砂の水。それは水が飲めずに死んだ猫の祟り。
水を砂に変えることで、恨んだ相手を乾きで殺す祟りだという。
マンションで暮らす若い男が、猛烈な喉の乾きを覚えて台所へ。
すると水道の蛇口からは、水ではなく砂が流れ出てきた。まさかこれは猫の祟りか
。
身に覚えのないその若い男は、猫の幽霊に導かれお隣さんの部屋へ。
陽気な飲み仲間であるお隣さんの部屋の中には、
多数の猫たちが檻に閉じ込められた凄惨な光景が広がっていた。
これは野良猫の連続虐待事件の犯人か。
猫の幽霊の勘違いが、多くの命を救うことになる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-31 02:22:17
5163文字
会話率:13%
とある魚店に伝わる、化け猫騒動。
それは江戸時代に行われた「生類憐れみの令」が関わっていた。
猫を虐げ続けた人々に、猫の祟りが降りかかる。
最終更新:2017-05-15 17:10:03
2509文字
会話率:9%
ある日、30代半ばと思われる主婦が、幼い娘さんを連れてやってきた。
「実は、この子の事なんですが・・・」
「時々、猫になるんです。」という。
異変が起きたのは、10ヶ月前のある日の昼だったという。
奥さんが外出先から帰って来ると、娘さんが猫
のエサを食べていたのだ!!
普段はとてもいい子で、言う事も聞く子なのに、
猫のエサを食べる行為だけは止めなかった。
しかも、不思議とそれは昼だけに現れる現象だった。
朝と夜には、どんなに食事前で、お腹が空いていても、
猫のエサを食べた気配も無ければ、見向きもしない。
昼だけに現れるという不思議な現象なのである。
また、猫の水はいっさい口にしないという。
彼女は私に、以前死んだ、飼い猫のたたりではないかと言うが、
やがて、それには恐ろしい真相が隠れていたのだ。
占い師・かや博史の事件簿 第5話 (AMEBAにも投稿)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-04-19 04:19:26
4218文字
会話率:18%