけ。試しに読んでみたところ・・「なんだこれ、めちゃくちゃおもしれえ!」「続きが気になる!!」
しかし後の祭り。すべて、後半はきれいに燃えて灰になっていたのだ・・・。
物語の続きが気になって、″小説家″を追いやったことを後悔して悶絶する元仲間たち……。
一方、田舎へ帰る道中のベルは、各地で、思いがけない出会いをする。
とある街で出会ったのは、猫耳少女″シィナ″。
ベルはその少女の名に覚えがあった。元仲間へと書き残した小説『手癖の悪い猫』・・その登場人物だったのである!
他にも、彼は自身が書いた小説の登場人物たちと出会うこととなる。
『バグだらけの勇者』――なぜか魔法職″女勇者″になってしまった少年…マルク、
『戦うお医者さん』――屈強な肉体を持ちながら治癒術を扱う鬼族…モルジ、
『JKストーリー』――魔法職″JK″、永遠の17歳となった少女は舞台に立つ…リセ、
『二人の燃える恋』――お嬢様と執事の恋、立ち塞がる障害は身分の差だけでなく…種族の差?ヴァイオレット&トウザ
ベルは新たに彼らを仲間とし、共に旅をしていくのだった……。
※表題はあくまで見出し。本タイトルは″ベルズノベル″折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-29 15:27:29
82002文字
会話率:28%
ツンデレヒロインとメールアドレスを交換するまでの過程を描いた小説です。
全二十話です!
最終更新:2019-12-16 00:00:09
33903文字
会話率:37%
「俺、本日付けで魔王やめるわ……!」
と、意気揚々と宣言したのは宵闇都市を支配する第二魔王テイカー。
仕事、仕事、仕事。
嫌気がさした。もう、仕事をしたくない。
ゴブリン並みに繁殖している勇者の頭がおかしいのだ。
薬でもキメ
ているのかと疑うほど言動が支離滅裂で、連れの冒険者共も精神異常者しかいない。
宵闇都市も侵略の対象となっており、今月だけで勇者を三人も殺してしまっている。
さすがに数が多すぎだろ……と、嘆いていたら直属の部下が勇者を含め二十八人も殺していた。
積み重なる応援要請の紙束に、俺達の目の下には酷い隈ができている。
いくら悠久の時を彷徨う不死者でも睡眠欲求はあるのだ。
もう無理、限界。
書類を見るのも嫌になって、いっそのこと三人の部下と共に安息の地へ移住しようと俺は決意した。
しかし、魔大陸全土に安息の地など有りはしない。ゴブリン並みに湧いてくる勇者がいる。
そこで思い立ったのは人族の領域に行くこと。そして、勇者ランクというものを知る。
勇者ランクとは施設代等を無料に出来、支援金という名の莫大な金を貰える制度であった。
求めるものがそこにある。
しかし、勇者ランクを維持するには二ヶ月に一度――魔族を殺さなければいけないというもので。
基本的に週末は更新しません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-12-03 19:07:03
32190文字
会話率:40%
( 扉絵、キャラデザ等の画像はこちら: https://www.pixiv.net/member.php?id=22719589 )
ある時『私』は、迷い込んだ書店で一つの紙束を見つけた。
その紙束は、辞書であった。
その紙束は、伝記で
あった。
その紙束は、聖典であった。
その紙束は、異界の手記であった。
それは転生でも転移でもない、異世界への関わり方。
(次回更新:2/9(日)) (次々回更新:2/16(日)) (1~2投稿/週)
Twitterで始めた『キャラデザの練習のため、小説のキャラクター描かせてくれませんか?』の作業がしこたま残っているため、更新頻度が一時的に落ちます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-02-24 01:11:55
73501文字
会話率:22%
人の神、魔の神、獣の神。
三女神が創りたもうた世界に広がる大地。
そこには女神たちが意図的に開けた、ダンジョンと呼ばれる数多の『穴』が存在した。
魔物が闊歩する、人ならざる者達が蠢く『穴』が。
神はそんな大地へ種を撒いた。
人の神は、懸命
に生きよと、始まりの種である『人』を。
魔の神は、奔放に生きよと、服わぬ種である『魔人』を。
獣の神は、自由に生きよと、雄々しき種である『獣人』を。
各々が各々の形で、自らの現身として撒いた種は、広がりを見せた。
人は単体での脆弱さを補うために群れを形成し、自らを守った。
魔人は魔を以って体を保つその性質から寿命という軛を外され、気ままに生きた。
獣人は持って生まれた恵まれた身体能力を尊び、思うがままに大地を駆けた。
季節が巡る事幾星霜。
それぞれの種が混じりあい、混沌とした世界の中で、人々はダンジョンに恵みを見出す。
――――ある者は富を、ある者は名声を、ある者は力を。
人は恵みを求める者を探索者と呼んだ。
狼人、ウルリカはそんなダンジョンを中心として形作られた街、情熱の街とも呼ばれるブーゲンビリアに生を受けた。
彼女が何を見、何を成し、何へ至るのか。
そんな彼女を、彼女たちを、全ての人を三女神は等しく見守っている。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-05-14 00:38:01
22249文字
会話率:39%
夏の夜、炎と紙束。飛んで火に入りーー
最終更新:2017-08-24 21:00:00
565文字
会話率:37%
Fate didn't change.の王子視点です。
リディア・クラウンが、残した紙束の中身が、明らかになっています。
最終更新:2016-08-13 09:21:47
2634文字
会話率:26%
それを見たとき懐かしさが込み上げてきた。家の中を掃除して、いつの日にかしまい込んだ段ボール箱の中、そこにこの手紙はしまわれていた。
『未来の自分へ』
そんな題名がでかでかとその封筒の正面に書かれていて――
ゆっくりと封を開く。指を差し込ん
で取り出し、その紙束を開いた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-06-19 16:00:00
9784文字
会話率:10%
とある高校一年生の神崎龍は、ある日自宅倉庫の中から両親の遺言らしき紙束を見つける。
内容はとてもファンタジーで、困惑気味の龍。
だがそこに見知らぬ人、ならぬ見知らぬ龍が現れる。
そして、彼は日常から非日常へと引きずられていく。
※少しです
が投稿ペース遅れるかもです。
一日一話を心掛けていくつもりですが、たまに投稿できない事もあるのでその 辺はご了承ください。
あと、平日は基本夜8時から11時が投稿時間です。
土日は不規則で、一日に2~3話書く事もあります。
あとは・・・楽しんで読んでくださいっ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-04-14 21:54:26
33471文字
会話率:37%
生まれつき体が弱く、幼い頃から何度も入退院を繰り返す生活を送り、高校生らしからぬ冷めた目や態度で入院している少女、亜珠(あず)。
ある日、他の入院患者や看護士から逃げるように病院の中庭に出た時、屋上からクリップで留められた紙束が落ちてきた。
そして屋上から、亜珠とそう変わらない年頃の女の子のような声が聞こえ、その紙束を屋上まで持ってきてくれないかと言われる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-03-03 00:00:00
24603文字
会話率:50%