ある日、大聖女の聖杯を目にしたララ。その瞬間、戦いのさなかに命を落とした大聖女だった前世の記憶がよみがえる。
前世で叶えられなかった約束のため、ララは聖杯として祀られている自分の持ち物だった酒杯を拝借するも、盗人扱いされて逃亡する羽目に。
必死で逃げるララに、なぜか前世で一番親しかった人物に似た筆頭聖騎士が追ってきたり、命を狙われたり、魔獣が暴走したりして、予想外のことばかりが起こって……⁉︎
──今度こそ絶対逃さない。
これは、戦いのさなかに命を落とした元大聖女のララが、我慢をやめた執着強め筆頭聖騎士に追いかけられ、恋を自覚するまでのお話。
-前世で命を落とした恋に無自覚な元大聖女×我慢をやめた執着強め筆頭聖騎士-折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-06 12:10:46
50580文字
会話率:23%
ある日男は、カフェの常連である令嬢が婚約破棄されたと聞いた。落ち込んているかと思って励まそうとすれば、むしろ嫌な相手と連れ添わなくて良くなったことに喜んでいる始末。「まぁ、せっかく婚約破棄したんなら次はいい人と幸せになれよ」と軽口を叩くと
、「ならあなたが結婚してよ」とまさかの提案をされ……。
昔から好意を寄せていた令嬢と、好意はあるもののただの敬愛だと言い張る恋に無自覚な男が、婚約破棄をきっかけに結ばれる……、かもしれない話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-19 00:32:34
4854文字
会話率:57%
「……インテリ眼鏡とかここは天国か……?」
「は?」
シルヴィ・ベルナールの生家である男爵家は首皮一枚で何とか没落を免れている超絶貧乏令嬢だ。
そんなシルヴィが少しでも家の為にと働きに出た先が軍の衛生兵。
実はシルヴィは三度の飯より眼鏡
が好きという生粋の眼鏡フェチ。
男女関係なく眼鏡をかけている者がいれば食い入るように眺めるのが日々の楽しみなのだが、この国の眼鏡率は低く人類全てが眼鏡をかければいいと真剣に願うほど信仰している。
そんな折出会ったのが、軍医施設の責任者兼軍医総監を務めるアルベール・ウィルム。
実はこの人、イケメンインテリア眼鏡だったりする。
見習い衛生兵として頑張るシルヴィだが、どうしてもアルベールの尻を追いかけてしまう。
更には色眼鏡の大佐が現れたり、片眼鏡のいけ好かない宰相様まで……
自分の恋心に気づかない総監様と推しは推しとして愛でたいシルヴィの恋の行方は……?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-11 18:58:44
73889文字
会話率:40%
「どうせお前はキスの一つもしたことねえんだろ?」
ことの発端は、そんな何気ない一言だった。
白翼騎士団の数少ない女性騎士であるサラ。同僚であり顔を合わせれば喧嘩ばかりの騎士、ルーファスに売り言葉に買い言葉で言い返してしまったところ。
「
だったら試してみればいいんじゃねえの? 腰砕けても責任取らねえけど」
「はっ、やってみればいいんじゃない? あんたごときのキスで私が満足できるとも思えないけど」
まさかそのままの勢いで唇を重ねてしまうなんて、やらかしたとしか言いようがない。
頭を抱えていたサラだったが、その翌日からルーファスの様子も少しおかしくなる。
そして事は起こる。
「……模擬戦闘訓練?」
恋に無自覚な犬猿の仲の2人が、自らの気持ちに気がついたきっかけは、勢いに任せたキスだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-05 20:27:47
15164文字
会話率:34%