太平洋戦争末期、沖縄近海で特攻機との交戦の中、米海軍駆逐艦のレーダーは、まれにみる特異な自然現象を捉えていた。
そしていくつもの反応が消え去っていく・・・八十年以上にわたって埋もれていたその記録は、放射物理学における重大な発見により、そ
の謎が解明されることになる。
当時消息を絶った特攻隊の一隊は、その革新的な応用技術により、まさに現代の、この世に突如として蘇ることになる。
当人たちにとって、時空の檻に閉じ込められていたことも、八十年以上の歳月の経過も、瞬時の出来事にすぎず、全くその認識がない。日米の激戦のさなかにあった旧日本海軍航空隊の出現に対し、現代の日米同盟軍は、共同作戦で彼らの保護を試みる。
一方でその作戦は、彼らの実用的価値を期待するものであった。
放射線の技術革新は、同時にあらゆる兵器の無力化を可能にした。電磁パルスの膜を張るオーロラ・シールド(A・S・S)と呼ばれる防御兵器を各国が導入したことで、世界の勢力図が様変わりしてしまう。
核兵器の抑止力まで失われた、不安定極まる世界の中で、仮想敵国は他国の侵攻を企てた。
旧日本海軍航空隊は、唯一、A・S・Sを突破し、敵に打撃を与えることができる、有力な戦力であることが明らかになる。
1945年の掬水作戦に参加した特攻隊は、海上自衛隊のDDH護衛艦「かが」の艦載機となり、ここに掬水航空艦隊が誕生する・・・。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-18 12:00:00
66908文字
会話率:45%
鳳咲耶は退屈だ。
同じような毎日を過ごしている。
ある日突然クラス転移に巻き込まれて、異世界に
転移してしまった。
異世界にきて早々彼は、敵対視されて天空の檻と呼ばれる場所に、転移させられる。
そうした中、彼は天空の檻から脱出を開始した。
信頼できる仲間を集めて、モンスターを従え、
理不尽な行為をされた、亜人やモンスターたちの姿為に身勝手人間たちや、自分を追放した奴らへ復讐を開始する。
彼は自分に与えられた理不尽なを怨み自分を追放した奴らや、誰も擁護しようとしないクラスメイトや理不尽な世界に復讐を誓う。
その後の世界で と呼ばれる様になる……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-28 01:07:29
123449文字
会話率:30%
僕が目覚めたのは先の見えない通路だった。
だけど、僕は何も分からない。
ここが何か、何故僕はいるのか、自分が何だったのか。
※明るい話じゃないよ。
リハビリ的な意味もあるので内容と文章はあまり気にしないでね。
最終更新:2015-06-02 21:02:13
39603文字
会話率:16%
新大陸の噂を確かめる為に開発された飛空挺ノイエヴェル。その搭乗員には、かつて現大陸を救った英雄達や、一国の王女とその従者、空からの唯一の帰還者である操縦士など個性的な面々が集められる。空路を遮る怪鳥を打倒し、前人未踏の新大陸へ辿り着くべく空
へ出立した飛空挺だったが、旅の最中、搭乗員の一人が不可解な死を遂げる。
果たして怪鳥の仕業なのか? 或いは仲間内の誰かを疑わなければならないのか?
檻と化した飛空挺の中で、疑心が渦巻く。
ミステリー風味のファンタジーといった趣向の作品です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-10-10 22:44:24
45586文字
会話率:53%
ねぇ、私の夢を知ってる?
それは、あなたに「おはよう」と笑って眠ることよ。
私はあなたに、たった一声かけて眠る。しっかりと目を合わせて。それだけでいいの。
きっと、あなたもおんなじ夢を見ているにちがいないって、信じてもいいのかしら。
最終更新:2014-07-31 19:52:29
3047文字
会話率:11%
路傍之杜鵑様企画『殺し愛、空』参加作。
空に昇る月の裏側を見ることはできない。
月は誰にも出会えない。
もろい平行線。
――君の笑顔は、誰も知らなくていい。
最終更新:2012-02-14 20:00:00
1816文字
会話率:0%