遠い遠い昔の噺。
月宮の巫姫の少女、睦月は神託に従い桜姫が守護る山へと赴く。
訪れた山は荒れ果て、桜の花は凶兆の朱を示していた。
その原因を探るべく睦月は山を登り、桜姫に会いに行く。
最終更新:2021-11-25 15:23:49
10538文字
会話率:37%
「私の使い魔になって下さい!」
「断る」
祓魔師を目指す落ちこぼれの神学生エステルは、先祖代々から伝わる使い魔が封印された小瓶を解放する。
小瓶の中に封印されていたのは、なんとかつて『黒の戦神』と呼ばれた魔神だった!
※以前、誤って削
除した作品の再掲載になります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-05-08 18:11:26
488798文字
会話率:45%
「俺はガルナ。新進気鋭、絶賛売り出し中の超大型新人。次世代の覇者……予定!」
王国と魔物の守護契約のため、<契約の窓>に捧げられた巫姫ネフィア。
恐怖に怯える彼女の目前に現れたのは、一見普通の若者風ノリがやたら軽い魔物だった。
しかし、
その若い魔物の背後には、本来契約すべき魔物の巨大な鉤爪が迫る。
魔物との契約がなされなければ王国の危機だが、魔物に食べられるのはもってのほか。
しかも魔物は2匹!!
「わたしと直接契約を」
巫姫が若い魔物の喉元にナイフを突きつけたその瞬間から、<契約>の物語がはじまる。
手強い敵に追われつつのネフィアとガルナの逃避行。
叙事詩に導かれる、ちょっぴりロマンチックなファンタジーアクション。
毎日0時更新予定。
チョコ読みカフェ(mixiページ)に重複投稿あり。小説家になろう版向けに若干加筆修正してあります。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-12-25 00:00:00
31944文字
会話率:27%
「よく聞け犬神よ。
今この時より、私がそなたの主(あるじ)となろう――」
凄惨な儀式の果てに首を落とされ、呪いの神となった犬は、すべてを喰らい尽くそうと暴れ回る。
しかしそれを意外な方法で止めたのは、わずか13歳の巫女姫・加世邪(カゼヤ)
だった。
彼女の宣言により、主従の誓約を交わした二人を待ち受けていたものは、偏見と嘲笑。
それでもカゼヤは犬神に言う。
「決めたのだ。絶対に見棄てぬと。
おまえを、愛すると!」
これは、ひとりきりでも立ち続けると決めた少女の
“決意を証(あか)す物語”。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-05-05 14:10:37
58051文字
会話率:29%
~《リュニエトゥール創世記神話 アールガルズ大陸創造記・宝珠の項》より~
今は昔、小さき島に仁愛の巫女と云ふ者ありけり。泡沫に遊びて稀なる金の宝珠を抱き、永久なる命を過ごしけり。その宝珠、娘幼くある時に拾いしものを、いみじう光りけるやう
、いと怪しがりて、人にや見せぬものと定めけるが、ある時これを底深き闇に奪はれけり。娘悲しみて天高き塔に登りて涙せば、落ちゆる雫より銀の騎士ぞ生まれける。娘、騎士と共に闇より宝珠取り戻し、これを携へ蒼き海にぞ沈みける。海、光り放ちて輝きけれど、騎士、いみじう空しく思ひて、傍らの白き百合手折りて光りし海に投げ入れば、天より数多の雨降り落ちて、近きに淡海ぞ出でにける。またある時、娘、騎士が夢枕に立ちて言ふやう、北の岩々に参りて西へ息吹し、東へ水振り撒きて足の元に種を埋めよ、さすれば闇こそ止まらせむ、となむ。騎士、娘云ふやうにしければ、たちまち岩々起こりて高き山々に、西には広き砂塵の原、東にまた数多の雨振り来て淡海、足の元には種より木々出で来て森にぞなりにける。またある時・・・・・・〈以下、生命の項へ続く〉
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-09-23 01:41:39
1574文字
会話率:22%