俺---ダイラル・エルボは一年半前に勇者---ハリーからパーティの勧誘を受けて仲間になった。
そこからは、毎日仲間のことを考えて支援に専念していた。
そんなある日、クエストが終わって屋敷に戻ったサイト、ハリーに言い渡された。
「明日から
来なくていいぞ」
「な、なんで......」
俺が唖然としていると、ハリーが言った。
「お前が無能だからに決まっているだろ」
その言葉へ続くように、ハリーや聖騎士であるリバルと賢者のマリアが笑い出した。
それ以外にも、俺の眼がオッドアイで不気味と言う理由なども言われる。
(百歩譲って無能はいいが、眼の色なんて変えられないじゃないか......)
それに、長年一緒に冒険してきた仲間じゃなかったのかよ......。
俺がそう思っている時も、みんなから罵倒の嵐を受ける。そして、最後には俺の代わりになる新たに加える仲間を紹介された。
「初めまして。本日より勇者パーティの一員になるアクル・ジンジャーと申します」
「ぁ......」
(本当に俺は必要とされていないんだな......)
そう思い、屋敷を出る直前、アクトに耳元で囁かれる。
「元勇者パーティのお荷物さん。今までご苦労様でした。これから無能らしく有象無象の一人として頑張ってください」
(クソ)
絶対に見返してやる。
俺はそう決意して、この場を去って行った。
★
この時の勇者パーティ全員は、ダイラルの位置取りやカバーの早さのおかげで安全に戦えていたことを知る由もなかった。
それに加えて、新たに加えた仲間が考えていた企みによって、勇者パーティがどん底に落ちていくのはそう遠い話ではなかった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-05 17:00:00
39265文字
会話率:51%
初めて会った時、能面が張り付いた様な
無表情で/笑顔で、人の動向を
伺って/甘やかしていた。
得体が知れない輩だと思った。
これはそんな二人が和解した、おこがましい話。
注意事項1
起承転結はありません。
短編詐欺に思われたら申し訳御座
いません。
注意事項2
初対面時は、有象無象の一人だと思われてたと思いますよ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-04 18:41:28
1085文字
会話率:40%
どんなに頑張ったって、天才には勝てはしない。
地道な努力も、生まれ持った才能には端から叶わない。
でもそれを受け入れるのが辛くて泣いていたら、 彼女から発破を掛けられた。
「んなものは、天才の口にでも入れておけ」
注意事項1
起承転結は
ありません。
短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。
注意事項2
単純に、このセリフが言わせたかっただけです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-16 20:31:01
1057文字
会話率:53%
『悪役みたいな声w』
『ラスボスボイスw』
『敵以外はありえない。』
自分の声を周りからそう言われていた真央乃(まおの)
細々と配信とかもしてたが人気があるわけでもない。
有象無象の一人だった彼は、異界【ゴズゲム】に召喚された。
最終更新:2022-08-06 08:00:00
1134文字
会話率:46%