息もつけない恐怖の実家へ里帰り。護衛の男に、絶対バレてはいけない嘘をついたまま。
◇
裏社会で悪名高い貴族・フェルレッティ家に生まれたディーナは、十歳の頃、部下に殺されかけた。一命をとりとめて改悛してからは、田舎でひっそりシスター見習いとし
て生きている。
それなのに、十年後。ディーナが暮らす教会に、わけあってフェルレッティ家に潜入している男、テオドロが現れた。
危ないところを彼に助けられたディーナは、あれよあれよと言う間に実家へ舞い戻ることになる。
「大丈夫、あなたのことは僕が絶対守るから」
そう話すテオドロは、ディーナのことを巻き込まれた善良なシスターとしか思ってない。
――もしバレたら。
「この世で死んでもいい人間なんて、フェルレッティ家の人間くらいだし」
フェルレッティを憎む彼に、たぶん、殺される。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-10 07:51:44
151367文字
会話率:38%
幼い頃に親を亡くした少年‘‘ジーク‘‘は、都市の中でも悪名高い貴族の元に奴隷として引き取られこき使われるようになる。
そんな奴隷としての生活を何年も続けていた彼は、屋敷の地下に囚われていた少女‘‘レイラ‘‘と出会う。何だかんだあってレイラを
助けることにしたジークは、彼女からとある場所まで届けてほしいと頼まれることになる…。
「最後にひとつお願いを聞いてくれるかしら?ーーーー私をある所まで届けてほしいの。」
「なんだそんなことか。一度乗りかかった船だ、最後まで付き合わせてくれ。で、ある所ってのは?」
「ーーー魔王城。ーーー私を魔王城まで送ってほしいの。」
「よしわかった。お前を魔王城まdーーーーーーー⁈」
「ま、ま、魔王城ーーーーーーーーーーーーー!!」
かくして少年ジークは、一人の迷子をめぐって巻き起こる荒波に飲まれながら世界を冒険することになる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-19 18:00:00
4724文字
会話率:33%
悪名高い貴族に生まれてしまった少女、リセリア。彼女は悪役令嬢にはなりたくないのに、一族の血のせいなのか、どうしても振る舞いが悪役になってしまうことを悩んでいた。
そんな彼女には異国から連れてこられた双子の従者がおり、彼らにも秘密があって……
?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-25 22:13:14
3182文字
会話率:39%
カロンは義理の妹を救うためにブラックスミスになろうとしていた。だが、カロンが公爵家の人間だと知っていた鍛冶屋はカロンを酷使して追放する。
絶望しかないと思われていたが、カロンの能力はすでにブラックスミスを凌駕していたのだ。ヤケクソでネッ
クレスを作ると、病の進行を遅らせるネックレス『アブソリュート』が完成した。
カロンは自分に能力があると気付く。
様々な武器・防具を錬成。
やがてカロンは“死の商人”の悪名高い貴族として名を馳せていた。古い魔術師の家系である公爵家は、高い魔力を持つゆえに聖剣などのS級武具を錬成できたのだ。
力を使い、武器の供給を帝国にはじめが、カロンは密かに他国にも武器を供与していたのだ。彼にとって戦争はどうでもいいものだった。どの国が滅ぼうと関係ない。ただ、最愛の義理の妹を救えるのならばカロンは武器を作り続ける。
たとえ世界が、全人類が敵になろうとも――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-09 00:31:25
13364文字
会話率:49%
のんびりして生きたい。
そんな思考で会社を辞めた平凡なおっさんは、動画配信サイトでゲーム実況を始めた。若者の間で流行っているユーチューバーになれば、大金を稼げると思って。
しかし、現実は甘くはなかった。気付くとおっさんはなぜか剣と
魔法の異世界にいた。しかも銀豚王子という悪名高い貴族の息子として。戦争が起き、魔物が闊歩し、死と隣合わせの目にあって。そんなおっさんの姿が、何故か現実のユーチューボチャンネルに動画として配信されていた。最初はゲーム実況だと勘違いしていた視聴者も、だんだんおかしい事に気付いていき……。
おっさん一人じゃ、この苦境は到底乗り越えられない。しかし、視聴者の現代知識と経験があればこの過酷な世界を生き残れるかもしれない。
『視聴者のお前ら、ちょっと狂神の倒した方を教えてくれ』
だから今日も、最大限の親しみを込めてそう視聴者に語りかける。おっさんの脳内に響く、視聴者のコメントが運命を切り抱く一筋の光となる。
現実と異世界の狭間で、おっさんは一体なにを見るのか。悪評とどろく銀豚王子となってしまった底辺おっさんが、怒涛の展開で成り上がる! 勇者に聖王、覇者に魔王、熾天竜、古の神々すらも凌駕するおじさん無双が幕を開ける。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-02-28 18:53:40
72621文字
会話率:43%
ラドラゼルフ家というと、誰に聞いても、「あの悪名高いラドラゼルフ家か」と全員が全員、口を揃えて言う。最大級の侮蔑を込めて、かつ誰にも聞かれぬように小声で。
ロザンナは、そのラドラゼルフ家の一人娘だ。現在、(本人曰く)一生に一度の恋をして
いる真っ最中。お相手は貴族嫌いで有名な、シュナイダー商会の一人息子。
これは無理じゃない? それにラドラゼルフ家はもうすぐ潰しますし、私が。と優秀な侍女であり、かつ優秀な諜報員である私ことエミリー(偽名)は冷静に考えながら見守っています。
能天気な貴族娘と貴族嫌いの商人、それから優秀な侍女=私による、ドタバタラブコメディーです。割合的には1:2:1ですかね。え、残りの6? さあ、どこへいったのでしょう。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-01-12 10:05:15
23111文字
会話率:36%