近未来、日本。
全国各地でツキノワグマやヒグマといった熊の生息個体数が爆発的に増加し、一方でその駆除にあたるハンターの人数は減少及び高齢化の一途を辿っていた。
一昔前の行き過ぎた保護政策と、狩猟免許取得に関する手続きが煩雑を極めたことが原
因だった。
やがて人や人間社会の文明を恐れない熊が市街地に出没するようになり、札幌や仙台で住宅内にいた住民が襲われる獣害事故が発生。
ついには北海道旭川市で、就寝中の一家五人がヒグマに襲われて全滅するという最悪の事案が発生するに至った。
事態を重く見た政府は、熊の駆除に関する判断の全権を持てる国家資格「熊狩士」「熊撃士」の創設を決定。
その専用狩猟用具の開発を大手企業「輪島秦重工」と、岐阜県関市の刀剣・製造販売「美濃関鍛冶工房」に依頼、防衛省の技術陣と環境省の狩猟部門が監修することで、熊を狩れる専門技術を持ったハンターの養成に乗り出した。
凄腕の熊狩士として全国に名を知られた前野高陽は、警察官だった五年前、恋人だった同僚の裕子をヒグマに惨殺され、そのヒグマへの復讐のために警察を辞職した過去があった。
手がかりは、裕子に撃たれて潰れた赤い右目のヒグマだということ━━━━赤隻眼(アカカタメ)と呼ばれるようになった仇のヒグマを執拗に追う前野は、相棒の若き熊撃士・村井健介と共に北海道中を股にかけ、いつ果てるとも知れない追跡の旅を続ける。
果たして恋人の復仇を遂げる日は来るのか。
ヒグマへの復讐のために身につけた、無法新神流居合術の妙技と熊斬り太刀「雷神」を武器に、前野の剣技は今日も人熊問わず冴え渡る。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-21 15:52:38
39715文字
会話率:28%
鏑木鷹正《かぶらぎたかまさ》は高校1年生。
中学校時代の出来事がトラウマとなり、簡単に他人に心を開く事が無くなった。
そんな鷹正を自分の弟の様に想っている女性、鏑木秋帆《かぶらぎあきほ》。
彼女の父と鷹正の父は実の兄弟である。
つまり、秋
帆と鷹正は従姉弟であり、幼馴染な関係であった。
秋帆の父親は『神鏑流 居合術』《こうちゃくりゅういあいじゅつ》道場の主であり、神嫡流の13代目である。
秋帆と鷹正は幼き頃より『神鏑流 居合術』12代目の祖父より薫陶を受け、修行に勤しんでいた。
素直で明るかった昔の鷹正を知る秋帆は、鷹正に楽しい学校生活を送って貰いたくて日々考えていた。
自分の鷹正に対する恋心に悩まされながらも・・・。
鷹正は自分への評価が極端に低い。
しかし、ひょんな事からそんな彼の周りには鷹正を慕う乙女たちが集まるようになっていく。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-11 00:22:13
133000文字
会話率:53%
廃刀令が公布される事なく21世紀を迎えた日本において、士族階級の人々は帯刀するか否かを任意で選択する事が出来た。
若年層を中心に無刀で過ごす士族が増えれば、その反動として保守層が帯刀振興を主張するのもまた必然。
堺県岸和田市の五風高校で六月
に開催された校内演武会も、そうした保守派士族による帯刀振興運動の一環と言えた。
五風高校の新入生である先山千光もまた、旧岸和田藩士の末裔として校内演武会への参加を要請される。
校庭に設けられた特設会場に立った千光は、愛刀を用いた居合術を通じて武士の誇りを再認識するのだった…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-19 09:03:06
3260文字
会話率:21%
拙者の名は、二代目紫電一刀斎と申す。師匠に教えてもらった居合術を使って、ぬくぬくな人生を手に入れるでござる!
ひだまり童話館『ぬくぬくなお話』は、刀を抜く抜くお侍のお話。ぶっちゃけ時代劇コメディです。気軽に読めるでござる。
最終更新:2022-11-23 07:00:00
4407文字
会話率:59%
少年は何を目指す?
―――ちょっくら世界を変える。
少年は何になる?
―――決まってる。英雄………いや、化け物だ。
なってどうする?
―――この腐った世界の理をぶった斬る!
カクヨム様でも投稿中〜
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https://kakuyomu.jp/works/1177354054889365539折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-08-11 22:00:00
17851文字
会話率:52%
先天性緑内障(せんてんせいりょくないしょう)で、産まれた時から目が見えない神白 詩音(かみしろ しのん)という少年(男の娘)が、親友であり幼馴染である柳 竜(やなぎ りゅう)と共に異世界に召喚される。
目が見えないというハンデを負いながら、
現世で幼い頃から鍛えてきた居合術と心眼で異世界を旅する、予定(笑)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-10-15 05:02:13
12348文字
会話率:36%
彼は運命に翻弄されながらも、決して屈することはなかった。
わずかな先すら見えぬ暗闇のような未来への道を、確かな足取りで歩み続けた――。
高校生片山竜也は、真伝流居合術を極め、他の武術にも秀でた若者だったが、その実力を発揮する機会がど
こにもなく、他の高校生たちと変わらぬ日常を過ごしていた。
ある日、事故に遭いかけた子どもを助けようとするが、自らが身代わりとなって事故に遭ってしまう。しかし、車両と衝突する寸前、謎の力で竜也は異世界へと召喚され、そこには血だらけとなった瀕死の竜がいた。
瀕死の竜――ヴァルタスという名の紅い竜は魔王への復讐のため、大いなる力を竜也に託して消滅する。
その後竜也は、辿り着いた村でセリナ・ラングという娘と出会い結ばれるのだが、住む村を魔王軍に襲われて村は滅ぼされた上に、セリナとも離れ離れとなってしまう。
滅ぼされた村の復讐のため、竜也はリュウヤ・ラングと妻の姓に改める。そして、竜の力と真伝流の剣術を己の武器に、悲しい思いを乗り越え出会いと別れを繰り返しながら、魔王を討つための旅にでるのであった。
“竜に喚ばれた男”の半生。
※ 最終回以降に書いたものは番外編にして投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-12-31 11:26:57
1189667文字
会話率:44%
剣術居合術を主とする京都円明学園剣道部員と、
剣道一筋に生きてきた大阪北河内高校剣道部佐々木とのライバル対決は
幕末の時代へタムスリップしても続く。
平成の若者達が、動乱の中で知った純粋な心と死。
維新志士達の生き様を通し、それぞれの道を
歩み出す。
この小説は平成22年に第一部まで書いておりましたが、
平成23年3月11日に東北地方太平洋沖地震が有り、
小説の内容も大地震に関係する事柄が有ったため
執筆を止めておりました。
気持ちも少し落ち着きましたので、執筆再開を兼ねてこちらに
投稿して行こうと思います。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-12-24 15:08:35
43628文字
会話率:30%