大陸中央煌国。
うちは貧乏なので16歳で嫁に行けと言われている。そして明後日16歳。つまり私は近いうちに誰かの嫁になる。
誰だろう? 長屋の年頃の男性? と思っていたのに衝撃的な結婚お申し込みが来た。
上級公務員の家系、卿家の跡取り息子か
らの結婚お申し込み。
竹細工職人の3女、貧乏長屋娘には2度とない幸運な縁談。両親は結婚お申し込みの日に、よろしくお願いしますと頭を下げた。
ぼんやり、覇気がない、もたもたした娘だから誰も嫁にもらってくれなそうと困っていたらしいのに、無事にお嫁に行けることになった。
お相手は卿家跡取り息子ロイ・ルーベル。
そろそろ結婚しようと考えたので、そろそろ嫁に行く娘を探し、さらにその中でルーベル家の求める条件に合う娘を選んだという。
条件は家事一切を任せられること。手足の悪い義母の世話を出来ること。健康なこと。跡取り息子を産めそうな娘。子が産めない場合に養子をもらうことが出来る家であること。
母は6人の子を産んだ。娘は5人。私も子が出来やすいだろうし、子が出来なくても姉や妹達の誰かしらから養子をもらえるだろう、と言われた。
結婚お申し込みでは美しい簪を贈られ、結納用の着物一式を贈られ、指定された花嫁授業後には花嫁道具一式も贈られた。
簪以外は本来嫁側が用意するものらしいのに全て相手持ち。
身分差があり、うちは得しかないという不思議な縁談。
こうして、私リルは苗字のない平民から卿家ルーベル家の嫁になった。
☆★
とにかく「リル」が良い。どちらかというと無口な息子が、祖父母にも父親にも自分にも逆らったことのない息子が、毎日、毎日、毎日、毎日、毎日、こう言った。
「他の娘なら、誰も嫁にもらいません。母上が家を守り続けて下さい」
体の悪い母親に一生働けとは恐ろしい脅迫文句を思いついたものだ。なぜ卿家の嫁が貧乏長屋の馬の骨なのか……。
【15Rは念の為です。山も大したオチもなく、ライバルの登場もなし。主人公が幸せな生活を送っていきます。ほのぼの暇つぶし系恋愛話として書きました。30話くらいで終わる予定です】折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-02 23:22:07
2097855文字
会話率:50%
※第二章完結しました。
※評価、ブクマ、感想お待ちしています。
大学を中退して竹細工を作っては近くの道の駅で売るというフリーターもどきの生活をしていた竹田武人(たけだたけと)は日課である実家の竹山散策の途中に謎の穴に落ちてしまう。
いつ
果てるとも知れない落下で気を失った彼が次に目にしたのは金髪のお姫様だった。
お姫様から魔族との戦いで劣勢に立たされている人類を救う勇者になってほしいと頼まれた武人はとりあえ異世界に来る時に手に入れた召喚魔法をその場で見せることになったのだが、召喚に応じて無数に生えてきた竹によって王宮は機能不全に陥るほど破壊されてしまう。
あわや処刑というところを何とか流刑で許してもらった武人は監視役の近衛騎士カトレアと王都を後にし辺境の村へ向かうことに。
だが旅に同行したカトレアは次第に知ることになる。
竹で王宮を破壊したインパクトの陰に隠れた武人の本当の力がとんでもないものだったことを。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-02 16:39:40
714187文字
会話率:47%
幻想郷の人里にある竹細工、竹炭の生産、商売の最大手、竹取家の次男、竹取 結(たけとり むすび)と、迷いの竹林に住む狼の妖怪、今泉影狼の、幻想郷の種族の違いを超え、禁忌を超えた恋物語。
※この作品は東方rojectの二次創作です。
個人的に
東方の人×妖怪の恋愛話はどうあがいてもBADENDになる(どちらかが死ぬ、寿命差etc,,,)と個人的に思っているのですが、それを自分で否定するために書いています。一応大まかな流れは考えていますが、中身が思いついたときに気が向いたら書くので超不定期更新になると思います。気長にお待ちください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-25 12:00:00
