その力は、世界を創り変える――罪深き魔王子と、ぐーたら女神候補の神座を巡る闘争劇!
魔王の座を継げず、犯した罪の記憶に苛まれ魔界を追放された王子アレス。
彼が流れ着いたのは、神々の世代交代『神々のリセット』が進行する、始まりの地『オリジン』
。
そこでアレスは知る。神々の頂点を決める闘技の勝者には、過去さえも「無かったこと」にできる究極の権能――『新世界創造』が与えられることを。
友を、愛する者をその手にかけた記憶。消せない罪を消すために。アレスは、悪魔でありながら神々の闘技への出場を決意する。
「おれは、悪魔で最初の神になる!」
立ちはだかるのは、名だたる神々の後継者たち。
そして、全知全能の神ゼウスに見いだされた、次期最高神候補の少年・天音空士(あまね そらし)。
さらに、決勝でアレスを待ち受けていたのは――
運動音痴で、人前に出るのも苦手。望みは「平穏に暮らすこと」。
……そんな、およそ神には見えないぐーたら少女・青空ゆう。
しかし、彼女こそが、この世界の理すら左右する、途方もない力の持ち主だった――!
絶望的な過去を背負う魔王子と、規格外の力を持つ(けどやる気のない)女神候補。
神座と『新世界創造』を巡る戦いの果てに、彼らを待つ運命とは!?
これは、罪からの再生と、新たな世界の始まりを紡ぐ物語――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-05 16:35:00
56586文字
会話率:43%
《評価、感想ともに不要》
少女は藁人形に右手を翳し瞳を閉じた。 後は祈るだけ。今はただ、それを成すことだけに集中すれば良い。 遺恨は存在を許されるのだ。たとえ罪人が己の罪咎を忘れたとしても、厳として報いは訪れなくてはならない。 丸鏡を胸
に、右手を釘にそっと触れさせ言の葉を継いだ。
「消せない罪を、あるべき処へ。受けるべき罰を、然るべき者へ。いま、呪怨は解き放たれる」
淡い恋を夢見る主人公は、高校に入学すると同時に美しい妖怪に出会う。 次々と周囲で起きる怪奇現象。英雄の再来であると勘違いされながら巻き込まれる主人公は、呪いの事件を追いながら「救いたい」と願い、過酷な運命に立ち向かう。 恋は叶うのか。悲劇は防げるのか。夏の終わりに少年が見たものは果たして!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-13 07:00:00
211658文字
会話率:63%
ある日を境に現代社会にファンタジー世界のような魔物があらわれるようになった。現れた魔物たちによって世界は荒廃していったが、魔物の発生と同時期に特殊な能力を保有するものがあらわれるようになった。能力を保有するものが集められ立ち上げられた組織“
ギルド”によって、人間社会は魔物への対抗手段を手にし、安全圏を取り戻していった。
そんな世の中を必死に生き延びる人々の中に、両親を見捨てた小学生、家族を助けに行かなかった高校生、友達を犠牲にして生き残った中学生、目の前で子供を死なせてしまった警察官がいた。彼らは自らに問う「どうすれば、この罪の意識を消すことができるのか」と……
そして、罪の意識においたてられるように妹を守ろうとする兄、消せない罪に苦しむ妹を中心にして物語は動き出す。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-10-24 00:34:00
191563文字
会話率:45%
朝日奈花音はごく普通の女子高生だった。そんな彼女の元へ突如中学時代の旧友・日下真魚が現れる。かつていじめによる自殺をした真魚の登場により、花音の日常は一変していった。いじめっ子だった過去を消して生きる花音に制裁が下される。
最終更新:2016-09-02 21:00:00
6283文字
会話率:60%
人間と魔族が、剣と魔法でせめぎあっている世界の話。羊番の少年レッコーは、「魔族が襲ってくる」と度々騒ぎ立てては、村の人々を脅かしていた。しかし本当に魔族がやってきたことはなく、人々は少年を「ほら吹きレッコー」と呼び、もはや誰も彼の狂言を信
じることはなかった。ただひとり、美しい女司祭アイナを除いては……。彼女は教義を理由にレッコーの言葉を何度でも信じ、年老いた司祭や面倒を見ている孤児達と共に避難することを繰り返した。そんなアイナを、人々は「間抜け司祭」と呼んでいた。
そんなある日、レッコーがいつになく真剣な様子で、「魔族が来る」とわめきたてるが……。
過去にケリをつけないと前へ進めない不器用な人々と、一風変わった旅の神官の物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-04-28 06:00:00
107796文字
会話率:58%