一度目の人生に幕を閉じ、異世界から異世界に転生する―
最終更新:2023-09-17 22:36:07
13377文字
会話率:55%
「ごめんなさい、もうこの世界に貴方と戦える人は居ません」
その言葉と共に勇者の冒険は終わった。勇者の称号を与えられ、聖武具を授かり、戦い続けた十二年。誰よりも強くなろうと高見を目指し、鍛え抜いた果てに届いたその技は、魔王を一瞬で葬り去る
事となる。その結果に納得できず、戦うために磨いた技術を持て余した勇者の行き先は別の世界だった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-24 07:00:00
265326文字
会話率:49%
異世界転移魔法は一方通行であった。
呼び寄せる異世界において異世界転移の為の魔法陣を構築する必要があったからだ。
但し異世界透視魔法によって異世界自体は確認され監視はできていた。
異世界から異世界に魔法陣を展開出来ない以上、異世界人を召喚
は出来ない。
また発見された全ての異世界には魔法が存在する気配さえなかった。
古のときより賢者によって編み出された異世界転移魔法によって次元を超えて渡ることが人体実験により可能であることは確認されていた。
問題は行くことは出来てもその地より帰ることはかなわないという欠陥。
魔力を込めた魔力石で魔力を補い間違いのない魔法陣を構築しても一度転移した者はなぜか異世界転移がかなわなくなってしまうのだ。
しかし異世界人の召還をなす唯一の方法が見つかった。
魔力を込めた魔石と転移魔法を組み入れた魔法具を持って異世界へと旅立ちその地から送り込む方法。
この物語は地球に転移した伯爵と呼ばれる男とそれに見込まれた少年の話である。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-09-03 13:01:16
100360文字
会話率:25%
剣と魔法の世界<<スペイデルティア>>では、時折不思議なことが起こる。それは、神隠し。または転移現象と呼ばれるもの。
それは時たま、その者に変化を持たせて現へ帰る場合がある。
主人公である『アオト』はその現
象に巻き込まれ、五年後に見事生還して見せた。しかし、その間に何があったのか、何をしたのか。その一切の記憶がなく、気が付いたら異常なほど発達した肉体を手に入れていた。
我々から見れば、これは異世界から異世界に転移した者の、その後のお話である。無事に平穏な生活を送るのか。それとも事件の謎を追うのか。全てはアオトの決めること。
いずれにせよ、ろくなことにならないのは確かである。超常現象に、冒涜的現象に、不自然的現象には、近寄らぬことこそが最適解であるねは火を見るより明らかだけれど、ね。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-03-23 09:43:10
2855文字
会話率:34%