出雲市大社町杵築東。
ワープして辿り着いたのは出雲大社の宇迦橋の第一の鳥居(石製)の上空だった。
ときは旧暦神無月の十月の十一日。
新暦では霜月の十一月。出雲地方ではまさに今が『神在月(かみありづき)』である。
夜七時。稲佐の浜では御神火
が焚かれ神迎えの神事『神迎祭(かみむかえさい)』が厳かに執り行われた。
『龍蛇神』が先導となって参集した八百万の神々と『神迎の道』(浜から大社)へと進む。
そうして『神在祭』の祭典では幸縁結びを祈る祝詞が高らかに奏上される。参集した八百万の神々による七日間神議『カミハカリ』が始まる。
『神在祭』の神事によって。全国の八百万の神々によって。森羅万象の今後の『未來』や『本物縁』が清々粛々と決定されていくのだ。
出雲に迎えられた神々たちは長屋造りの『十九社(じゅうくしゃ)』にて七日間滞在する。普段は扉は閉じられ遥拝所になっている十九社は神々の宿所として使われ、この七日間だけは扉が開かれる。
七日間のカミハカリ(神議)を終えると神々を見送る『神等去出祭』が執行され、神在祭は終了する。
カミハカリでは、人々の明暗分かれたる『未來の審判』が知らぬ間に下されている。
カミハカリによって人々の良縁幸縁が知らぬ間に決定されている。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-04-17 19:36:05
17598文字
会話率:8%
ー少女は夢をみた
神無月ですね。ある場所では神在月と言うようですが…。そこに集まる神様は昔も今も八百万なのでしょうか、それとも…。
秋の長夜のお供にどうぞ。
※この作品は「https://touch.pixiv.net/novel
/show.php?id=8750162」にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-10-11 07:23:09
4222文字
会話率:50%
ショートショート 出雲の地を一人の女子学生が研究の為に訪れた。小さな神社の老人と会話する。老人の口から古代の神の契約を聞いたが・・・。
最終更新:2017-08-13 09:33:07
3348文字
会話率:36%
【はじめにご注意】
この小説は何年か前に別の作者名で書いていたものです。
ログインできなくなってしまい放置してたのですが、また書きたくなりあらためて書き直すことにしました。
タイトルも変更しました。
盗作とかではありませんのでよろしくお願い
します。
◇◇・・神無月。それは八百万の神々が年に一度集まって会議をする月。
20✖✖年。旧暦10月。
個性的な神々と神使。そして選ばれし人が繰り広げるニッポン株主総会の舞台裏。
渦巻く陰謀。呪術とハイテクが交錯する不思議ワールドがいま再びリセットされる。
襲い来る天変地異。長期化する経済不況。満身創痍のニッポンに再生のチャンスはあるのか。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-12-09 06:29:27
24838文字
会話率:55%
定まらない時雨が冬の訪れを予感させる陰暦十月。
一般的には神無月と呼ばれる時期だが、この場所では神在月と呼ばれている。
日本国の出雲。
その裏側、人間の世界とは別に存在する神の世界には大国主神が治める神の都があり、世界中の神が訪れる大
国主神の王宮があった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-10-04 01:27:30
76279文字
会話率:27%
神無月-神様がいなくなる月。
じゃあ、いなくなった神様はどこにいるの?
姿を消した神様が、集まる場所はただ一つ。
そこは出雲大社。
一般的に神無月と呼ばれる11月。出雲の国だけは神在月となる。
日本中の神様が、10年に一度の大宴会
…いやいや日本の行く末を話し合う大事な大事な集まりなのだ。
全国の神社が手薄になるこの瞬間を、悪鬼達が見逃すはずがない。
神社に祀られた三種の神器を奪おうと、悪鬼達と神社の守人達との壮絶な戦いが始まる―。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-01-24 22:08:32
5340文字
会話率:60%