僕はある道の前に立っている。この道に決まった名前は無い。きわめて普通の道だ。
だけどこの道には僕とおばあちゃんしか知らない秘密のルールがある。
それは『真夜中に通る時、振り返ってはいけない』だ。
とはいえ、振り返ってはいけない道の怪談なんて
、聞いたことがある人が多いんじゃないかな。
これもそうさ、ありふれた怪談話の一つに過ぎないんだ。
僕がこの道を通るのはこれで最後だけど、いつも通り、振り返らずに帰るだけだ。
そう、『振り返ったら帰れなくなる』なんて、そんなことあるわけ――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-23 23:03:28
6400文字
会話率:6%
何かに取り憑かれたような気がして、でも振り返ってはいけない気がする。
暑い夏の帰り道を表現した作品。
最終更新:2023-08-09 19:10:17
1033文字
会話率:0%
震災奇談――私はいかにして津波から逃げ切ったか
最終更新:2023-01-29 22:36:44
1067文字
会話率:10%
「絶対に振り返ってはいけない道って知ってる? あたしね、その道で後ろを振り返っちゃった……出られない、助けて」
そんなメールが届いた。オカルトマニアの”ぼく”は差出人の中山を助けるため、「振り返ってはいけない道」に足を踏み入れるが……。
変わり果てた中山、襲いくる怪物、無限ループ、ズレた時間の流れ、そこは様々な怪現象が起こる異空間だったのだ。”ぼく”は無事脱出することができるか――?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-27 21:24:38
12163文字
会話率:30%
転校生の小学生男子が下校中に、「絶対に振り返ってはいけない道」を通ってしまう。
※カクヨムにも掲載しています。
最終更新:2020-11-14 21:03:26
3260文字
会話率:19%
著者が経験した数々の心霊体験をもとに、現実の世界で起こる恐怖の真実をお伝えしましょう。
本当の恐怖は貴方のすぐ傍に存在します。
信じないことが幸せ。
できるなら、一生知らない方がいい。
その不確かな存在の入り口に、貴方はいま、立ってしまっ
たのです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-07-08 19:54:15
30421文字
会話率:15%
花柳村の猫。それは現在でも花柳市で語られる都市伝説である。猫の声に振り返ってはいけない。
涼平は駅で魅惑的な女に出会った。娘の希穂は家族に内緒で白い靴下をはいて見える黒猫に餌をあげている。雨が降る、そんな日。由利が家を空けたその時間。
彼
の者の背後で猫の声が響いた。
昨年の夏ホラーにて投稿した『花柳村の猫は啼く』をベースにしています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-07-13 09:33:46
5859文字
会話率:20%
東北が史上最強の大寒波に襲われた時、都市に住む人々は次々と凍りついた。謎の氷柱化現象を引きこもることで回避した主人公「私」は、人間の生命力を燃料にして進むバスに乗り込んで南を目指す旅に出る。
今や都市は機能を停止した。安全地帯の避難所
として人々が肩を寄せ合う「サービスエリア」で補給をしながら、バスはハイウェイを南下する。
故郷を捨てて遠くへ行こう。振り返ってはいけない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-02-17 02:01:12
7982文字
会話率:46%
僕たち三人は、夏休みの課題で地元にまつわる民話を収集するため、県境の山にある、とある民家を目指してた。その山には昔から噂話があった。それは、名前を呼ばれても決して振り返ってはいけないというもの。もし、振り返ってしまえば、そこに……。
夏の
ホラー2018 参加作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-08-04 10:38:38
16815文字
会話率:34%
「私のこの話を貴方が聞くためには、怪談話の最中に後ろを振り返ってはいけないように、守ってもらわなければならないルールがあります。破れば貴方は死ぬかもしれないし、不幸のドン底に沈むかもしれません。だからどうか無心でいて。この話を聞いている間は
何も思わずにいて。恨まず、そして真に受けないで聞いて。私は__」
一瀬春や二宮凉季には友達と呼べる人間はいない。いたとしても昔の話だが、そんな二人の心の内は例え己であっても知らない絶対領域である。思い返せばあの時。あの瞬間。些細なことで変わってしまうものなのだと、脱出など不可能であると、身をもって教えてくれたのかもしれない、と一瀬は思った。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-01-01 00:00:00
9374文字
会話率:53%
私はメリー、18歳。9年前のあの日から姉さんは私の部屋を毎日掃除する。まるで私がいた形跡を残すかのように。姉さんはいくら私が呼びかけてもそれに応えることはなかった。姉さんは決して振り返ってはいけないし、ほんの少しも私の言葉に耳を傾けてはいけ
なかった。姉さんは私を愛していたけれど憎しみをも抱いていた。私もそんな姉さんを愛し、そして憎んだ。ある日私の『神聖なる川』に一人の青年が侵入したことで、『いつも通り』の日常が消え去る。私の呪文がきかない男。憐れで醜い姉さん。変わらない部屋と変わらない、私。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-05-29 09:56:10
67493文字
会話率:27%
自宅の近くの林に繋がる抜け道。 振り返ってはいけない。捕まってはならない。今はまだ、こちら側に、居たいのならば。
季刊誌「月雲」2010年7月号 掲載作品
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最終更新:2011-04-15 23:00:00
3223文字
会話率:4%