「最弱の主席」
アウレリア国立魔法学校の三年生になったグラム・シリウスは、周りからそう呼ばれていた。
彼の魔法は、青く輝く一本の直剣を作る魔法。
ただ、それだけの魔法だ。
彼の魔法は他の魔法師が使う魔法と比べると、あまりにも
貧弱だった。
しかし、彼には目標があった。
それは、腐敗した王族や貴族たちが蔓延るこの国を変えることだった。
ただ、その目標を彼自身の力だけで達成するのは不可能だった。
しかし、この国を変えることを半ばあきらめかけていたある日。
彼は、この国の第二皇女であり、「最強」と名高い『重力を操作する魔法』を使う一学年下の後輩、アン・フロス・アウレリアと出会う。
これは、腐った王族や貴族が嫌いな「最弱の主席」が「最強」の魔法を使う後輩の第二皇女と共に、この国を変える物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-18 19:04:10
184518文字
会話率:28%
三つの身分で統制された世界で、主人公のエルは最下層となる「奴隷」として生まれる。この世界では身分が絶対であり、最下層として生きる奴隷の身分の者たちは皆、代替可能なただの作業道具として扱われていた。そんな中、主人公のエルは奴隷の刑務中に不思
議な石を飲み込むことによって、背中に紋様を背負う。これは絶対的な理を覆すために奮闘する革命児の物語。
愚者の千年研ぎ続けられた石の直剣は、神の驕り高ぶったその実力にも、きっと通ずる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-02 11:00:00
5508文字
会話率:31%
私は八雲祥雲と申す者。本名は語らず、日々死にたいと考えていた。しかし私は死に向き合っているわけではなく、ただの冒涜的なまでの逃げであることを自覚している。それでも死にたいのだから仕方ない。これは性分なのだ。だが両親より先に自殺するのは、親
孝行をしてこなかったこの不孝行者の私でも躊躇う愚行である。そればかりは、どうしても出来ず、両親が無事天国の門を潜ったのを見届けた後、地獄の窯に落ちる所存だ。
そんな馬鹿々々しいことを眠りの狭間で考えていると、どうやら私は異世界に迷い込んでしまったらしい。これは幸いである。もう両親の死を見届けるまで生きる理由もなくなった。丁度そこに小汚く脂と垢で黒ずんだ緑色の肌をした小人がいるではないか。彼らの持っている直剣は、まあ錆びてはいるが使えないこともないだろう。これで私はようやく、呪われた生の頸木から解き放たれるのだ。
そう思い、据えた臭いを発する小人に向かって、ドロップキックをお見舞いした。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-08-01 10:00:00
38954文字
会話率:23%
ある日クラスメイトとともに異世界へと召喚された主人公は、用途不明の直剣と幼女に好かれる能力を与えられてしまう。役に立たない能力と判断され、クラスメイトから追いやられ、孤立無縁で魔王を倒す旅に出ることになる。色んな幼女たちに愛されたり、犯罪者
を見るような目で蔑まれたりしながら、主人公は魔王討伐を目指す!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-03-25 01:48:55
9251文字
会話率:37%
王道、テンプレ、ありきたり…そんなファンタジー世界を題材にしたVRMMOに無表情少女が挑む!
この自由な世界で少女は一体どんな方向へ向かっちゃうのか…それは作者にもわからない。
※作者の頭はあまりよろしく出来ておりません。よって、細かいシス
テムなどには期待しないでください。あと中二病成分を多分に含む可能性が多々です、苦手な方は注意。
………完結出来るかなぁ?(震え声)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-08-19 23:46:45
81065文字
会話率:52%