200年前、私達が住むアルグステイン王国は夜の魔王に襲撃を受け、太陽の恩恵が得られない「常夜の国」へと変貌を遂げ、周辺は近づいた者から何か一つ奪い去る「略奪の霧」に囲まれた。
かつて「太陽に愛された国」と呼ばれた姿はもうどこにもなく、取り戻
す方法も分からない中、人々は夜と霧に閉ざされた日々を200年間続けてきた。
そんな中、アルグステイン王国第2王子であるユピテル・アルマハルチェは太陽を取り戻すべく、文官のステラ・ルーデンダルクを使い…情報や信頼の置ける配下を集め、自身の目的「この国に太陽を取り戻す為」動き出した。
その中でステラは、ユピテルの頼みで彼と家族同然に育った「心の学者」…なぜか毎月のように略奪の霧へ飛び込んで何かを失ってきているラトリア・カルディシネマのサポートを任され、彼と共に仕事を行うことになる。
これは、第二王子がアルグステイン王国に太陽を取り戻す話……でもあるのだが、略奪の霧に様々なものを奪われた学者が星に導かれつつ、失ったものを取り戻し…幸福へ至るまでの物語。
たとえ全てを奪われても、この記憶だけは渡さない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-19 09:22:10
27181文字
会話率:73%
※本編完結済み(外伝、番外編は不定期で連載中)
朝の来ない、明けない夜の国――極夜国――
霧に閉ざされた常夜の国に住むのは、石人と呼ばれる妖精たち。月の光を糧に生きる彼らは、左右どちらかの瞳に宝石を宿して生まれてくる。
彼らは探す。己の石
に導かれ、魂の片割れ、すべてを捧げるべき存在――半身――を。
そして悩み、疑う。その想いは本能に強制されたものなのか、真の心なのか……
これは業深き石人たちと、彼らに関わる者たちが紡ぐ物語。
※ 章ごとに主人公が変わります。各章が少しずつリンクするDQ4構成。
黒玉の章→ミオソティス(女主人公) 箱入り娘とツンデレ王子の王道少女小説風
蒸着水晶の章→ヘルメス(男主人公) 素直な少年と無垢な少女のボーイミーツガールの冒険譚
藍玉の章→マーレ(男主人公) 能天気自由人と人魚姫の童話ベース少々メリバ風
変彩金緑石の章→ミラビリス(女主人公) 強がり女とヤンデレ紳士のホムンクルスをめぐるスチームパンク風
前日譚→ファートゥム(男主人公) ハッピーエンドのためのバッドエンド
百花の章→マレフィキウム(男主人公) ポンコツ魔法使いと導かれし者たち
※ ★印のついているお話にはイラストがあります。必要ない方は挿絵機能をOFFにしてください。
※ 全5章+前日譚。百花の章で本編は完結。
※ 参考文献 アンデルセン/矢崎源九郎訳(1967) 『人魚の姫 アンデルセン童話集Ⅰ』 新潮社
※ 「MAGNET MACROLINK」「アルファポリス」にも掲載しています
※ 第2回「マグネット!」小説コンテスト銀賞受賞(権利返却され済み)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-01 20:15:37
767544文字
会話率:47%
数百年前、天使の生誕(エンゼル・フォール)と呼ばれる悲劇によって、この世界は崩壊した。人類の大半が死滅し、生き残った人類もただ漫然と死を待つのみとなった。
夜明けの来ない常夜の国ノクターンで暮らす青年シリウス。彼は何でも屋を営みながら生
計を立てていた。ある日、彼は義姉であるバレンティーナから天使の生誕(エンゼル・フォール)の爆心地の調査へ向かって欲しいと依頼される。爆心地へ赴いたシリウスはそこで、高濃度の放射線の中で眠り続けていた少女を発見する。少女に現状を打破する可能性を見出したシリウスは、彼女を連れて帰るのだが――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-30 20:00:00
152265文字
会話率:36%
太陽の昇らない国
妖精や魔物が多く暮らす中
お家の事情で飲食店を切り盛りしながら1人暮らしをしている少年ユウヤ
種族も性格も様々なイキモノたちの中で生きていく!
最終更新:2018-12-15 22:10:47
4586文字
会話率:71%
都の名のある鬼払い師の男は一人娘を救う、その命を賭して。
最終更新:2018-07-16 04:11:23
962文字
会話率:17%
光陰の国、アルクスナードの影に存在する、『影の国』。
その国で情報屋を営む二人と、その周囲の人々の、『陰りの時計塔』を巡る小さな物語。
最終更新:2017-11-07 00:00:00
50178文字
会話率:56%
昔々、明けない夜の国がありました。
その国は悪魔の力に支配されていて、太陽の光が届かないようになっていました。
どうやら太陽の場所は、王様が知っているようでした。
──抜粋 聖書のおとぎ話「常夜の国の話」より
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最終更新:2016-12-31 14:57:14
849文字
会話率:0%
リヴィトゥム大陸にあり、すべての国を支配し従属させた常夜の国『テネブレ』。
人ならざる魔族が住む、かつては明かりの無い常闇の国と言われた国。
その国の王は千年、いや、永劫を生きるとされる不老不死の魔王『べリオス』である。
魔族は人に比べ魔
力があり、魔術を使え、その背や頭に翼や角を生やしており、長い寿命を持つ種族である。
その国に、元々は人であった魔王の伴侶がいると言う。
『死の女神』、『月光姫』、『万魔惑わす神聖』、『女帝』。
様々な名称で呼ばれるが、その中でも特に有名なのが、『万魔姫』。
魔王の傍らで、人々に『死』を運ぶ魔性の姫。膨大な魔力をいとも容易く操り、あらゆる魔術を使え、その姿を見たものはその姿に心を奪われ、彼女のために全てを賭すと言う。
テネブレの王都には彼女を模した女神像さえ立てられ、女神として崇められた彼女の名前は――『アウレア』。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-08-29 12:00:00
8912文字
会話率:28%
太陽のない常夜の世界、ステリエル。そこに秘められた巨大な謎に、立ち向かっていく物語。
最終更新:2014-02-22 20:16:46
19156文字
会話率:40%