2575文字
会話率:35%
子とは離別し、病院で寝たきりの藤本富三《ふじもととみぞう》は生きる気力を無くしつつあった。見舞いに来てくれた弟の孫が貸してくれた「前世を記憶する子供たち」から情熱を取り戻し、子供の時の竹細工をするようになる。
情熱を失った時にはじめて人は
老いる
情熱を持ち続ける限り、老いることない
輪廻転生で来世の子に託すことで希望を得た藤本は、看護師にあるお願いをする折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2020-12-25 20:30:30
2193文字
会話率:4%
【ストレスフリーの無人島生活】
修学旅行中の事故により、無人島での生活を余儀なくされる俺。
仲間はスクールカースト最上位の美少女3人組。
俺たちの漂着した無人島は決してイージーモードではない。
巨大なイノシシやワニなど、獰猛な動物がたく
さん棲息している。
普通の人間なら勝つのはまず不可能だろう。
だが、俺は普通の人間とはほんの少しだけ違っていて――。
キノコを焼き、皮をなめし、魚を捌いて、土器を作る。
過酷なはずの大自然を満喫しながら、日本へ戻る方法を模索する。
美少女たちと楽しく生き抜く無人島サバイバル物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-11-29 00:00:00
117039文字
会話率:44%
「俺」ーーー橘洋介は、ワーカーホリックの竹細工職人。売れ行きに悩み街を歩いていたところ、トラックに轢かれてしまう。目を覚ますとそこは異世界への入り口で...!?
異世界でくらいスローライフを送りたい!失われたものを取り戻していく異世界ファン
タジーコメディ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-20 23:26:00
3286文字
会話率:39%
この小説の世界観はフィクションであり、歴史上・ヨーロッパ大陸における中世期・前半ほどの時代背景を想定し、とある異国に存在する『南の城』の王族や家臣、それにまつわる人たちの物語。主人公は、過去の記憶が曖昧……とある伝承が『王家』に受け継が
れ……地球なので時間と四季が存在。
日本人である主人公が偶然に出会い助けられ、そして手に入れてしまった不思議なソードは、剣であり、飛行物体であり、主人公と脳内的会話・精神的会話ができる設定。章が進むにつれ会話のことが『心の言葉』と呼ばれるようになる。
偶発的に10歳ほどで誘拐された王子を南の森で助け、隠れ潜んで生活をしながらも、彼が18歳ほどで『南の城』で年に一度だけ開催される『剣の勝ち抜き戦』を目指し鍛錬しつつ、そこで勝ち残り帰城するまでの日々と、帰城後の二部構成でプロットを考えています。
帰城後は、未来人である主人公と王子との間に産まれた双子の存在で、『南の城』の未来が変遷するかもしれない……と彼女はそれを危惧しながらも東奔西走し、王子は王になるべく粉骨砕身し、家族や身近な人たちを庇護するために、産まれてしまった子供たちの将来のために……と城の家臣の存在を絡めながら、彼らの生き様を描いているつもりです。よろしくお願いいたします。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-08-21 06:00:00
934662文字
会話率:61%
短編で投稿した『竹取のカレー屋姫』の連載版です。
カレーを作っていたはずなのに気付けば異世界に飛ばされてしまった私。そこで出会ったいかつい強面オッサンはよく笑うオッサンで。五つの宝に囲まれながら、かぐや姫ならぬカレー屋姫として生きていく事に
なったOLの話。
*サクッとした軽い読み物となっております。一話毎の読切りです。不定期更新。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-12-06 00:00:00
79865文字
会話率:26%
好きな人ができるって案外こんな単純なきっかけだったりしませんか?
最終更新:2017-11-27 08:56:16
828文字
会話率:0%