1888年、夏の終わり。ロンドンの貧民街で娼婦の惨殺遺体が発見される。今迄類を見ない程の惨状に、スコットランドヤードの警官達は頭を抱えてしまう。そんな時、新聞の号外記事を読んだパーシヴァル・エルマー・ヒースコート侯爵が現れる。数々の難事件を
解決してきた彼は、今回の事件も解決出来るのか――
夜霧に紛れて蠢く犯人を探し出す、ダークミステリー!
倫敦怪人録の意味を理解した時、きっとあなたにも解ける謎がある。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-06 20:51:24
113726文字
会話率:51%
『バラバラにされた身体と心、それが一つに集まるとき、ワタシは私に変わる』
神奈川県のとある場所で女性の遺体が発見された。
五体不満足な状態で。
他の部位は一体何処に遺棄されたのか。
犯人の動機は何なのか。
彼女はどんなひとだったのか。
事
件を追う刑事を、まるで己の存在を示すように導く彼女。
恐怖に駆られる刑事だが、きっと身体が全て集まれば成仏されることだろう。
彼女も刑事も、その想いは同じだった。
一方、とある別の世界。
騎士になる夢を追っていた女性が居た。
しかしその夢は抵抗の出来ない病によって奪われた。
治癒魔法でも治らない病気だ。
精気を無くし若さも無くした彼女。
そんな彼女を深く愛し支える男性がいた。
愛とは素晴らしいものだと近所でも評判だった。
けれどある事をキッカケにその現実が変わり始める。
彼女が心を取り戻したとき、きっと真実が分かるだろう。
──現実世界と異世界、交わらない二つの世界。
違うようで、同じもの。
※描写有りは念の為ではなくマジなのでほんとに苦手な方はご注意下さい。
週一では頑張りたいです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-15 22:28:49
3105文字
会話率:20%
都内某所にて、女性の惨殺遺体が発見された。
腹から内臓を引きずり出すという猟奇的な殺害方法。異常な犯人を一刻も早く逮捕しようと、警察の威信を賭けた捜査が始まり、証拠は次々と集まる。だが、そこから浮かび上がる人物像は奇妙、そして異様なものだっ
た……
※刑事ものっぽく見せかけた、SFパニック系小説です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-25 21:00:00
45203文字
会話率:34%
警視庁捜査一課に配属されてまもなく、父の惨殺遺体と遭遇する羽目になった柊 俊朗の前に、警察関係者から“巽御大”と敬われる初老の男性が現れる。
巽御大は、柊家が代々《木霊院》を号し、政府の特務機関《夜警》の指揮系統を家職として担って来たの
だと俊朗へ告げる。
《夜警》とは遠く古の時代、陰陽師たちを擁した朝廷の機関《陰陽寮》の流れを汲むとされ、闇に潜み生きる“人に非る者” 吸血鬼たちを監視し、時に駆除する組織であった。
巽御大は、柊家の次期当主である俊朗へ半ば強引に不逞吸血鬼討伐の任を与えるのだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-07-12 19:20:00
17034文字
会話率:40%