『姫騎士デュエル』
それは美しい姫騎士たちが、安全かつ公正なルールの下でド派手な魔法戦闘を行う、極上のバトルエンターテインメントである。
ヤマト・リンドウはそんな姫騎士デュエルの1部リーグ『ゴッド・オブ・ブレイビア』で、前年2位の強豪チ
ームのデュエル・アナリスト(データ分析担当)をしていた。
……ついさっきまで。
「だってそうでしょ? 個人ランキング2位のキャサリン・マオが、ただのデータ分析しかできない裏方の男ごときに、なんであれこれ言われないといけないわけ?」
男に色々と口出しされるのは不愉快だという理由で、ヤマトはクビにされてしまう。
姫騎士デュエルの世界は一事が万事、女尊男卑なのだ。
しかし捨てる神あらば拾う神あり。
ヤマトはチーム『ライトニング・ブリッツ』のオーナー、ミューレからスカウトされた。
しかしライトニング・ブリッツはオフに不祥事を起こし、姫騎士やスタッフがごっそり辞めたすっからかんのチーム。
最下位確定、シーズン中にチーム解体まであると言われている最弱チームだった。
しかも新たに採用した姫騎士はというと、
・魔力量は膨大ながら、運動神経が壊滅的で、去年は4部で1勝24敗だったリュカ・フリージア
・ツンケンしていてまともに会話すらしてくれない、今季初参戦の訳ありルーキーのマリーベル
の2人だけ。
チームの拠点は昨年、廃校となった小学校。
懐事情は借金まみれの真っ赤っか。
「開幕戦は3日後だ。なんとか頼むよ」
ヤマトは最弱チームに勝利をもたらすために、裏方として奮闘する!
―――――――
◆姫騎士デュエル・マスタールール(統一規則)
・第1条 ガードアウトした姫騎士は敗北となる。
・第2条 ガードアウトした姫騎士を故意に攻撃してはならない。
・第3条 デュエルの続行が不可能となった姫騎士は敗北となる。
・第4条 事前に申請したマジックウェポンを1つまで持ち込むことができる。
・第5条 1対1で雌雄を決すべし。
第5条補足 ただしチーム戦、タッグ戦などは別とする。
・第6条 姫騎士道に基づくべし。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-18 07:20:00
173813文字
会話率:46%
「え? 我、追放?」緩い性格が災いして、魔王軍四天王の手によって魔王の座を追放された黒甲冑の魔物クルーシュ。律儀に人間の王に追放された旨を伝えたところ、士官学校の指導官への就任を打診される。予定がない彼は了承した。しかしそこで待っていたのは
彼の理想であるゆとりとは程遠いパワハラが横行する競争社会。成績最下位のグループを受け持ったクルーシュは、すぐに胃痛になるリッツ、苛立つと視野が狭くなるフォーランアート、焦って使う魔法を間違えるコヨハの三人をゆとりある教育で鍛え、士官学校で成り上がっていく。
※優しい元魔王による理想の指導者物語。コメディ色強め、弱者の成り上がり折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-05 10:26:16
146771文字
会話率:55%
『あなたの贔屓の最弱チームを導き優勝させてください』『できらあ!』
プロ野球ファンの仰木幸雄は自身の贔屓チーム、大阪カウボーイズの暗黒時代に嘆いていた。「俺が監督なら優勝させられる」偶然その言葉を聞いた野球の神がカウボーイズを強くするため
に、幸雄を監督に転生させることにしたが......
幸雄も神も。ついてきた幼馴染も想像ができないほどの超高難度ミッションに挑む!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-05 00:23:49
7656文字
会話率:79%
真の最強召喚士とは――何を召喚するかではなく、召喚したのをどう使うかッ!
最強召喚士を目指すユーヤは、召喚士が力を競う「ドラゴンレイド」なる競技を知る。
召喚士が召喚したチームで、どちらがドラゴンを先に倒すかを競うバトル……。
強豪ひし
めく中、ユーヤが召喚に選んだのは最弱チーム『ドンジリーズ』。
幼なじみに才能を否定された、オークの戦士・ケイン。
気弱でおとなしい、ハーピィの魔法戦士・ミオ。
複雑な家庭ゆえ、本気で戦おうとしないデュラハンの魔導士・リヒャルト。
どう考えても勝ち目のない彼らを、ユーヤは召喚し、秘策によって鍛え上げていく。
彼らの行く手を阻むのは、くっころ感漂う姫騎士。
ヤバ目のゴーレムマスターに付き従うオリハルコロイド。
復讐に燃えるリザードマン。
そして掟破りのドラゴンスレイヤー。
戦いの中で自分を発見し、そしてせこく勝ち上がる。
幼なじみもざまぁも復讐もちょっとずつ盛ったチームバトルものです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-25 12:00:00
118492文字
会話率:38%
普通の高校生、いや軟弱でひ弱な高校生だった透。ある日事故にあい、気づけば異世界へ。そこでなぜか子供に戻っていた。トオルは異世界での平穏な生活を送っていたのに、突如勇者だと言われて勇者の剣を持たされ魔王を倒せと村から放り出された。しぶしぶ戻る
場所もないので魔王を倒す気はないけど、トオルは魔王の城を目指して旅をすることにした。旅の途中で次々と仲間になるのは戦力ほとんどなしな奴らばかり。勇者トオルは魔王を倒せるのか!というか倒すのか?旅も人ませに進んで行きます。
仲間はどこまで増えるのか?主人公は彼女達の想いに気づくのか?さて、旅はどこまで続くのか?
カクヨム pixivにも投稿してます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-08-28 11:23:29
105106文字
会話率:37%